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初めまして! ・今日 私は、ヨーロッパ大陸へ初めて自分のバイクで上陸する日である。今日の朝日は すばらしく綺麗だ!まるで私のRIDE OUT(英語では、ツーリングと言わないようだ)を応援してくれているように思えた。今は、朝の7時。なぜこんなに早いかというと、今日は私たちの顧客である、T社へ出張する為に朝早くから眠い目をこすりながら、会社に出社したのだ。 ・今日のメンバーは、TNさん・GWと小生である。<br />7:30に会社を出発する。途中目の前で渋滞に差し掛かっていると、突然『ドカーン!! 』という音が自分たちの車の前で発生した。私は助手席に座っていたので、状況を目の前でみていた。自分たちの道も対向している道も混んでいたが、対向車が左にあるPetrol Stand(ガソリンショップ)に入ろうと止まっていたところに、いきなり後ろから追突されたようだ。ぶつかってきた運転手は 多分よそみをしていたらしく、ぶつかったとき、何が起こったか??と不思議そうな顔をしていた。自分たちの車は、事故にあった車を横目で見ながらT社へ車を走らせた。(すでに野次馬がいっぱいいたので、問題ないと思い車を走らせた)・ReceptionでMr.Aが来るのを待つ。30分待たされ、ようやく現れた。『今日は、ラインの組み立てが遅れていて、もう1時間ほど予定より遅れるけどいい?』と。。じゃあ わざわざ7:30に出発する必要がなかったのに。。(じゃあ、NHKのファイトが見れたじゃあないか!) ようやくラインの準備が出来たとのことで、行ってみるとそこは、T社のENG(2.3L ROCKET用)がずらっと並んで組付けをされていた。『今日は、早く終わるかなぁ?』と一瞬心配になってしまった。実は、以前 T社のテストコースで部品のテスト中に問題が発生し、時間通りに終わらず そのときは、家族旅行を予定していて、フランスに20時に到着する予定であった。しかし、結局着いたのは、翌朝の6時であった。) しかし今回は テスト実施したが、我が部品における問題は発見されず 予定通り戻ることができた。17:00になり会社の定時業務終了。今日は、妻に会社まで迎えに来てもらうようになっている。実は、私の車が3週間前にぶつけられ、明日車がようやく修理が終わり、現在使用している台車と交換しに来る為 台車を会社に預ける為だ。<br /> 自宅に帰り、まず息子 の現地校(セカンダリースクール)説明会があるため、妻・息子と3人で出かける。プレゼンテーション(SATS/GCSE(試験名))の説明を受け、息子のターゲット説明を聞く。ようやく説明会も終わり、自宅まで歩いてかえる。足がすこしずつ軽くなっていく。これは、楽しい為であろうか。今日の夕食は、私の好きなグリーンピースごはんである。夕食を簡単に済ませ、さあ 出発だ!MILTON KEYNESを出発。辺りは、ほのかに夕焼けが残っている程度。7月ならば、10時すぎまでは明るいのに、時間が過ぎるのは早いものである。自宅を19:30に出発する。M1 J14(Motor Way 1 ジャンクション14(インターチェンジのこと)を入り、M25 まで約30分。順調だ。その後100km毎に休憩をするように事前に決めていたので、M25のサービスで休憩。『さあ、ひとふんばり がんばるかぁ! 』サービスを出発して5分もたたないうちに、ダベンポートの橋が見えてきた。日本でいうとレインボーブリッジに良く似ている。ここは、唯一お金を取るとこであるが、バイクは無料のようである。『ラッキー!』・・・通常-車は£1(約200円)<br />M25からM20に入り、一段とスピードが乗ってきた。走り始めは、約60Mile/h(100km/h)でも体が慣れていなかったのに、約75Mile/h(120km/h)が巡航速度になってきた。ちなみに制限速度は、70Mile/h。そうこうしているうちに、宿泊地のある、DOVERの街が見えてきた。