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金木犀の香りただよう季節となりました。3日間の夏期休暇と敬老の日3連休を利用して夏のトルコを満喫して参りました。<br /> 今回のトルコ旅行は、いつもの海外旅行の相棒(大学時代からの親友)が、職場の海外派遣でトルコのイズミールに派遣されて、現地で激務にあたっているということで、その友人を表敬訪問するというのが一番の目的でした。わざわざ遠いトルコまで行かなくてもと思われがちですが、彼は、私が嘗て海外に赴任していた当時、日本から訪ねて来てくれた第1号の友人だったので、その借りを返さなければという気持ちでした。<br /> 8月末に行くこと決定し、急なことなので、取り敢えず、格安航空券を手配したり、友人への日本食の土産を用意したりと結構忙しかったです。トルコでは日本の食材がなかなか手に入らないとのことで、インスタント味噌汁・鰹だし・ふりかけ・海苔などいろいろな物を持って行きました。<br /> 成田空港からは、まずはアエロフロート・ロシア国際航空で、10時間かけてモスクワに飛びます。延々と続くかのようなシベリヤのタイガや凍土「不毛の大地」を上空から臨めます。<br /> 機内で乗り合わせたロシア人女性、隣合ったシートの女性もそうですが、ロシア人の若い女性は、免税店の売り子に至るまで、みんなテニスプレイヤーのシャラポアみたいな美人ばかりでビックリです。八頭身でスタイルは抜群、スーパーモデルのようです。それなのに、周りを見回すと同じ人種なのかと疑いたくなるような、中年からのロシア人女性は年齢を重ねるごとにどうしてああなってしまうのかと、不思議です。ビ(美)フォー・アフ(腐)ターです。私の隣席の美女の寝顔を見ているだけでも幸せな気分になってしまいます。ロシア語は分かりませんが、幾らか英語やジェスチャーで意志を通わせ、最後はモスクワで握手をして分かれました。何か得した感じです。<br /> アエロ成田発モスクワ行きの機内アナウンスはロシア語・英語・日本語が使われますが、この日本語は傑作です。絶対笑ってしまいます。「あっりがっとごっざいまっしった」ですからね。それと、アエロのパイロットはロシア空軍出身ということで、飛行テクニックは抜群ということなのです。着陸がスムーズに行くと、ロシア人の乗客がみんなで大きな拍手喝采をするのです。まあ、古い機体で上手に飛んでくれたという賞賛の拍手らしいのです。随分海外の航空機に乗りましたが、これにも苦笑してしまいました。<br /> モスクワの国際空港は首都の玄関口としては、暗く・こぢんまり・汚くの3Kです。9月だというのに、冬支度で、皆セーターやコートを着ています。ビザがないと、もちろん外には出られません、空港内に缶詰状態です。共産圏ということで偏見を持ってはいけないのでしょうが、空港の写真を撮るとスパイ容疑がかけられ、逮捕されるのではないかとか、国家公務員でサービスという意識は全くなく、にこりともしないという噂がありましたが、大分良くなったようです。降機の時、乗務員に「スパシーバ」といったらにっこり微笑みましたから。<br /> 5時間の乗り継ぎ時間を経た後。モスクワからは、ツポレフ(旧式で少し怖い、まだこんなオンボロ使っているの)というロシア製の飛行機でイスタンブールまで4時間。もう、日本人は殆ど見かけなくなりました。黒海の上を飛んでいきますが、光が見えず真っ暗です。<br />  真夜中のイスタンブールに到着。ヨーロッパ側のスルタンアフメット地区(旧市街)のホテルに入り、ホッと一息。日本の自宅を朝5時に出発してから、翌日の午前2時に到着して、時差が6時間ということは、日本では、朝の8時になっています。長かったなぁという感想!<br />  翌日は、早速イスタンブール新市街の観光です。インターネットで情報を充分収集してあったので、初めてという感じはしません。現地の公共交通機関を乗りこなし、フェリーに乗って、ボスポラス海峡を横切り、アジア側に渡ったり、世界で一番短い地下鉄に乗ったり、トラムという路面電車に乗ったりしながら、博物館等を廻りました。入館料は、交通機関の料金からみるとたいへん高く、外国人料金になっていました。