ナイロビの警官

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ケニアのナイロビといえばヨハネスブルクと並び治安の悪いことで知られ、少しの移動でも必ずタクシーを使うように地球のあるき方にも書かれてます。
そしてその治安の悪いことを最近身をもって体験したので書いてみたいと思う。
それは、ニューケニアロッジに泊まってる日本人3人で焼き肉を食べに行った帰りの出来事でした。俺の前を2人並んで歩いてるところをいきなり街角に立ってたポリスが呼び止めたのです。初め前の2人は気がつかずそのまま歩こうとしてたけど、1人がポリスに腕をつかまれこっちこいと街角の方へ呼びたので、俺ともう一人もポリスに近づくことにする。
ポリスはばかでかい機関銃をこれみよがし俺達にみせて「これが見えないか、俺を誰だとおもってるんだ」とのたまいやがった。後はお決まりのボディチェックとパスポートチェック。
はっきり言って、俺は頭に血が上ってしまい、持ってたカメラでポリスの後頭部でもぶたたいてやろうか、ということばかり考えてて他の2人がポリスに審問に答えてるにも上の空、パスポートもポリスに手渡さず手に握ったままだったのがポリスの印象を悪くしたのかポリスは他の2人に「こいつは紳士ではない」とのたまいやがった。他にもポリスがいたがそいつはケニア人らしき男を獲物として捕まえたみたいでしばらくすると姿が見えなくなってた。
ポリスは俺の財布やメモ帳まで観やがってので俺はもしかしたか金抜かれると思い金をポリスの手から奪いかえそうとしたが、他の二人は「びびんなくていいすよ、チェックしてるだけだから」「あまり抵抗しないで、抵抗して留置所にいれらた日本人もいるんですから」
そう、宿の情報ノートにはケニアで警官に抵抗して留置所にほうりこまれた2人の手記が書き込まれてて俺もすでに読んで知ってはいたのだけれども。ちなみには２人は留置所の牢名主に気に入られたり、護身術を身につけていたから自分たちの身を守ることができたけど、到底腕力ではかないそうにないオカマに気に入られてしまい貞操を守のが大変だったなんてことも書かれていた。
とにかく、ポリ公は３人の身体検査を終わるととうとつに「おまえら３人一緒なのか？」と聞いてきた。このとき一番若い男の子が「セパレット」と答えたので、ポリ公は彼に「よし、おまえは帰ってよろしい」指示し、彼は宿に戻ることになる。こうして２人だけになったが、ポリ公は俺のパスポートに問題があると言って俺達２人に「俺に付いてこい」と指示したので仕方なく俺達は奴の言われるままに着いて行くことにする。
何回か角をまがったところで、いきなり手錠をぶらつかせはじめ、相方には「君は彼の友達？今日会っただけ、それじゃ帰ってもいいけど、奴にビッグ プロブレム 彼のビザは期限が切れてると伝えろ」といいはじめやがった。
ビザの期限は当然切れてないのだが、相方は「いちゃもんです、ケニアの警官は本当に腐ってます、留置所ほうり込まれるかもしれないから、金渡して解決しましょう」といったので、彼を巻き添えにするのも悪いと思い俺はポリ公に「何が欲しい？」と聞いたけど、
相方は「露骨な聞き方しないで、握手するふりして渡しましょう」とかいって２人どれだけ渡すかどうか相談してた矢先、ポリ公は突然俺達に「行ってもよろしい」といいはじめたので、のっけの幸いと俺達二人は足早にポリ公から離れ宿に戻ることにした。
かくて何事もなく終わったからよかったようなものの、本当は足が震えるほどやばいと今回は思いましたね。
結論 ナイロビは強盗よりもポリスの方が危険
ＴＨＥ ＥＮＤ