この辺りは、MOTOR WAYにも電灯がなく、とても綺麗に星が見える。『あした 天気になりますように!』と星に願いを込め、走り続ける。ようやくホテルに到着。本日走行距離 230km 約2.5時間。1日目の旅が終わる。<br /> 宿について、夜食をほおばる(妻が作ってくれたグリーンピースごはんのおにぎりだ) おやすみ<br />夢の中なのか、シトシトと雨の音がする。『いや これは、紛れもなく雨音だ!』と思いぱっと目が覚めた。 今は、朝5:00。『なんでこんなときばかり 天気予報が当たるんだ! 』と 天気予報を恨むとともに 自分の名前を変えたほうがいいんじゃあないか!と悔やむ。実は、私は、名前の通り昔から晴れ男で通ってきている。ならば晴れではなく 雨か??変な名前だ。 身支度をしすませ、昨夜 妻が作ってくれたおにぎりの残りを食べる。体が窮屈で動きにくいが今日はしょうがないか!《今日は特別で、セーター・皮ベスト・革ジャン・合羽とお団子状態である》 チェックアウトを済ませ 外にでるがやはり雨が降っている。しかし 霧雨で、そんなに問題はない。バイクを走らせ1分でFerry乗り場に着いた。そしてSEA CAT(HOVERSPEED)に乗り込んだ。 Gateでチェックイン(あらかじめWebで予約)をし、カードをもらう。そして乗船。バイクは、1st プライオリティとして、優先乗車が出来る。出口に一番近い場所に置くことが出来るので、出発の際 楽である。(片道£32(約6400円也))<br />・DOVER湾を出発する。辺りは、まだ暗い。現在6:45。空もどんよりと雲が立ち込め、雨が依然降り続いている。船内は、揺れが少しある。この船は、ヨットのカタマランと同じように左右が海との設置面となっていて2つのスクリューにより走る。通常の船より揺れは 少ないが、今日は雨の為 しけており揺れが大きいようだ。Englandと フランスの時差は1hあるので、腕時計の時間をセットする。『えーと、いま7:15だから、8:15にセットすればOKだ!』 さあ、そろそろFranceのCalaisに到着するとのアナウンスが聞こえた。私は、バイクの身支度をし、下に降りる。40kgもあるバックをバイクにセット・合羽を着ていよいよヨーロッパ大陸へ上陸だ!バイクの準備が出来たことを乗務員にGOサインを出す。すると乗務員は、車を止めてくれ優先的に船よりださせてくれた。<br />・さぁ いよいよ上陸だ! ここは Calaisだから、どっちに行けばいいんだ?と サイン(看板)を見ながら、HANDY GPSとにらめっこしながら 旅が始まった。HANDY GPSは、こちらで旅行に行った際、道がわからなくなってしまい、ホテルを探すのに2時間もかかってしまった経験があって、購入したが、それ以降 会社の出張時にも大活躍をしている優れものだ!しかし日本のGPSには敵わない。音声で案内をしてくれるわけでもなく、ましてや、方向も出してくれるわけでもない。単純に今自分がいる場所の案内と目的地がどちらに行けばいいのかがわかるものである。<br />・なんとか、Brugge(ベルギー)行きルートに行き着くことが出来た。ルート A16/E40を東に進む。途中Petrol(ガソリン)メーターがレッドゾーンに入りかけたので、サービスに立ち寄る。その時、『ぱらっ』とめがねが外れた。レンズと本体を止めているネジが外れてしまったのだ。『あっ!』と思ってもネジは 見当たらない。後戻りも出来ない。出発して間もないのに大きな問題にぶち当たってしまった。しかし、私のメガネは、乱視用メガネなので、暗くならなければ、なんとか大丈夫と 自分に言い聞かせ、旅を続ける。<br />・しかし 第二の悲劇が この後 1時間後に起こる。  ベルギーのアントワープに入って、Harley Davidson Shopを探していた。途中場所を確認する為、バイクを止める。そのまま後ろのバックに入っている地図を取ろうとした瞬間、バイクが左側へ少し傾いた。『あっ!やばい!』