<br /> 歩きながら、ドネル・ケバブ(薄切り肉の回転焼き、ナイフで焼けた肉をそぎ落として、サンドイッチにして食べる)を買ったり、ドンドルマ(伸びるトルコアイス)を買って食べたり、アイラン(甘くない飲むヨーグルト)を飲んだり、チャイ(トルコ紅茶)を飲んだり、異国情緒に包まれながら、文明の交差点を歩き周りました。<br /> トルコは、ひどいインフレ国家で、今年デノミが実施され、100万リラが1リラ(YTL)になりました。すっきりして0の数を気にしなくて済むようになりました。でも、物価は日々上がるようで、今年発行のガイドブックの情報で買い物しようとすると幾らか高くなっていました。これでは、貯金しないで使いたくなるのもわかりますね!<br /> イスラム国家のトルコは、EU加盟を目指していて、近代化が図られています。政教分離、文字はアラビア文字からローマ字へ変えられ(多少違いはありますが、Xが無かったり、CやSの下にヒゲが生えていたり)読みやすくなり、服装等も高齢者は別として若い人は、欧米人と見分けがつきません。若い女性は、セクシーでへそを出して、俗に言う「腰パン」(腰にズボンが何とか引っかかっている状態で、下着が覗けてしまう)で歩いています。(イスラム原理主義のタリバンが見たら激怒!)<br /> でも、お祈りの時間になると、アザーンが大音量で流れて、ジャミー(イスラムモスク)では、たくさんの人が礼拝を行っています。有名なブルーモスクでは、礼拝の時間は観光客は入場できません。肌が出ている女性は、スカーフ等で隠さないと入れません。入場は無料で、寄付を気持ちで少々です。<br /> グランドバザールでは、15世紀から続く4千近くの店がごちゃごちゃにひしめき合っています。東洋人が来ると、まずは、「ニーハオ」、返事をしないと「アニョハセオ」、それでも黙っていると、「コニチワ」ときます。これは、現代の国際社会の情勢を表しています。経済大国になった中国、ヒュンダイ・サムスン・ヨン様の韓国の次に、不況から未だに脱出が出来ない日本という順番なのです。ここバザールでの買い物は、交渉制です。<br />だいたいの値段が外国人価格で、3倍は吹っ掛けてきます。口八丁手八丁で負かせるのですが、これがまた楽しいのです。忙しい団体ツアーではこういう買い物は出来ずに言い値で買うしかないかな?。仕方ないけど!<br /> トプカプ宮殿では、じっくり宝物や建築物を見学しました。オスマンのスルタンが財力に物言わせて購入した物や征服地から貢がせた金銀財宝が展示されています。『トプカプの短剣』『スプーン屋のダイヤモンド』の実物を見ました。圧巻です!。<br /> 国立考古学博物館・古代東方博物館では、強大なオスマントルコ帝国が征服した地域の発掘品やかの有名な「アレキサンダー大王の石棺」が展示され、これは一日かけても見切れない程の展示物です。細かい模様のイスラムのモザイクタイルや陶器等もなかなか見ものです。いい仕事してますョ、ホント。<br /> トルコは、イスラム国家なので、たてまえはアルコール禁止です。巷のコンビニ風の店舗では、ビールを売っていません。ちょっと高めですがレストランで飲むか、外国人が買いに来るショッピングセンターに行って買います。「エフェスビール」が売れ筋です。度数が高い「ラク」という酒は、水で割ると白く濁ります。変わった口当たりで、好みは分かれます。私は結構飲めました。また、イスラム教徒に付きものの「ラマザン(断食)」が11月にありますが、この時期は日の出から日の入り迄の間、食事が出来ません。ラマザン明けは誰にでもご馳走が振る舞われるということですが、お菓子「バクラワ」などがたくさん出るそうです。そのお菓子の超甘いことといったらとんでも無い位です。本当に「砂糖より甘い」といわれます。1つ食べると胸が焼けてどうしょうもありません。折角なので、決して甘い物が嫌いではない私は、挑戦してみました。結果は、モ〜ッ!たくさん、ウンザリ、パイ生地に蜜がたっぷりしたたるほど染み込ませてありました。珍しい物は、ライス焼きプリンこれは独特の風味で結構いける味でした。パンは「エキメッキ」というのが定番で、どんな店でも無料で食べ放題です。外はカリカリ香ばしく、中はもっちりと柔らかいという物でとても美味しいです。ご飯は、インディカ米(細長い)ですがピラフで食べます。