甘粛省 旅行記(ブログ) 一覧に戻る
敦煌からの帰り途中、これまで素通りしてきてとても残念に感じていた所に寄ってきました。<br />画家爺ぃさんのご両親の故郷、甘肅省蘭州市の隣町、皋蘭県羅官村。<br />この町のことは、爺ぃから何度か聞いていましたが、爺ぃ自身も実際に行くのは初めてです。<br />爺ぃのお父さんから少し聞いていた、黄土砂しかない町実際の故郷は、一体どんな所なのでしょうか・・・<br />蘭州でデジカメを無くしたこまは、急遽銀塩で撮影。<br />投稿写真がぼけて見辛い理由は、全てスキャナーから起こした写真だから。どうかご容赦願います。m(_ _)m

乾いた土地と戦う皋蘭県羅官村の人々

4いいね!

2005/09/22 - 2005/09/22

143位(同エリア203件中)

    53

    敦煌からの帰り途中、これまで素通りしてきてとても残念に感じていた所に寄ってきました。
    画家爺ぃさんのご両親の故郷、甘肅省蘭州市の隣町、皋蘭県羅官村。
    この町のことは、爺ぃから何度か聞いていましたが、爺ぃ自身も実際に行くのは初めてです。
    爺ぃのお父さんから少し聞いていた、黄土砂しかない町実際の故郷は、一体どんな所なのでしょうか・・・
    蘭州でデジカメを無くしたこまは、急遽銀塩で撮影。
    投稿写真がぼけて見辛い理由は、全てスキャナーから起こした写真だから。どうかご容赦願います。m(_ _)m

    PR

    • 朝起きたら爺ぃは昨日の熱がぶり返して、今日の羅官村行きが危ぶまれています。<br />ホテルのエレベータホールから見える蘭州の町、この先の山手の向こうに目的地はある。<br />

      朝起きたら爺ぃは昨日の熱がぶり返して、今日の羅官村行きが危ぶまれています。
      ホテルのエレベータホールから見える蘭州の町、この先の山手の向こうに目的地はある。

    • 朝霧にくすんだ山の手。<br />幸い、爺ぃの熱は昼までに下がり、取り敢えず無理を推しての羅官村行きを決行する事に。<br />

      朝霧にくすんだ山の手。
      幸い、爺ぃの熱は昼までに下がり、取り敢えず無理を推しての羅官村行きを決行する事に。

    • タクシーと値段を交渉し、30元と安かったのでみんなで乗車。<br />実際そんなに安くはない事を知っているので、走りながら運転手の反応を見るしかない。<br />その事より先に、町を出て10km足らずでこんな所に到着した事にびっくりした。<br />そして運転手が、「もうすぐ言われた村に着くよ」と言い出す。

      タクシーと値段を交渉し、30元と安かったのでみんなで乗車。
      実際そんなに安くはない事を知っているので、走りながら運転手の反応を見るしかない。
      その事より先に、町を出て10km足らずでこんな所に到着した事にびっくりした。
      そして運転手が、「もうすぐ言われた村に着くよ」と言い出す。

    • 爺ぃ:「こんな所じゃないぞ、第一村じゃ無いし。奥溝の村だ!」<br /><br />司机:「そんな所行った事がない。ましてその感じだったら30元じゃあムリムリ!」<br /><br />爺ぃ:「判っとる。20元追加じゃ!どうする???」<br /><br />追加金で、司机(運転手)は渋々「OK・・・」<br />見えている建物は甘肅省刑務所。

      爺ぃ:「こんな所じゃないぞ、第一村じゃ無いし。奥溝の村だ!」

      司机:「そんな所行った事がない。ましてその感じだったら30元じゃあムリムリ!」

      爺ぃ:「判っとる。20元追加じゃ!どうする???」

      追加金で、司机(運転手)は渋々「OK・・・」
      見えている建物は甘肅省刑務所。

    • 戈壁灘平原にある山肌と同じような山々・・・<br />しかし木々が全くない。。。

      戈壁灘平原にある山肌と同じような山々・・・
      しかし木々が全くない。。。

    • 少し振り返ってみたが、既に町すら見えなくなり、前後が寂しい泥の道。<br />天気が良かったので幸いしたが、雨が降れば車輪がスリップして、車じゃあ全く上がれなくなる。

