2005/08/28 - 2005/08/28
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tuviajeroさん
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2005年8月28日(日曜日)第3日目
朝、ミューレイ・ポイントで御来光を迎える(朝日は背後から出ますが光線は順光になるので風景は綺麗)と言う贅沢な経験をしました。無人の断崖絶壁を目前に、ハム・アンド・エッグと言う優雅な朝食をしたためた後、一箇所にナチュラル・ブリッジが集中する、その名もナチュラル・ブリッジ国定公園を訪れました。本来は歩くと良いのですが、時間の都合で車で廻って見学しました。その後、レイク・パウウェルと反対方向のブランディング(ルート上の絶景はアァ・・・)・モンティセロを通り、今年はキャニオンランズ国立公園の南部セクション・ニードルズはスキップしてグランド・サークル屈指の人気公園、アーチーズ国立公園に向かいました。丁度昼だったのですが、近隣一帯のバケーションのハブであり、アーチーズ、キャニオンランズ両国立公園の門前町モーアブでの昼食は諦めて、アーチーズへ直行しました。この人気公園でキャンプ・サイトを確保するには何かを犠牲にしなければなりません。そのおかげで、ものの見事に確保できましたが、直後に全部埋まりました。正しい判断でした。直ぐにハムサンドを作って簡単な食事を済ませてデビルズガーデンのハイキングに出かけました。
因みに、今年はデリケート・アーチへのハイクはしませんでしたので、この表紙の写真は去年(2004年夏休み)撮影したものです。
グランドサークル旅行の現地情報サイトも開いています。
http://home.att.ne.jp/grape/george
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ミューレイ・ポイントの夜明け前です。昼の灼熱の原野を感じさせない優しい風景です。多分、矢張り、直ぐ下をサン・ホアン川が流れているのである程度の水蒸気を提供してくれるからではないでしょうか。
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御来光直前です。朝の明るい光の中で見るとグース・ネックのうねりが一層のインパクトを与えてくれます。
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ついに御来光の瞬間です。全てが燃え立つような色に染まり、一番美しい瞬間です。この地方は太陽光線が強すぎるので、昼間は全てが平板に見え、眠い様な風景になります。従って一番美しい時間帯は風景に陰影を与える光線に恵まれた朝一番の光と夕方最後の光のある時間帯です。
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御来光の輝くような光景と昼間の光が行き届きすぎた平板な光景の丁度中間の優しい、たおやかな、日本人には身近に感じられる光景ですが、その間数分と言うかこの瞬間はほんの一瞬です。
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朝の最後の爽やかな瞬間です。この後は大西部の呵責の無い、昼間の大自然の支配下になります。
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世界を独り占めにした感のある、無人の、絶景のミューレイ・ポイントを後にして向かったのが、直ぐ近くにあるナチュラル・プリッジ国定公園です。この公園には4箇所の見栄えの良いナチュラル・ブリッジがあります。夫々にハイキング・コースもあるのですが、今回は時間の関係上ドライブ・コース沿いのオーバー・ルックから眺めて済ませました。ここから、東へ向かい、息を呑むような景観の中をブランディングへ向かい、ハイウェイ191に合流してから北上し、近隣最大の町であり、バケーションのハブであるモーアブへ到着しました。
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モーアブは丁度昼でしたが、グランド・サークル屈指の人気公園であるアーチーズのキャンプ・サイトを確保するために町は素通りしました。甲斐あってギリギリ・セーフでサイトを確保できました。シーズンも終わり近く、日曜日と云うことも幸いしたのでしょう。
この公園の「売り」は風化した奇岩が形作る数多くのオブジェで、その殆どはこんな感じのドライブ・ウェイ沿いに見ることが出来ます。 -
この写真はスリー・ゴーシップス(3人の噂話)と言いますが、この他にもゴジラの蝋燭とその上の炎の様なバランスド・ロック、岩の屏風(フィン)の間を行く超短ハイキング・コースのパーク・アベニュー等も車で乗り着けられます。しかし、ユタ州の象徴となっているデリケート・アーチや、もう一つの公園の目玉である、コース沿いにアーチが点在するデビルズ・ガーデンの両者はそれなりのハイキングを要求します。
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キャンプ場はデビルズ・ガーデンのトレイル・ヘッドに隣接しています。逆に公園ゲートまで18マイル(約30キロ)もあるので、昼はハムサンドを作って軽く済ませて、早速デビルズ・ガーデン・ハイクへ出かけました。立ち並ぶ巨大なフィンの間をすり抜ける所から始まるなかなか劇的なコースです。このコース始まりにあるフィンにも小さな窓が開いています。気を付けていないと見落とします。この様な小さな穴が段々と風化で広がってゆき、アーチやブリッジになります。
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コース最初の見物であるランドスケープ・アーチです。去年は時間の問題と直ぐにきついコースであるデリケート・アーチ・トレイルを行かねばならなかったので、このアーチだけで引き返しました。デビルズ・ガーデン・トレイルも同様に結構きついので、連続してその両者を歩くのは相当な体力と時間を要求します。と言うことで、今年はデリケート・アーチへのハイクは見合わせました。
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ランドスケープ・アーチの次に控えるのが、この小規模なアーチ、ウォール・アーチです。ここいら辺から段々コースが険しくなってゆきます。因みにこの国立公園の名前、アーチーズとは当然アーチが沢山あることにちなんでいます。それから、この公園も西部劇の舞台によく使われます。インディー・ジョーンズ最後の聖戦(3作目)とかテルマ・アンド・ルイーズ他古くはジョン・フォードのアパッチ砦などもこの周辺で撮影しています。
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これが次のポイントであるパーティション・アーチです。この隣にナバホ・アーチと言うのもあります。
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トレイル終点のダブル・オー・アーチ直前にフィンの群れがあります。この様なフィンの風化が進んで穴が開くとウィンドウになり、その穴がもっと広がるとアーチやブリッジになります。
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近くで見ると迫力があります。多分、この中には人に知られないアーチなどが未だあるのではないでしょうか。コース沿いにもダーク・アーチなど気を付けていないと見逃してしまうアーチもあります。
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ダブル・オー・アーチへのアプローチはこんな風にフィンの上を渡ってゆきます。とても楽しい、貴重な体験になります。
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これがダブル・オー・アーチです。二段重ねのアーチが見えるでしょう?
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デビルズ・ガーデン駐車場(トレイル・ヘッド)直前です。正面のフィンの間をすり抜けると文明社会へ帰り着きます。全コースで10kmぐらいですが、上り下りも結構あるので4時間ぐらい掛かります。水は出発前に駐車場で補給してください。1〜2Lぐらいは欲しいところです。また、帽子と日焼け防止クリームは必ず使ってください。
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