と思ったがバイクの重量300kgとバックの重量40kgを支えることは出来なかった。あえなく、『ガッチャーン』とたちごけをしてしまった。しょうがないので、バックをバイクから外し、バイクを起こしていると、一人の青年が来て、『大丈夫か?』と声をかけてくれた。もっとも英語ではなく、オランダ語であったが。。そのときはすでにバイクはおきていたので、『ダンク!』とお礼を述べて帰ってもらった。『あ〜あ。。。』<br />・結局アントワープのHD(ハーレー)SHOPは、見つからず、アントワープ市内をバイクで走るものの、クラッチの調子が悪く、ぐるりと見ただけで、この街を後にして、次のBredaに向かう。<br /> Bredaは、オランダなので、辺りの景色は、水路が増えてくる。Bredaでは、アントワープと異なり、GPSと地図のおかげで、HD SHOPを見つけることが出来た。Shopに入って行き、『オリジナルのTシャツが欲しいんだけど』と告げると、『ここにあるよ! 』と案内をしてくれた。おまけに 暖かい紅茶もご馳走になって。心があったまった。(Tシャツは、HOG特価で買えました) <br /> HD SHOPを後にして、さあ いよいよドイツに向かう。ドイツでは、K社駐在のAIさんと逢う予定だ。<br />・ドイツに向かう途中、お昼を食べ損ねた(クラッチレバートラブルで)ので、サービスでLUNCHをほおばる。これは、豚肉のハムらしい。燻製にしてあって 実においしかった。結構サービスは おいしいものもある。<br />  ここで第3のトラブルが発生する。<br />食事をする際に セルフサービスの為、トレイに入れていると、回りの視線がある。『なぜだ??』と思いながら 自分の衣服等を確認するが 何もおかしくない。『うーん』 とりあえず トレイをテーブルに置き、いすに腰掛けると何かスースーしている。<br /> ズボンのチャックを見ると なんとファスナーが壊れ、開放状態になっていた『まずい!』と思うが もう手遅れだ。<br />・もう壊れたチャックは 直らないので、かっぱのズボンで隠すことにした。これで大丈夫。!! 気を取り直して、出発する。ここまでで今日の走行距離は 350km。あと約150kmもある。今までにこんなに走ったことはないな〜と思いながらバイクを走らせる。しかし、クラッチが重い!クラッチ操作をなるべく減らして対応をするが、なかなかうまくいかない『誰だ!こんなに重いクラッチに設定したのは!誰だ!こんな重いクラッチを製造しているのは!』と FさんとTさんの顔を思い浮かべながら、『しょうがないか!』と開く直る。ようやくホテルに着いた。走行距離は、昨日の分とあわせて750km。よく走ったもんだ!<br />・ホテルは とっても感じのいいところだ。しかし 英語が一切通じない。そう ここは ドイツ。しかし負けずと英語とジェスチャーで何とか対応するが、時間の確認になると、不安で、一人英語を話せる女性がきたので、Dinnerの予約を行う。AIさんは、日本の出張者の対応を終え、デュッセルドルフから電車とタクシーを使って わざわざ来てくれている。というより 私が連絡をしたばかりに 断りきれないAIさんを無理やりホテルまで来てもらってしまった。デュッセルドルフからホテルまでは、約1時間。距離にして、約80kmであろうか。 AIさんがホテルに到着したので、レストランに向かう。ここでは、豚肉がおいしいとのことで、本日のスープと豚のローストをいただく。美味美味!ビールの本場なのでビールも最高!<br />・今日は 朝から雨。それも寒い。昨日500km走破したが、もう今日はそんな元気もない。予定では、540km走行予定だが クラッチの問題もあり、予定変更にする。当初予定のDusseldorf⇒Bonn⇒Luxembourgを止め、<br />HOTEL(Kalkar)⇒Eindhoven(オランダ)⇒Bruxellesに向かうことにした。<br /> しかし今日の朝食はおいしかった!