日本と違うのは、ピラフは付け合わせで、主食ではないということです。隣の国がブルガリアということが関係しているのかどうか分かりませんが、トルコのヨーグルトの消費量は半端ではありません。店では、バケツのような入れ物で売っています。日本では醤油を使うように、ヨーグルトをかけて食べます。そして、実にマイルドで酸味もそれほど強くなく、とても美味しいです。ヨーグルトも美味しいということは、チーズも美味しいのです。食べ物のことばかりで申し訳ありません。<br /> トルコは、地中海性気候でオリーブやフルーツが美味しいです。トマトはどんな料理にでも使われるもので、とても美味しいです。日本の物とは比べようがありません。水分が少なく味が濃い、身が凝縮している感じで、最高に美味です。野菜は、なすやジャガイモ等、日本で見かける物は殆どありました。値段は、1キロ単位で売ってくれますが安いです。とれたてブドウが1キロ(大きな房2つ)で、1YTL(イェニトルキッシュリラ)なんと80円程度です。これが種なしで皮ごと食べるのですが美味しいのです。<br /> ホテル代も安く、1泊朝食付きツインで、1部屋3千円でした。二人で泊まったので、1人1千5百円です、信じられないでしょう。<br /> 今回の目的地であるイズミールへの移動は、トルコ航空国内線です。トルコは国土が日本の2倍もあるので、バスだと料金は安い(飛行機の1/4)のですがなんと10時間もかかります。飛行機だと1時間でイズミールへ着きます。<br /> イズミール市は、エーゲ海沿いの人口2百万の大都市(トルコで第3位)です。地中海性気候のため4月からまだ雨が殆ど降らず、傘を差したことが無いそうです。イズミールは、ギリシア〜ローマ時代の遺跡が近くにたくさんあります。エフェス・ベルガマ等世界的に有名です。ナイキのマークの元になった(羽)を持つニケの像や公衆トイレ・図書館跡・2万4千人収容の円形劇場・娼婦の館への道案内(足の大きさで入場可、子どもは禁止)<br />など色々みるべき物がたくさんあります。<br /> その他、バスに乗って4時間のパムッカレ石灰棚(温泉)。夏は天然の「温泉プール」になります。白い棚田に青い温泉水がマッチしてとても綺麗です。日本ではコマーシャルに使われたことがあるようです。山の頂上には、ヒエラポりスというギリシア遺跡があり、温泉プールの中にその残骸が沈んでいます。気持ちの良い温泉で、入っていると、体中に炭酸の泡が着きます。温泉の中には、石柱が沈んでいます。入っていたのは、殆どが欧米人でした。ちょっと料金が高いのが玉に瑕。<br /> 翌日は、エーゲ海の保養地「チェシメ」に行きました。ここは裕福なドイツ人達が別荘を構えています。トルコ領は本土のみでエーゲ海の島は、殆どギリシア領です。エーゲ海はとても水が綺麗で澄んでいます。海水が潮臭くなく、さらさらしていて、乾いても日本のようにべたべたしません。そのまま水着でいて、乾いたら着替えもしないで帰れます。9月末までが夏ですが、9月中旬に新学期が始まり、子ども達が学校へ通うようになったので、ビーチには閑古鳥が鳴いています。泳いでいるのは外国人ばかりです。私もその1人(裕福ではないが)です。<br /> トルコは、建築ラッシュでマンションをあちこちで建てています。部屋が余ってしまうのではないかと心配になります。作り方は、いたって簡単で床が出来たら壁はレンガを積んでいくだけです。地震がきたらひとたまりも無いなぁと思います。トルコも日本と同じで、火山や温泉も有るので、地震国です。何年か前に大きな地震があってたくさんの人が亡くなったというニュースが流れたことを思い出しました。<br /> トルコ人は、日本人に対してたいへん好意を持っていて、とても良くしてくれます。尋ねていないのに道が分からないで地図を見ていると親切に教えてくれます。歴史的にトルコの船が難破したときに日本人が援助したということを国民が覚えているということです。<br /> 総合的にトルコを評価してみると、ホテルや交通機関の料金が安い、世界3大料理の1つに数えられる美味しいトルコ料理、親日的な国民性、気候が安定している、等で超Aランクになります。<br /> まだまだ、回れなかった「カッパドキア」などの世界遺産や観光地がありますので、機会があればまた訪れたい国です。<br />