      少し振り返ってみたが、既に町すら見えなくなり、前後が寂しい泥の道。
      天気が良かったので幸いしたが、雨が降れば車輪がスリップして、車じゃあ全く上がれなくなる。

    • 山道は未舗装道路ばかりで、車のハラが擦ってしまうので、恐る恐るゆっくり進む。<br />

      山道は未舗装道路ばかりで、車のハラが擦ってしまうので、恐る恐るゆっくり進む。

    • すると、固い岩盤の土地で良く見かける、ヤオトン(窯洞)が見えてきた。<br />これは横穴式の住居だ。<br />あの豪華な市内から20kmも来ていないのに・・・ここには横穴生活者が実在するという。

      すると、固い岩盤の土地で良く見かける、ヤオトン(窯洞)が見えてきた。
      これは横穴式の住居だ。
      あの豪華な市内から20kmも来ていないのに・・・ここには横穴生活者が実在するという。

    • すぐ横を通ったので撮してみた。<br />このお宅は現役だそうだ。<br />

      すぐ横を通ったので撮してみた。
      このお宅は現役だそうだ。

    • まだ並んでいた。。。<br />

      まだ並んでいた。。。

    • 隣の山。<br />こちらの窯洞、玄関口に何やら模様が見える。<br />暖簾か衝立のようなものが施されている感じ。

      隣の山。
      こちらの窯洞、玄関口に何やら模様が見える。
      暖簾か衝立のようなものが施されている感じ。

    • そこでとうとう見てしまった。<br />本当に人が住んでいる。<br />顔を洗っている人が見える。<br />この家の前には自転車や何やら家財道具も見える。<br /><br /><br />電気も水道も無いこんな所で、あの人達はどうやって生活しているのだろう・・・<br />現に生活されていると言う事なので、これから向かう村と、何らかの形で協力し合っているのかもしれない。<br />しかし、そこでも水は貴重な筈なので、何かと何かを等価交換しているのか・・・?<br />その考察の答えを見出す以前に、まだ蘭州市からほんの15km程しか来てない所で、この落差は一体何なのだろう・・・<br />この国の政府は、やはり人民の事なんて、「勝手になる様になれば良い」‥と言う程度にしか思ってないんだと痛感した。

      そこでとうとう見てしまった。
      本当に人が住んでいる。
      顔を洗っている人が見える。
      この家の前には自転車や何やら家財道具も見える。


      電気も水道も無いこんな所で、あの人達はどうやって生活しているのだろう・・・
      現に生活されていると言う事なので、これから向かう村と、何らかの形で協力し合っているのかもしれない。
      しかし、そこでも水は貴重な筈なので、何かと何かを等価交換しているのか・・・?
      その考察の答えを見出す以前に、まだ蘭州市からほんの15km程しか来てない所で、この落差は一体何なのだろう・・・
      この国の政府は、やはり人民の事なんて、「勝手になる様になれば良い」‥と言う程度にしか思ってないんだと痛感した。

    • すぐ傍にはこんな溝がある。<br />昔は河だったのだろう。<br />しかし、中国西北地区には、この様な枯れた溝地はごまんとある。 <br />

      すぐ傍にはこんな溝がある。
      昔は河だったのだろう。
      しかし、中国西北地区には、この様な枯れた溝地はごまんとある。

    • 道が良くなった。<br />これならスピードが出せると思った時、、、<br />

      道が良くなった。
      これならスピードが出せると思った時、、、

    • 直に平らに慣らした地面や家などが現れた。<br />運転手曰わく農家と畑で、平地に石が敷き詰めてあるのは、夏は畑の水分蒸発を防ぐ為で、冬場は地熱の保温効果を得る為だそうだ。<br />窯洞も見える。<br />

      直に平らに慣らした地面や家などが現れた。
      運転手曰わく農家と畑で、平地に石が敷き詰めてあるのは、夏は畑の水分蒸発を防ぐ為で、冬場は地熱の保温効果を得る為だそうだ。
      窯洞も見える。