ホテルが農場も経営しているので、卵・牛乳・ハム すべて自家製。 食べると、ズボンもぱんぱんになってくるが、昨日のファスナー事件は、昨夜 徹夜で直した為、今日は問題なーし!<br />・朝 雨が降っていたが、アントワープに向かい始めたころには 少しずつ空が明るくなってきた。どんよりとした雲をめがけ、『晴れろー!!』とバイクを走らせながら怒鳴るが、マフラーの音にかき消され、回りには 何も聞こえない。しかし、その声が空まで届いたのか、晴れてきた。後ろを見ると真っ黒な雲が立ち込めているが、進行方向は打って変わって、晴天である。 <br />・途中 LUNCH TIMEとなったので、サービスでLUNCHをとることにした。<br /> ワッフル・ハンバーグ・クロケットを買って、イギリスから持参したボルビックの水をたらし込む。暖かな日差しを浴びながら、木陰の休憩所でひとやすみ。。。<br /> いよいよアントワープを抜け、ブルッセルに入った。リングロードを走りながら、Handy GPSを確認する。『あっ HOTELはもうすぐだ!』とりあえず場所確認の為、バイクを止める。でも二度と同じ失敗はしない。ちゃんとスタンドを立ててから 地図を出して確認した。でもどう確認をしても現在止まっている場所がHOTELの場所なんだ。<br /> ・でも目の前を見ると HOTEL/RESTRANTとは書いてあるが、名前が書いてない。『まてよ?』バイクを置いたまま ホテルに近づくと 書いてあった。ここが今日の泊まるホテルだった。<br /> このホテルは、駐車場が地下にあり、シャッターで仕切られているので 盗難の恐れがなく とっても安心できた。まずチェックインをすませ、まだ時間が4pmすぎで早いので、一眠りすることにした。<br /> 『ピピピピー!』 いきなり携帯電話の目覚ましが鳴り出した。 あーよく寝た。今は6時半。『さあ、おいしいベルギー料理を食べにいこぅ! 』 ちょうどこのホテルには 無料送迎バスがあり、ブリュッセルの街に向かった。<br />・今日の夕食の計画は、ベルギー料理。JALガイドブックに載っていた、『LEON』と言う店に入る。『さあ、何を食べようかな。。。やっばり、生牡蠣と。。ムール貝は 必須だよね!それから、ロブスターのスープ。』 これがおいしかった!ビールもよくあうんだよね〜。<br /> さあ、腹ごなしに寿司でも食べにいこー!と出かけ、『日本料理 侍』に向かった。入り口から中に入ると、満席のようであるが、カウンターが空いていたので聞いてみる『予約してないんですが、入れますか?』しかし『お客さん 今日は あいにくいっぱいで カウンターもダメなんですよ!』と あっさりとした回答。 しょうがないので、小腹にもうすこし入れたくて、思わず ワッフルをほおばった。 これもまた おいしい!!<br />・ガイドブックを読んでいたら、小便小僧ではなく、小便少女と書いてある。『なんだ これは??』と思いながら 探していたら なんと、あった!<br /> 小便小僧は、依然家族旅行で行ったときに見たが、これは 初めてである。<br />ここは、鉄格子に囲まれていてなんとか写真をとったが、こんな写真になってしまった。<br /> 私は、決して変態では ありません!!<br />・ようやく自宅に着いた。いまは、5時半。 総走行距離 1480km。平均燃費 20km/l<br /> いまは ただゆっくり 風呂に入り ねたいとこだ。<br />しかし、今日は 自宅のボイラーが故障していて風呂に入れない!!これが 今回の結末か、、、<br /> しかし、こんな経験は二度と出来ないと思う。自分にもお疲れ様といいたい。しかし なんでこんなきつい計画をたてたんだ!<br /> 今回のRideOut で自分の体力がもつか 心配であったが、なんとか もったことと、みんな心配をしてくれたこと 本当に感謝しています。<br /> いつも支えていてくれてありがとう!<br /><br /><br /><br /><br /><br />

