1996/10 - 1996/12
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ブナケン島島民さん
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第六話
すっかりメナドに恋をした私は、仕事してお金を貯めては通う”メナドフリーク”の一人となっていた。
私にとってメナドのシンボルともいえる海神さまは、常に空港で温かく懐かしく私を迎えてくれた。
そのわりにこの海神さまは、ダイビング中、水中に私を一人残す、なんてことも軽くやってのけた。浮上の合図も出さず、私がちょっと目を離したスキに、一人勝手にボートに上がってしまうんである。
あたりには誰もおらず焦りと不安が大きくなってきたころに、二人の外国人ダイバーが目の前に現れ、こちらを妙な目で見ながら泳いで行く。思わず彼らについて行こうと私も泳ぎだすが、彼らはこれから深みに下りていく様子。
ゲージをチェックすると残圧は50しかない。
「今彼らについて行けばエアは絶対に足りなくなる…。」目に見える簡単な結果だった。
「一人で上がるしかない…。」
かつて講習で習った、「バディを失った場合は1分間探しても見つからなければ浮上せよ。」という例のPADIの教えが頭を横切る。
「そんならいっそのこと、この一人の瞬間を存分に楽しむことにするか。」
まだ初心者であることには変わりは無いのに、最初の頃とは比べ物にならないほどの余裕。サンゴの下に隠れていたオイランヨウジを見つけ、しばらく観察、堪能してからゆっくり浮上、水面に頭を出してみた。
ボートは案外離れたところにおり、近づいてきても海神さまは「どうしたの?」という風でもなく、「あんた、まだそこで何やってんの?」といった面持ちでこちらを見ていた。
しばらく潜り込むうちに気がついたが、地元のガイド君達はこういったタイプが実に多い。よくいえば大らかで楽天主義なメナド人の性格がよく反映されているダイビングスタイルといえる。
俗に言う”殿様ダイビング”なので、自分はボートに水着を着て行くだけで確かに楽チンであること言うことナシなんだけれども、もう少しつっこんで言えば、水中ではかなりラフな扱いをされるをされることもありうる、という点も覚悟していかねばならない。
日本のようにイントラが何から何まで面倒を見てくれるダイビングとはわけが違う。
ここは外国、やはり”自分の命は自分で守る”が基本、そして友人同士で潜る場合は”バディシステム”を重要視する(せざるを得ない)、ということを覚えておくべきだろう。
第七話へと続く…
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