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ニュージーランド旅行記

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1995/08/24 - 1995/08/31

575位(同エリア654件中)

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slope rider

slope riderさん

1995年夏、ニュージーランドへ旅行に行きました。
この旅行は、某大手出版社の某雑誌の創刊号で「フリープランの海外旅行募集」に応募して、見事勝ち取ったモノなんです、実は・・・。原稿用紙2枚にニュージーランドでスノーボードしたい気持ちを筆圧高め(笑)で書いたら、見事当選!
ライターの岩崎さん、カメラマンの中島さん、ボクと、ボクにスノーボードの楽しみを教えてくれた後輩のHIDEKIの4人は8月24日、30℃オーバーの日本を脱出し、冬の南半球ニュージーランド、クイーンズタウンへスノーボードをする為に向かいました。
ちなみに中島さんは、現在もサーフィンやスノーボード雑誌の写真を撮っているプロカメラマンです。

まず成田を出発して、ニュージーランド最大都市、オークランドへ。そこで国内線に乗り換えて南島のクイーンズタウンへ。そこで思いがけずラッキーな事がありました。それは、エコノミー席のオーバーセールの為、自動的にビジネスクラスへアップグレード!
そのとき初めてビジネスクラスに乗りましたが、離陸前にウェルカムドリンクは出てくるし、シートピッチは広いし、非常に快適でした。
クイーンズタウンへ飛行中、キャビンアテンダントに、僕等は日本から来たとか、目的はスノーボードだとか、片言の英語で話していると、何と!!!今ではありえないですけど、コックピットに入れてもらったんです。キャプテンに「お前達が滑る山は向こうだ」なんて言われたりしながら・・・。
日本を夜に出発して翌日の午後、無事クイーンズタウンに到着しました。
そこは、時間のゆっくり流れる、ワカティプ湖畔に小さく拓けた町でした。

クイーンズタウンに着いてまず不思議に感じたのは、冬なのに町には雪がないこと。周囲の山々の中腹から頂上にかけてはあるのに。何か変なカンジがしました。そんなに気温も低くないので、Tシャツにショートパンツで歩いている外国人もいれば、対照的にスノーボードを抱えて完全防寒している人もいる。あれ?今の季節は冬だよね?

2日目から5日目までの4日間、クイーンズタウンから1時間弱でアクセス出来る、コロネットピークスキー場をメインにスノーボードを楽しみました。
旅行中、本当にたくさんの羊を見ました。さすがニュージーランド。人間より羊の数が多い国。牧場の脇の道路を車で爆走して行くと、羊たちは一斉に逃げ出すんですが、しばらく逃げると、その中の数頭は必ず振り向くんです。「あんまり飛ばして走るなよ!」と言わんばかりに。全部同じように見える羊にもやっぱり色々な性格があるようです(笑)
それからもう一つ気付いた事。道路の制限速度標識は日本と同じキロメートル表示なんですが、道路脇で子供が遊んでそうな砂利道でも制限速度は100?とかなんです。砂利道の高速道路ですよ、ホント・・・。考えられません・・・。

山へ向かう道は、ほとんどが山を切り崩して作られた未舗装の砂利道で、山側は壁、反対側は崖という結構怖いカンジだったんです。カーブにはガードレールがあったり無かったり。その時に聞いた衝撃的事実は・・・、
? ガードレールのあるカーブは、過去に誰かが車で転落してケガをした場所(ケガの度合はわかりませんが、おそらくかなりの重症かと・・・。)
? ガードレールが二重にあるカーブは、残念ながら死者が出てしまった場所(これを突き破って転落したら100?死ぬぞ!という警告の意味もあるらしい)
? ガードレールが無いカーブは、今まで事故が起きていない場所
ガードレールが無い場所でも、その先は断崖絶壁なんですよ!たまたまそこに落ちて行った人間がいないだけ。是非ニュージーランド政府には整備を急いで欲しいと思いました。まぁ、予算の問題もあるでしょうけど・・・。

スキー場はというと、山自体が岩山なのか、森林限界を超えているのか、木がほとんどなかったです。だから、一応コースはあるんですけど山全体を滑る事が出来るカンジ。ただ、やはりそこは外国。基本的には全て自己責任。油断して滑っていると突然目の前は落差5?!なんてこともたまに。

それから驚いたのは、センターハウスからリフトを乗り継いで頂上へ着くと、スキー場と反対側の斜面にも滑り降りられるんです。もちろんリフトはありません。でも道路に出るまで滑って行って、そこでしばらく待っていると、メルセデス・ベンツのトラックが僕等をピックアップしに来てくれて、またスキー場まで運んでくれる。そのトラックはスキー場のもので、反対側に下った客専用の送迎トラックだったんです。本当に素晴らしいサービスだなと思いましたね。

リフトに乗っている最中、「オレ、南半球にいるんだ」って実感した場面があったので紹介します。2回位同じリフトに連続して乗るとすぐ気付きます。太陽が右から左に動くのを。さっきの位置より左に移動してるんです!北半球に住んでいる人ならやっぱり違和感を覚えると思いますよ。

滞在2日目にHIDEKIが21歳の誕生日を迎えたんですが、その日Birthday presentとして何と!ヘリ・スノーボードをやらせてもらう事に!!!
リアルなオフピステも初めてですが、ヘリコプターに乗るのも初めて!
集合場所に移動して、万一の遭難の為ビーコンの使い方を習い装着。期待と不安と緊張の中、ヘリコプターはローター音をとどろかせゆっくりとテイクオフ。すぐに不安は吹き飛びました、あまりの景色の素晴らしさに。一つの尾根を越えた瞬間のあの景色の広がり。皆さんも想像してみてください。本当に感動、感動です。

ポイントに到着しても、ヘリコプターは着陸しません。尾根から斜面の始まりの部分にヘリの足の部分をかすかに接触させてホバリング。ガイドに「降りるぞ」って言われた時はちょっとビビリながら降りましたね(冷汗)
その後、斜面にへばりついていると、ガイドが荷物を下ろしてくれてパイロットにサムズアップ。ヘリはすかさずワカティプ湖にダイブするように飛んで行きました。

目の前にはノートラックの一枚バーン。その先には群青色のワカティプ湖。最高のロケーションです。極上パウダーランとまではいきませんでしたが、斜面にファーストトラックを刻み、心には素晴らしい思い出を刻みました。

昼はスノーボーディング、夜はバーでビール片手にビリヤード。本当に楽しく、充実したニュージーランド旅行を体験できました。

ボクは田舎モンなので、あんまり人がたくさんいる都会は長く居ると息苦しく感じてしまいます。だからこそクイーンズタウンのような、時間がゆっくり流れている場所は大好きです。

これからもいろんな場所へ旅行に行けたら、と思っています。

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