ハーレーバイク ソロツーリング (ドイツ)

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2005/09/29 - 2005/10/02

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HARU4060

HARU4060さん

初めまして! ・今日 私は、ヨーロッパ大陸へ初めて自分のバイクで上陸する日である。今日の朝日は すばらしく綺麗だ!まるで私のRIDE OUT(英語では、ツーリングと言わないようだ)を応援してくれているように思えた。今は、朝の7時。なぜこんなに早いかというと、今日は私たちの顧客である、T社へ出張する為に朝早くから眠い目をこすりながら、会社に出社したのだ。 ・今日のメンバーは、TNさん・GWと小生である。
7:30に会社を出発する。途中目の前で渋滞に差し掛かっていると、突然『ドカーン!! 』という音が自分たちの車の前で発生した。私は助手席に座っていたので、状況を目の前でみていた。自分たちの道も対向している道も混んでいたが、対向車が左にあるPetrol Stand(ガソリンショップ)に入ろうと止まっていたところに、いきなり後ろから追突されたようだ。ぶつかってきた運転手は 多分よそみをしていたらしく、ぶつかったとき、何が起こったか??と不思議そうな顔をしていた。自分たちの車は、事故にあった車を横目で見ながらT社へ車を走らせた。(すでに野次馬がいっぱいいたので、問題ないと思い車を走らせた)・ReceptionでMr.Aが来るのを待つ。30分待たされ、ようやく現れた。『今日は、ラインの組み立てが遅れていて、もう1時間ほど予定より遅れるけどいい?』と。。じゃあ わざわざ7:30に出発する必要がなかったのに。。(じゃあ、NHKのファイトが見れたじゃあないか!) ようやくラインの準備が出来たとのことで、行ってみるとそこは、T社のENG(2.3L ROCKET用)がずらっと並んで組付けをされていた。『今日は、早く終わるかなぁ?』と一瞬心配になってしまった。実は、以前 T社のテストコースで部品のテスト中に問題が発生し、時間通りに終わらず そのときは、家族旅行を予定していて、フランスに20時に到着する予定であった。しかし、結局着いたのは、翌朝の6時であった。) しかし今回は テスト実施したが、我が部品における問題は発見されず 予定通り戻ることができた。17:00になり会社の定時業務終了。今日は、妻に会社まで迎えに来てもらうようになっている。実は、私の車が3週間前にぶつけられ、明日車がようやく修理が終わり、現在使用している台車と交換しに来る為 台車を会社に預ける為だ。
 自宅に帰り、まず息子 の現地校(セカンダリースクール)説明会があるため、妻・息子と3人で出かける。プレゼンテーション(SATS/GCSE(試験名))の説明を受け、息子のターゲット説明を聞く。ようやく説明会も終わり、自宅まで歩いてかえる。足がすこしずつ軽くなっていく。これは、楽しい為であろうか。今日の夕食は、私の好きなグリーンピースごはんである。夕食を簡単に済ませ、さあ 出発だ!MILTON KEYNESを出発。辺りは、ほのかに夕焼けが残っている程度。7月ならば、10時すぎまでは明るいのに、時間が過ぎるのは早いものである。自宅を19:30に出発する。M1 J14(Motor Way 1 ジャンクション14(インターチェンジのこと)を入り、M25 まで約30分。順調だ。その後100km毎に休憩をするように事前に決めていたので、M25のサービスで休憩。『さあ、ひとふんばり がんばるかぁ! 』サービスを出発して5分もたたないうちに、ダベンポートの橋が見えてきた。日本でいうとレインボーブリッジに良く似ている。ここは、唯一お金を取るとこであるが、バイクは無料のようである。『ラッキー!』・・・通常-車は£1(約200円)
M25からM20に入り、一段とスピードが乗ってきた。走り始めは、約60Mile/h(100km/h)でも体が慣れていなかったのに、約75Mile/h(120km/h)が巡航速度になってきた。ちなみに制限速度は、70Mile/h。そうこうしているうちに、宿泊地のある、DOVERの街が見えてきた。この辺りは、MOTOR WAYにも電灯がなく、とても綺麗に星が見える。『あした 天気になりますように!』と星に願いを込め、走り続ける。ようやくホテルに到着。本日走行距離 230km 約2.5時間。1日目の旅が終わる。
 宿について、夜食をほおばる(妻が作ってくれたグリーンピースごはんのおにぎりだ) おやすみ
夢の中なのか、シトシトと雨の音がする。『いや これは、紛れもなく雨音だ!』と思いぱっと目が覚めた。 今は、朝5:00。『なんでこんなときばかり 天気予報が当たるんだ! 』と 天気予報を恨むとともに 自分の名前を変えたほうがいいんじゃあないか!と悔やむ。実は、私は、名前の通り昔から晴れ男で通ってきている。ならば晴れではなく 雨か??変な名前だ。 身支度をしすませ、昨夜 妻が作ってくれたおにぎりの残りを食べる。体が窮屈で動きにくいが今日はしょうがないか!《今日は特別で、セーター・皮ベスト・革ジャン・合羽とお団子状態である》 チェックアウトを済ませ 外にでるがやはり雨が降っている。しかし 霧雨で、そんなに問題はない。バイクを走らせ1分でFerry乗り場に着いた。そしてSEA CAT(HOVERSPEED)に乗り込んだ。 Gateでチェックイン(あらかじめWebで予約)をし、カードをもらう。そして乗船。バイクは、1st プライオリティとして、優先乗車が出来る。出口に一番近い場所に置くことが出来るので、出発の際 楽である。(片道£32(約6400円也))
