2003/09/21 - 2005/08/22
31位(同エリア41件中)
ケララーさん
インドは宗教の国。町のいたるところに寺があり、そのなかでは、司祭がたくさんの花とお香、火、供物をつかって毎日何度もお祈りをします。人々は朝早く、そして夕方、必ずキレイに全身洗い清めて、洗いたての服をきて、お寺に行き礼拝します。お寺ごとに儀式は多少違うようですが、私が滞在した、Sivananda Ashramでの儀式を少しご紹介します。
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これは火をつかった儀式。ホーマといわれます。日本でいう”護摩をたく”儀式のルーツがここにあると思われます。司祭は火に、果物や供物、火、お香をマントラ(密教の真言)を唱えて神にささげます。このホーマは象の神”ガネーシャ(ガナパティ)への儀式。ガネーシャは人々から障害物を取り除く神といわれ、何かを新しくはじめるときに祈られます。
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これもホーマの儀式。ヴィシュヌ神にささげられたもので、スーダルシャナホーマといわれます。このあと、一人ずつ参加者は花、米、香木を火にくべ、神に祈りをささげます。
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ホーマのおわりに、司祭が手にその火をうつし、その場と参加者たちを清めます。Aratiアラティといわれる儀式です。よく、ガンジス川の岸でおこなわれているのを目にします。最後に火を消し、その灰を参加者はおでこの真ん中”第3の目”心の目のポイントにつけ、神からエネルギーをもらいます。
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儀式のあとはホールが、幻想的な、とても幸せな空気につつまれます。エネルギーのながれが日常とちがうのが、肌で感じられるようです。ともされるオイルランプのやさしい光と、鮮やかなヤントラと捧げられた花々は一晩中ホールに飾られ、神を讃えているようです。
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儀式には準備にものすごく時間がかかります。まずは、火をくべる台を作り、乾燥させたココナツの燃料を真ん中にいれます。そして、司祭はヤントラという神の象徴がを色とりどりの粉で描きます。これが約4時間程かかります。儀式中はこのヤントラ上に神がおりてきて人間の祝福をうけるといわれています。
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この旅行記へのコメント (1)
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- SUR SHANGHAIさん 2006/02/26 19:20:29
- はじめまして。
- この写真、ちらっと見るだけでエネルギーが伝わってくる感じですね。
暑さとインドの空気の香りまで自分の周りに蘇ってきそう。
不思議…。
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