    • 驢馬を引く女性。<br />サトウキビととうもろこしの畑ばかりしか見当たらない。

      驢馬を引く女性。
      サトウキビととうもろこしの畑ばかりしか見当たらない。

    • タクシー車両が。<br />タクシー運転手のお宅らしい。<br />こう言った「職」を持っているお宅は、他の家より立派な感じだ。<br />パラボラアンテナもあった。<br />畑には、ひまわりと林檎などが植わっていた。<br />

      タクシー車両が。
      タクシー運転手のお宅らしい。
      こう言った「職」を持っているお宅は、他の家より立派な感じだ。
      パラボラアンテナもあった。
      畑には、ひまわりと林檎などが植わっていた。

    • 林檎。<br />日本の林檎とはほど遠く、赤ではなくて赤黒い。<br />写真の色が悪いのではなく、実際にこんな色だった。<br />この写真は林檎の色を出す為に、他のいろは犠牲にしている。<br />

      林檎。
      日本の林檎とはほど遠く、赤ではなくて赤黒い。
      写真の色が悪いのではなく、実際にこんな色だった。
      この写真は林檎の色を出す為に、他のいろは犠牲にしている。

    • 窯洞生活部分を住宅化させたお宅。<br />窯洞に家屋を繋げて家にしている。大抵は倉庫に使うようだが、センスのいい人は上手く利用して加工している人も居るようだ。<br />こう言う所は前から見て知っていたが、全てが列車内からのものだった。実際に行って目の当たりにするのは初めて。。。<br />山肌のスジは、これも水分吸収の為の秘策。<br />降雨量が少ない土地では、雨が降った時に山に効率よく雨水を吸わせる為に、手作業でこのスジ入れ作業する必要があるのだ。<br />

      窯洞生活部分を住宅化させたお宅。
      窯洞に家屋を繋げて家にしている。大抵は倉庫に使うようだが、センスのいい人は上手く利用して加工している人も居るようだ。
      こう言う所は前から見て知っていたが、全てが列車内からのものだった。実際に行って目の当たりにするのは初めて。。。
      山肌のスジは、これも水分吸収の為の秘策。
      降雨量が少ない土地では、雨が降った時に山に効率よく雨水を吸わせる為に、手作業でこのスジ入れ作業する必要があるのだ。

    • 夏場の山がもの哀しい。<br />モノの見事に禿げている。水の「み」の字も見当たらない・・・<br />空の青さが虚しく感じる。<br />彼らは憎らしく感じるのだろうか・・・<br />

      夏場の山がもの哀しい。
      モノの見事に禿げている。水の「み」の字も見当たらない・・・
      空の青さが虚しく感じる。
      彼らは憎らしく感じるのだろうか・・・

    1件目~20件目を表示(全53件中)

    この旅行記のタグ

      4いいね!

      利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

      この旅行記へのコメント (6)

      開く

      閉じる

      • enyasuさん 2006/10/12 10:49:26
        爺様の御先祖
        写真や文面からすると本当にものすごいところのようですね。

        爺様にとってお父上から聞いていた故郷の村はその話とどう違っていたのかわかりませんが、いろいろと考えさせられた旅行記でした。

        デジカメでない写真がまたその村の雰囲気を感じさせました。

        こまちゃん

        こまちゃんさんからの返信 2006/10/12 13:54:26
        RE: 爺様の御先祖
        今でも何かと話題に上ります。
        この間は、同じ皋蘭県内で干魃による土地生態に関する問題があったそうです。
        http://news.sina.com.cn/c/p/2006-10-11/021211202491.shtml

        黄土地帯のような、年収が500元に満たない所では、ここのように資源があり、誰かがそれを欲するならば、そっちを優先するという簡単な足し算しでしかありません。砂金採集をしない限り生活が良くはならないと言う事ですから。
        田畑の汚染を懸念し、政府がそれを禁止するならするで、元々その分の生活保証(またはそれに見合った施策を打つ)をして上げれば良いのですが、中国の共産主義って、こう言った部分には民主が適応されるんですよね。
        個人的には、ODAなどを他国から要求する国なのに、オリンピックや万博、リニアや飛行場拡張にうつつを抜かしている場合ではないと思うんです。国はそう言った部分しかアピールしませんから、世界はそう言った中国しか見えて来ませんね。
        格差が今以上広がると、何れ収拾がが付かなくなる事態にもなりかねないのに。