イスタンブール

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2005/09/14 - 2005/09/22

86位(同エリア10879件中)

6

15

チャンマン

チャンマンさん

金木犀の香りただよう季節となりました。3日間の夏期休暇と敬老の日3連休を利用して夏のトルコを満喫して参りました。
 今回のトルコ旅行は、いつもの海外旅行の相棒(大学時代からの親友)が、職場の海外派遣でトルコのイズミールに派遣されて、現地で激務にあたっているということで、その友人を表敬訪問するというのが一番の目的でした。わざわざ遠いトルコまで行かなくてもと思われがちですが、彼は、私が嘗て海外に赴任していた当時、日本から訪ねて来てくれた第1号の友人だったので、その借りを返さなければという気持ちでした。
 8月末に行くこと決定し、急なことなので、取り敢えず、格安航空券を手配したり、友人への日本食の土産を用意したりと結構忙しかったです。トルコでは日本の食材がなかなか手に入らないとのことで、インスタント味噌汁・鰹だし・ふりかけ・海苔などいろいろな物を持って行きました。
 成田空港からは、まずはアエロフロート・ロシア国際航空で、10時間かけてモスクワに飛びます。延々と続くかのようなシベリヤのタイガや凍土「不毛の大地」を上空から臨めます。
 機内で乗り合わせたロシア人女性、隣合ったシートの女性もそうですが、ロシア人の若い女性は、免税店の売り子に至るまで、みんなテニスプレイヤーのシャラポアみたいな美人ばかりでビックリです。八頭身でスタイルは抜群、スーパーモデルのようです。それなのに、周りを見回すと同じ人種なのかと疑いたくなるような、中年からのロシア人女性は年齢を重ねるごとにどうしてああなってしまうのかと、不思議です。ビ(美)フォー・アフ(腐)ターです。私の隣席の美女の寝顔を見ているだけでも幸せな気分になってしまいます。ロシア語は分かりませんが、幾らか英語やジェスチャーで意志を通わせ、最後はモスクワで握手をして分かれました。何か得した感じです。
 アエロ成田発モスクワ行きの機内アナウンスはロシア語・英語・日本語が使われますが、この日本語は傑作です。絶対笑ってしまいます。「あっりがっとごっざいまっしった」ですからね。それと、アエロのパイロットはロシア空軍出身ということで、飛行テクニックは抜群ということなのです。着陸がスムーズに行くと、ロシア人の乗客がみんなで大きな拍手喝采をするのです。まあ、古い機体で上手に飛んでくれたという賞賛の拍手らしいのです。随分海外の航空機に乗りましたが、これにも苦笑してしまいました。
 モスクワの国際空港は首都の玄関口としては、暗く・こぢんまり・汚くの3Kです。9月だというのに、冬支度で、皆セーターやコートを着ています。ビザがないと、もちろん外には出られません、空港内に缶詰状態です。共産圏ということで偏見を持ってはいけないのでしょうが、空港の写真を撮るとスパイ容疑がかけられ、逮捕されるのではないかとか、国家公務員でサービスという意識は全くなく、にこりともしないという噂がありましたが、大分良くなったようです。降機の時、乗務員に「スパシーバ」といったらにっこり微笑みましたから。
 5時間の乗り継ぎ時間を経た後。モスクワからは、ツポレフ(旧式で少し怖い、まだこんなオンボロ使っているの)というロシア製の飛行機でイスタンブールまで4時間。もう、日本人は殆ど見かけなくなりました。黒海の上を飛んでいきますが、光が見えず真っ暗です。
真夜中のイスタンブールに到着。ヨーロッパ側のスルタンアフメット地区(旧市街)のホテルに入り、ホッと一息。日本の自宅を朝5時に出発してから、翌日の午前2時に到着して、時差が6時間ということは、日本では、朝の8時になっています。長かったなぁという感想!
翌日は、早速イスタンブール新市街の観光です。インターネットで情報を充分収集してあったので、初めてという感じはしません。現地の公共交通機関を乗りこなし、フェリーに乗って、ボスポラス海峡を横切り、アジア側に渡ったり、世界で一番短い地下鉄に乗ったり、トラムという路面電車に乗ったりしながら、博物館等を廻りました。入館料は、交通機関の料金からみるとたいへん高く、外国人料金になっていました。