・DOVER湾を出発する。辺りは、まだ暗い。現在6:45。空もどんよりと雲が立ち込め、雨が依然降り続いている。船内は、揺れが少しある。この船は、ヨットのカタマランと同じように左右が海との設置面となっていて2つのスクリューにより走る。通常の船より揺れは 少ないが、今日は雨の為 しけており揺れが大きいようだ。Englandと フランスの時差は1hあるので、腕時計の時間をセットする。『えーと、いま7:15だから、8:15にセットすればOKだ!』 さあ、そろそろFranceのCalaisに到着するとのアナウンスが聞こえた。私は、バイクの身支度をし、下に降りる。40kgもあるバックをバイクにセット・合羽を着ていよいよヨーロッパ大陸へ上陸だ!バイクの準備が出来たことを乗務員にGOサインを出す。すると乗務員は、車を止めてくれ優先的に船よりださせてくれた。
・さぁ いよいよ上陸だ! ここは Calaisだから、どっちに行けばいいんだ?と サイン(看板)を見ながら、HANDY GPSとにらめっこしながら 旅が始まった。HANDY GPSは、こちらで旅行に行った際、道がわからなくなってしまい、ホテルを探すのに2時間もかかってしまった経験があって、購入したが、それ以降 会社の出張時にも大活躍をしている優れものだ!しかし日本のGPSには敵わない。音声で案内をしてくれるわけでもなく、ましてや、方向も出してくれるわけでもない。単純に今自分がいる場所の案内と目的地がどちらに行けばいいのかがわかるものである。
・なんとか、Brugge(ベルギー)行きルートに行き着くことが出来た。ルート A16/E40を東に進む。途中Petrol(ガソリン)メーターがレッドゾーンに入りかけたので、サービスに立ち寄る。その時、『ぱらっ』とめがねが外れた。レンズと本体を止めているネジが外れてしまったのだ。『あっ!』と思ってもネジは 見当たらない。後戻りも出来ない。出発して間もないのに大きな問題にぶち当たってしまった。しかし、私のメガネは、乱視用メガネなので、暗くならなければ、なんとか大丈夫と 自分に言い聞かせ、旅を続ける。
・しかし 第二の悲劇が この後 1時間後に起こる。  ベルギーのアントワープに入って、Harley Davidson Shopを探していた。途中場所を確認する為、バイクを止める。そのまま後ろのバックに入っている地図を取ろうとした瞬間、バイクが左側へ少し傾いた。『あっ!やばい!』と思ったがバイクの重量300kgとバックの重量40kgを支えることは出来なかった。あえなく、『ガッチャーン』とたちごけをしてしまった。しょうがないので、バックをバイクから外し、バイクを起こしていると、一人の青年が来て、『大丈夫か?』と声をかけてくれた。もっとも英語ではなく、オランダ語であったが。。そのときはすでにバイクはおきていたので、『ダンク!』とお礼を述べて帰ってもらった。『あ〜あ。。。』
・結局アントワープのHD(ハーレー)SHOPは、見つからず、アントワープ市内をバイクで走るものの、クラッチの調子が悪く、ぐるりと見ただけで、この街を後にして、次のBredaに向かう。
 Bredaは、オランダなので、辺りの景色は、水路が増えてくる。Bredaでは、アントワープと異なり、GPSと地図のおかげで、HD SHOPを見つけることが出来た。Shopに入って行き、『オリジナルのTシャツが欲しいんだけど』と告げると、『ここにあるよ! 』と案内をしてくれた。おまけに 暖かい紅茶もご馳走になって。心があったまった。(Tシャツは、HOG特価で買えました) 
 HD SHOPを後にして、さあ いよいよドイツに向かう。ドイツでは、K社駐在のAIさんと逢う予定だ。
・ドイツに向かう途中、お昼を食べ損ねた(クラッチレバートラブルで)ので、サービスでLUNCHをほおばる。これは、豚肉のハムらしい。燻製にしてあって 実においしかった。結構サービスは おいしいものもある。
  ここで第3のトラブルが発生する。
食事をする際に セルフサービスの為、トレイに入れていると、回りの視線がある。『なぜだ??』と思いながら 自分の衣服等を確認するが 何もおかしくない。『うーん』 とりあえず トレイをテーブルに置き、いすに腰掛けると何かスースーしている。
 ズボンのチャックを見ると なんとファスナーが壊れ、開放状態になっていた『まずい!』と思うが もう手遅れだ。
・もう壊れたチャックは 直らないので、かっぱのズボンで隠すことにした。これで大丈夫。!! 気を取り直して、出発する。ここまでで今日の走行距離は 350km。あと約150kmもある。今までにこんなに走ったことはないな〜と思いながらバイクを走らせる。しかし、クラッチが重い!クラッチ操作をなるべく減らして対応をするが、なかなかうまくいかない『誰だ!こんなに重いクラッチに設定したのは!誰だ!こんな重いクラッチを製造しているのは!』と FさんとTさんの顔を思い浮かべながら、『しょうがないか!』と開く直る。ようやくホテルに着いた。走行距離は、昨日の分とあわせて750km。よく走ったもんだ!