        そう言った、普段は「放置」されている集落で、作物を作るよりも収入が良く、そちらを選んだ事で田畑が壊滅しても、年収500元が1万数千元になるのだったら、農民達にとっては砂金採集の道を選ぶのでしょう。
        彼らの文化水平による考え方の違いなので、それらを指摘しても永久に平行線を辿るだけです。同国の人間ながら、与えられた環境が根本から違って居るんですから。

        ・・・・あ、面白くない内容でスミマセンでした・・・(^^;
        丁度昨日、記事を読んだばかりだったもので。。。

         こま

        enyasu

        enyasuさんからの返信 2006/10/12 15:54:30
        人は誰でも豊かになりたいものです
        記者の言わんとしている事はわかりますが、地元民としては収入がほしいのはもっとものことなので簡単に規制というわけにはいかないですね。

        内陸部の事情の一部がわかりためになりました。

        こまちゃん

        こまちゃんさんからの返信 2006/10/13 13:41:40
        RE: 人は誰でも豊かになりたいものです
        本当に複雑でしょうね、彼らの心境を考えると。。。
        誰も「自分の土地」を好きこのんで汚したいとは考えないでしょう。
        でも、直ぐ隣に隣接している蘭州市では、「年収」ではなく「月収」600元以上
        が当たり前の世界。しかし、たった20km走れば、全く違う黄土の荒野。
        一番離れていたとしても精々100kmでしょう。
        文化水平がどうであれ、年収500元の彼らにとっては、故郷への愛着心との
        葛藤に加え、この矛盾とも立ち向かっている訳ですよね・・・。

         こま
      • azianokazeさん 2006/04/09 17:45:00
        RE:マリンブルー
        >海の青色が将にマリンブルーですね。
        >大地と海のコントラストに爽快感を感じ、久しくお目に掛かっていない色に見入っていました。

        奄美の島々も海のシルクロードのきれっぱしかも。
        普段の生活では忘れてしまっていることが多いですが、透きとおった海の青さは多少のストレスなら和らげてくれます。

        砂の砂漠は(ちょっと覗くだけの旅行者には)魅惑的な美しさもありますが、黄土高原のような乾燥風景はすさまじいものがありますね。

        昔、日本の政治家が中国のことを「未だに奥地では崖に掘った穴で暮らしているような国だ。」と誹謗して問題になったことがあります。
        ニュース番組などでは「ヤオトンは風土にマッチした、むしろ居住性に優れた住居である。それを理解せずに・・・」といった批判もなされました。
        中傷誹謗は論外ですが、現実は思い入れや賛美ではすまない厳しさがありますね。

        こまちゃん

        こまちゃんさんからの返信 2006/04/16 15:07:59
        RE: RE:マリンブルー
        こちらにお返事頂いていたようですね。

        窑洞、平民クラスのものを実際に見たので(甘肅省の黄土地帯。アルバム有ります)、感極まるものがあります。
        でも、悲壮感で見るだけだとそうですが、かと言って都会人が裕福かと考えると、彼らの素朴な姿を見ていると、どっちがどうとは言えなくなり、複雑な心境になってしまいます。何も知らない事が幸せってことも言えるし。。。

        基本的には、自分を中心に考えたり、自分を一番と思う驕りを持たずに見る事ですね。外国でしかも習慣が違う所の事を、思いこみだけで抽象的に評価や批判する事は是って意止めて欲しいですよね。しかも、お国の代表なら尚更。

        また、何かに詰まったら、開放感を感じる為にアルバムへ寄らせて頂きますネ!

      こまちゃんさんのトラベラーページ

      ピックアップ特集

      中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

      フォートラベル GLOBAL WiFiなら
      中国最安 179円/日~

      • 空港で受取・返却可能
      • お得なポイントがたまる

      中国の料金プランを見る

      フォートラベル公式LINE@

      おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
      QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

      \その他の公式SNSはこちら/

      中国 で人気のタグ


      PAGE TOP

      ピックアップ特集