 歩きながら、ドネル・ケバブ(薄切り肉の回転焼き、ナイフで焼けた肉をそぎ落として、サンドイッチにして食べる)を買ったり、ドンドルマ(伸びるトルコアイス)を買って食べたり、アイラン(甘くない飲むヨーグルト)を飲んだり、チャイ(トルコ紅茶)を飲んだり、異国情緒に包まれながら、文明の交差点を歩き周りました。
 トルコは、ひどいインフレ国家で、今年デノミが実施され、100万リラが1リラ(YTL)になりました。すっきりして0の数を気にしなくて済むようになりました。でも、物価は日々上がるようで、今年発行のガイドブックの情報で買い物しようとすると幾らか高くなっていました。これでは、貯金しないで使いたくなるのもわかりますね!
 イスラム国家のトルコは、EU加盟を目指していて、近代化が図られています。政教分離、文字はアラビア文字からローマ字へ変えられ(多少違いはありますが、Xが無かったり、CやSの下にヒゲが生えていたり)読みやすくなり、服装等も高齢者は別として若い人は、欧米人と見分けがつきません。若い女性は、セクシーでへそを出して、俗に言う「腰パン」(腰にズボンが何とか引っかかっている状態で、下着が覗けてしまう)で歩いています。(イスラム原理主義のタリバンが見たら激怒!)
 でも、お祈りの時間になると、アザーンが大音量で流れて、ジャミー(イスラムモスク)では、たくさんの人が礼拝を行っています。有名なブルーモスクでは、礼拝の時間は観光客は入場できません。肌が出ている女性は、スカーフ等で隠さないと入れません。入場は無料で、寄付を気持ちで少々です。
 グランドバザールでは、15世紀から続く4千近くの店がごちゃごちゃにひしめき合っています。東洋人が来ると、まずは、「ニーハオ」、返事をしないと「アニョハセオ」、それでも黙っていると、「コニチワ」ときます。これは、現代の国際社会の情勢を表しています。経済大国になった中国、ヒュンダイ・サムスン・ヨン様の韓国の次に、不況から未だに脱出が出来ない日本という順番なのです。ここバザールでの買い物は、交渉制です。
だいたいの値段が外国人価格で、3倍は吹っ掛けてきます。口八丁手八丁で負かせるのですが、これがまた楽しいのです。忙しい団体ツアーではこういう買い物は出来ずに言い値で買うしかないかな?。仕方ないけど!
 トプカプ宮殿では、じっくり宝物や建築物を見学しました。オスマンのスルタンが財力に物言わせて購入した物や征服地から貢がせた金銀財宝が展示されています。『トプカプの短剣』『スプーン屋のダイヤモンド』の実物を見ました。圧巻です!。
 国立考古学博物館・古代東方博物館では、強大なオスマントルコ帝国が征服した地域の発掘品やかの有名な「アレキサンダー大王の石棺」が展示され、これは一日かけても見切れない程の展示物です。細かい模様のイスラムのモザイクタイルや陶器等もなかなか見ものです。いい仕事してますョ、ホント。
 トルコは、イスラム国家なので、たてまえはアルコール禁止です。巷のコンビニ風の店舗では、ビールを売っていません。ちょっと高めですがレストランで飲むか、外国人が買いに来るショッピングセンターに行って買います。「エフェスビール」が売れ筋です。度数が高い「ラク」という酒は、水で割ると白く濁ります。変わった口当たりで、好みは分かれます。私は結構飲めました。また、イスラム教徒に付きものの「ラマザン(断食)」が11月にありますが、この時期は日の出から日の入り迄の間、食事が出来ません。ラマザン明けは誰にでもご馳走が振る舞われるということですが、お菓子「バクラワ」などがたくさん出るそうです。そのお菓子の超甘いことといったらとんでも無い位です。本当に「砂糖より甘い」といわれます。1つ食べると胸が焼けてどうしょうもありません。折角なので、決して甘い物が嫌いではない私は、挑戦してみました。結果は、モ〜ッ!たくさん、ウンザリ、パイ生地に蜜がたっぷりしたたるほど染み込ませてありました。珍しい物は、ライス焼きプリンこれは独特の風味で結構いける味でした。パンは「エキメッキ」というのが定番で、どんな店でも無料で食べ放題です。外はカリカリ香ばしく、中はもっちりと柔らかいという物でとても美味しいです。ご飯は、インディカ米(細長い)ですがピラフで食べます。日本と違うのは、ピラフは付け合わせで、主食ではないということです。隣の国がブルガリアということが関係しているのかどうか分かりませんが、トルコのヨーグルトの消費量は半端ではありません。店では、バケツのような入れ物で売っています。日本では醤油を使うように、ヨーグルトをかけて食べます。そして、実にマイルドで酸味もそれほど強くなく、とても美味しいです。ヨーグルトも美味しいということは、チーズも美味しいのです。食べ物のことばかりで申し訳ありません。