・ホテルは とっても感じのいいところだ。しかし 英語が一切通じない。そう ここは ドイツ。しかし負けずと英語とジェスチャーで何とか対応するが、時間の確認になると、不安で、一人英語を話せる女性がきたので、Dinnerの予約を行う。AIさんは、日本の出張者の対応を終え、デュッセルドルフから電車とタクシーを使って わざわざ来てくれている。というより 私が連絡をしたばかりに 断りきれないAIさんを無理やりホテルまで来てもらってしまった。デュッセルドルフからホテルまでは、約1時間。距離にして、約80kmであろうか。 AIさんがホテルに到着したので、レストランに向かう。ここでは、豚肉がおいしいとのことで、本日のスープと豚のローストをいただく。美味美味!ビールの本場なのでビールも最高!
・今日は 朝から雨。それも寒い。昨日500km走破したが、もう今日はそんな元気もない。予定では、540km走行予定だが クラッチの問題もあり、予定変更にする。当初予定のDusseldorf⇒Bonn⇒Luxembourgを止め、
HOTEL(Kalkar)⇒Eindhoven(オランダ)⇒Bruxellesに向かうことにした。
 しかし今日の朝食はおいしかった!ホテルが農場も経営しているので、卵・牛乳・ハム すべて自家製。 食べると、ズボンもぱんぱんになってくるが、昨日のファスナー事件は、昨夜 徹夜で直した為、今日は問題なーし!
・朝 雨が降っていたが、アントワープに向かい始めたころには 少しずつ空が明るくなってきた。どんよりとした雲をめがけ、『晴れろー!!』とバイクを走らせながら怒鳴るが、マフラーの音にかき消され、回りには 何も聞こえない。しかし、その声が空まで届いたのか、晴れてきた。後ろを見ると真っ黒な雲が立ち込めているが、進行方向は打って変わって、晴天である。 
・途中 LUNCH TIMEとなったので、サービスでLUNCHをとることにした。
 ワッフル・ハンバーグ・クロケットを買って、イギリスから持参したボルビックの水をたらし込む。暖かな日差しを浴びながら、木陰の休憩所でひとやすみ。。。
 いよいよアントワープを抜け、ブルッセルに入った。リングロードを走りながら、Handy GPSを確認する。『あっ HOTELはもうすぐだ!』とりあえず場所確認の為、バイクを止める。でも二度と同じ失敗はしない。ちゃんとスタンドを立ててから 地図を出して確認した。でもどう確認をしても現在止まっている場所がHOTELの場所なんだ。
 ・でも目の前を見ると HOTEL/RESTRANTとは書いてあるが、名前が書いてない。『まてよ?』バイクを置いたまま ホテルに近づくと 書いてあった。ここが今日の泊まるホテルだった。
 このホテルは、駐車場が地下にあり、シャッターで仕切られているので 盗難の恐れがなく とっても安心できた。まずチェックインをすませ、まだ時間が4pmすぎで早いので、一眠りすることにした。
 『ピピピピー!』 いきなり携帯電話の目覚ましが鳴り出した。 あーよく寝た。今は6時半。『さあ、おいしいベルギー料理を食べにいこぅ! 』 ちょうどこのホテルには 無料送迎バスがあり、ブリュッセルの街に向かった。
・今日の夕食の計画は、ベルギー料理。JALガイドブックに載っていた、『LEON』と言う店に入る。『さあ、何を食べようかな。。。やっばり、生牡蠣と。。ムール貝は 必須だよね!それから、ロブスターのスープ。』 これがおいしかった!ビールもよくあうんだよね〜。
 さあ、腹ごなしに寿司でも食べにいこー!と出かけ、『日本料理 侍』に向かった。入り口から中に入ると、満席のようであるが、カウンターが空いていたので聞いてみる『予約してないんですが、入れますか?』しかし『お客さん 今日は あいにくいっぱいで カウンターもダメなんですよ!』と あっさりとした回答。 しょうがないので、小腹にもうすこし入れたくて、思わず ワッフルをほおばった。 これもまた おいしい!!
・ガイドブックを読んでいたら、小便小僧ではなく、小便少女と書いてある。『なんだ これは??』と思いながら 探していたら なんと、あった!
 小便小僧は、依然家族旅行で行ったときに見たが、これは 初めてである。
ここは、鉄格子に囲まれていてなんとか写真をとったが、こんな写真になってしまった。
 私は、決して変態では ありません!!
・ようやく自宅に着いた。いまは、5時半。 総走行距離 1480km。平均燃費 20km/l
 いまは ただゆっくり 風呂に入り ねたいとこだ。
しかし、今日は 自宅のボイラーが故障していて風呂に入れない!!これが 今回の結末か、、、
 しかし、こんな経験は二度と出来ないと思う。自分にもお疲れ様といいたい。しかし なんでこんなきつい計画をたてたんだ!
 今回のRideOut で自分の体力がもつか 心配であったが、なんとか もったことと、みんな心配をしてくれたこと 本当に感謝しています。
 いつも支えていてくれてありがとう!





