1989/08 - 1989/08
27位(同エリア46件中)
ソフィさん
ニューオルリーンズ空港から約100キロにある、ナッタウェー農園が、アメリカ初夜の宿である。
この辺り、19世紀前半から南北戦争(1861−1865)にかけて、開発された農園が多い。
この農園は1830年ごろ、東部の鉄鋼資本化の息子がやって来て、開いた。
南北戦争では、戦場の真っ只中だったようだ。
その時の流れ弾が、額に入れて飾ってある。
50メートル四方ほどの広い中庭を囲んで、母屋、倉庫、作業場、家畜小屋などの建物が建っている。
中庭は緑が濃く、湿って重い空気や、木々の香りから、ふとザイールを思い出す。
母屋は木造だが、ヨーロッパの田舎にある領主の館「シャトー」の感じで、南部の古き良き時代を思い起こすような、コロニアル風の豪華な構えだ。
客室、食堂、居間の調度類も、全て素晴らしい。
ピアノが置かれている部屋に「ここの娘は音楽習得のために、パリに留学した」と書かれている。
この当時、アメリカのヨーロッパへの傾倒は、非常に強かったようだ。
この本館に泊まれば、チェックアウトは朝9時と早い。
農園めぐりのバスツァーがやって来るので、その客たちに室内を案内しなければならないかららしい。
我々はそれを避けて、離れに部屋をとることにした。
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