 トルコは、地中海性気候でオリーブやフルーツが美味しいです。トマトはどんな料理にでも使われるもので、とても美味しいです。日本の物とは比べようがありません。水分が少なく味が濃い、身が凝縮している感じで、最高に美味です。野菜は、なすやジャガイモ等、日本で見かける物は殆どありました。値段は、1キロ単位で売ってくれますが安いです。とれたてブドウが1キロ(大きな房2つ)で、1YTL(イェニトルキッシュリラ)なんと80円程度です。これが種なしで皮ごと食べるのですが美味しいのです。
 ホテル代も安く、1泊朝食付きツインで、1部屋3千円でした。二人で泊まったので、1人1千5百円です、信じられないでしょう。
 今回の目的地であるイズミールへの移動は、トルコ航空国内線です。トルコは国土が日本の2倍もあるので、バスだと料金は安い(飛行機の1/4)のですがなんと10時間もかかります。飛行機だと1時間でイズミールへ着きます。
 イズミール市は、エーゲ海沿いの人口2百万の大都市(トルコで第3位)です。地中海性気候のため4月からまだ雨が殆ど降らず、傘を差したことが無いそうです。イズミールは、ギリシア〜ローマ時代の遺跡が近くにたくさんあります。エフェス・ベルガマ等世界的に有名です。ナイキのマークの元になった(羽)を持つニケの像や公衆トイレ・図書館跡・2万4千人収容の円形劇場・娼婦の館への道案内(足の大きさで入場可、子どもは禁止)
など色々みるべき物がたくさんあります。
 その他、バスに乗って4時間のパムッカレ石灰棚(温泉)。夏は天然の「温泉プール」になります。白い棚田に青い温泉水がマッチしてとても綺麗です。日本ではコマーシャルに使われたことがあるようです。山の頂上には、ヒエラポりスというギリシア遺跡があり、温泉プールの中にその残骸が沈んでいます。気持ちの良い温泉で、入っていると、体中に炭酸の泡が着きます。温泉の中には、石柱が沈んでいます。入っていたのは、殆どが欧米人でした。ちょっと料金が高いのが玉に瑕。
 翌日は、エーゲ海の保養地「チェシメ」に行きました。ここは裕福なドイツ人達が別荘を構えています。トルコ領は本土のみでエーゲ海の島は、殆どギリシア領です。エーゲ海はとても水が綺麗で澄んでいます。海水が潮臭くなく、さらさらしていて、乾いても日本のようにべたべたしません。そのまま水着でいて、乾いたら着替えもしないで帰れます。9月末までが夏ですが、9月中旬に新学期が始まり、子ども達が学校へ通うようになったので、ビーチには閑古鳥が鳴いています。泳いでいるのは外国人ばかりです。私もその1人(裕福ではないが)です。
 トルコは、建築ラッシュでマンションをあちこちで建てています。部屋が余ってしまうのではないかと心配になります。作り方は、いたって簡単で床が出来たら壁はレンガを積んでいくだけです。地震がきたらひとたまりも無いなぁと思います。トルコも日本と同じで、火山や温泉も有るので、地震国です。何年か前に大きな地震があってたくさんの人が亡くなったというニュースが流れたことを思い出しました。
 トルコ人は、日本人に対してたいへん好意を持っていて、とても良くしてくれます。尋ねていないのに道が分からないで地図を見ていると親切に教えてくれます。歴史的にトルコの船が難破したときに日本人が援助したということを国民が覚えているということです。
 総合的にトルコを評価してみると、ホテルや交通機関の料金が安い、世界3大料理の1つに数えられる美味しいトルコ料理、親日的な国民性、気候が安定している、等で超Aランクになります。
 まだまだ、回れなかった「カッパドキア」などの世界遺産や観光地がありますので、機会があればまた訪れたい国です。