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  • ツーリング出発当日の朝日 ・・・うーん希望に満ちた朝日だ!

    ツーリング出発当日の朝日 ・・・うーん希望に満ちた朝日だ!

  • フェリーの船内写真

    フェリーの船内写真

  • ハーレーショップのおねえさん

    ハーレーショップのおねえさん

  • アントワープの街とハーレー

    アントワープの街とハーレー

  • ハーレーショップ

    ハーレーショップ

  • 我がバイク

    我がバイク

  • クラッチレバー破損

    クラッチレバー破損

  • HOTEL Landhaus Beckmann e.K +44-2824-2086 とてもすごしやすいホテル。ドイツ語しかほとんど通じないが、レストランもOK、一泊 EURO 56 / 1 Room。

    HOTEL Landhaus Beckmann e.K +44-2824-2086 とてもすごしやすいホテル。ドイツ語しかほとんど通じないが、レストランもOK、一泊 EURO 56 / 1 Room。

  • メガネ破損

    メガネ破損

  • 僕の好きな写真のひとつ

    僕の好きな写真のひとつ

  • この写真も好きな写真(オランダにて)

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  • これがうわさの小便少女

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  • 生牡蠣とロブスタースープ。 おいしかった!!

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  • ちょっとかわったムール貝のワイン蒸し

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  • ブルッセルとハーレーと私

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  • ドーバーの白い壁・ようやく帰ってきたぞー!

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  • 番外編 ズボンのファスナーとの戦い

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