  • アレキサンダー大王の石棺

    アレキサンダー大王の石棺

  • ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャミィ)

    ブルーモスク(スルタン・アフメット・ジャミィ)

  • ケバブと飲むヨーグルト(アイラン)

    ケバブと飲むヨーグルト(アイラン)

  • パムッカレ(石灰棚)の温泉プール

    パムッカレ(石灰棚)の温泉プール

  • エフェス遺跡にあるニケの像

    エフェス遺跡にあるニケの像

  • セルチュクからイズミールまで利用した国鉄の列車

    セルチュクからイズミールまで利用した国鉄の列車

  • イズミール市のシンボルコナック広場の時計塔

    イズミール市のシンボルコナック広場の時計塔

  • 路上の屋台で買ったパン、パイ生地の中に肉が入っていて香ばしくて美味しい

    路上の屋台で買ったパン、パイ生地の中に肉が入っていて香ばしくて美味しい

  • 甘い菓子の「バクラワ」一つで充分

    甘い菓子の「バクラワ」一つで充分

  • チェシメの海水浴場

    チェシメの海水浴場

  • チェシメの土産物店通り、喫茶店もあり、チャイで一休み

    チェシメの土産物店通り、喫茶店もあり、チャイで一休み

  • 高速道路のETC表示

    高速道路のETC表示

  • チョコプリンなのか?ドロっとしたチョコの中に、冷たいスポンジケーキが隠れている、やはりとても甘い

    チョコプリンなのか?ドロっとしたチョコの中に、冷たいスポンジケーキが隠れている、やはりとても甘い

  • タクシーは黄色でいろいろな車種がある

    タクシーは黄色でいろいろな車種がある

  • 緑が豊富な都会のオアシス「キュルチュル公園」

    緑が豊富な都会のオアシス「キュルチュル公園」

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この旅行記へのコメント (6)

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  • yquemさん 2011/05/01 10:25:47
    バッカレ
    チャンマンさん

    はじめまして
    私の古い旅行記に票を投じてくださりありがとうございました。

    バッカレ、素敵なところですね。
    とても行きたくなりました!

    簡単ですが、お礼まで。

    yquem
  • Haruさん 2011/04/30 14:06:39
    投票ありがとうございました
    チャンマンさん、初めまして。
    この度はビクトリア1泊2日に投票頂きありがとうございました。
    どなたかから投票頂けるなんて思っていませんでしたので、
    光栄です。

    さて、私も2006年にトルコイスタンブールへ5泊した事があります。
    とにかく景色もおもしろさと食事のおいしさに感動した事を覚えています。
    ・アイラン
    ・名前は覚えていないのですが、植物の根っこを粉にして、
    甘く飲む飲み物
    ・ケバブ
    これが強烈に残っています。

    Haru
  • 鹿野健太郎さん 2011/04/26 01:02:47
    ありがとうございます。
    いつもご投票いただきましてありがとうございます。僕もトルコに行ってきました。とても気に入ってしまい、今後行こうと思っていた国より優先してまたトルコに行ってしまいそうです。イズミールも良さそうですね。
    さて、「ニィハオ」→「アンニョンハセヨ」→「コンニチワ」の順番で声がかかるということですが、これはエジプトでもトルコでもそうでした。僕が考えるに、これは経済力とかの問題ではなく、目立ち度からこうゆうことになるのではないか?と考えました。日本人は旅行者として成熟し始めていますし、またビザを取る必要なく入国できるので、大きな団体で行動するツアーへの参加者の割合が中国や韓国よりも低いです。だから、「あ、東アジアの人たちが来た!」と思うと中国などの団体さんで、しかもお土産などを喜んで買ってくれるよいお客さん・・・ということが重なり、まず「ニィハオ」と言ってくるのではないでしょうか?
  • わんぱく大将さん 2011/04/20 02:31:32
    その情景が目に浮かぶ
    チャンマンさん、  またまた、ご訪問、ご投票有難うございました!

    “飛んでイスタンブ〜ル”ではないですが、トルコにいかれましたか。
    機内からのコメントも、その情景が目に浮かぶだけに、笑ってしまいましたがな。  ロシアの女性は、うん、うん、きれいですわ。私の友達も(両方ロシア人)奥さん、むかしは、かわいかったやろな〜?というのがわかる。

    トルコは、結構、美味しいもんがありますよね。  昔のクラスメートにトルコの人がいて、パ―ティで作ってくれたのですが、結構うまい!
    それと親日家ですよね。  それとヨーグルトは、やはり地中海の国々はヨーグルトをよく、食すようですね。ギリシャもそうだし。インドもカレ―によくいれて。なんで、女性の肌がきれいと言いますが。

    食べ物の話はキリがなく。友人の方は、日本からの食糧品、泣いて喜ばれたことでしょう。  日本で、ふとしたものも、海外ではめちゃ、高い!!
    第一、ないところも。

      大将

  • ばりこ3さん 2005/10/14 22:10:53
    トルコもあこがれの地なんです
    チェンマンさん、こんばんは。
    表紙の長文に爆笑させていただきました!

    オーストリアあたりで小銭をまきあげられてしまう私も(→よろしければ私の旅行記のマルクト編をご覧ください)トルコで口八丁手八丁のお買い物交渉にも、まだ行ったことがないイスラム文化圏にも憧れてしまいます。

    あと、いまどきはどこへ行ってもアジア人といえば中国→韓国→日本なのですね。

    チャンマン

    チャンマンさん からの返信 2005/10/15 11:47:39
    RE: トルコもあこがれの地なんです(トルコは期待を裏切りません!)
    ばりこ3さん、長文の旅行記を読んで頂いたこと本当にうれしく思います。あまりに楽しかったトルコのことを思い出しながら書いていたら、どんどん長くなってしまいました。

    ばりこ3さんの8冊の旅行記は、以前に読んでいましたが、今回再度全て通読してみました。私は、甘い物大好きなので、オーストリアのザッハトルテをはじめとする美味しい食べ物の写真に釘付けでした。
     
    古城の写真もいいですね!やはり、ツアーではなくじっくりと気の赴くまま、景色と共にその地に溶け込みたいですね。

    おみやげ物を買うのも、旅の楽しみとりては重要なポイント。私は、あの人にはこれをあげると喜ぶだろうなと思い浮かべながら、手頃でその土地らしい物を探します。もちろん、行く前から、クチコミ情報を充分収集して、杏リキュールの小瓶は見つけたらすぐ買わなければいけないとか。何処かで読んだような…………

    また、美味しい情報や楽しい思い出話等をお願いします。

チャンマンさんのトラベラーページ

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