ゴスペルを訪ねて☆アメリカ☆【テネシー州ノックスビル編】

2005/08/12 - 2005/08/18

ゴスペルに出会って、４年。
いつかアメリカへ行き本物のゴスペルを聞くのが夢でした。
今回、名古屋ゴスペルシンガーズの有志11名と共にその夢が実現しました。
昨年、私達のコンサートにゲスト出演してくださったトレントさん、ケリーさんを訪ねて
いざ、テネシー州ノックスビルへ。

エリア アメリカ

中部国際空港→デトロイト→ノックスビルまで１６時間の旅です。

巨大なデトロイト空港内には、ゲート間を結ぶ
ＮＷの赤いモノレールが走っていてビックリ！
（注：ここはテーマパークではありません。）

デトロイト空港の連絡通路
海底トンネルを歩いているみたい。
（ここは水族館でもありません。）

＝金曜日＝
ノックスビルに到着
マクギー タイソン空港では
トレントさん(中央)､ミッキーとミッシーが迎えてくれた。
トレントさんはハイスクールの先生です。
そして、セントポーリァ教会のピアニスト、ソリストでもあります。

(トレントさんの生徒が書いてくれた Welcome board です)

ホテルは『KNOXVILLE AIRPORT ALCOA』

MCGHEE TYSON AIRPORT 隣接のホテルで
空港から歩いて行けます。

吹き抜けの上階より、バーを見下ろして。

マクギー タイソン空港から車で１０分ほど。
トレントさん達の教会、
“ST.PAUL AME CHURCH”が見えてきました。

きれいに刈り込まれた芝
広い丘の上にレンガ造りの教会。
これが“ST.PAUL AME CHURCH”です。
かわいい!!!

建物の土台には小さなかわいい窓。
不思議の国のアリスのうさぎが顔を出しそう？
と、思ったら・・・
半地下になってるキッチンのあかり取りの窓でした。

＝土曜日の午前＝
下見と練習のため教会へ・・・
中に入ってみると、牧師さんファミリーが　ごく自然に練習してた。
彼女の歌に Mrs.Keriが答えます。
私達も彼女達の歌声にあわせて答えます。

きっと 見よう見まねで自然に覚えたんでしょう。
Mr,Trentのピアノ、お父さんのギターに合わせて
Boy のドラムが弾みます。

＝土曜日の午後＝
ステーキハウス　ＴＥＸＡＳ でアメリカンステーキを堪能。
ステーキ、スィートポテト焼、サラダ どれも美味しかった！
日本語のとても上手なウエイター君がサービスしてくれた。

ＴＥＸＡＳ では大きな缶に山盛りの落花生が食べ放題です。
そして、そのカラは床にバラバラっと捨てるのがテネシー流だとか。

巨大スーパーマーケット ＷＡＬ☆ＭＡＲＴ でお買い物。
食料品から衣類、電化製品まであらゆる物が売ってます。
安い！その上どれもデカイ！
片側だけで私の顔がスッポリ入りそうな巨大ブラジャーも売ってました。
That\'s exciting!!!

ＷＡＬ☆ＭＡＲＴ で購入した朝食
パンもフルーツも とてもオイシ〜イ

･･･日曜日･･･礼拝･･･
花飾りの付いた帽子姿のご婦人、ソウルチックなスーツ姿の紳士、正装した礼拝の方々で席が埋まりました。
牧師さんの第一声でピアノのイントロが始まり、
クワイヤーが歌い出す。
♪ call and response ♪
音楽で礼拝が進んでいくようでした。
牧師さんのお話は､軽快かつパワフルなラップのようでした。
礼拝の終盤、牧師さんが私達を皆さんに紹介して下さり、十字架の前のクワイヤー席に招いてくれた。
♪ He is Jesus.
♪ Oh Holy night.
♪ Jesus is answer.
♪ Amazing grace.
４曲 歌った。いろんな思いが交錯して涙があふれた。
拍手とハグで彼らは受け入れてくれた。

彼等のゴスペルは純粋で自然だ。ショーゴスペルしか知らなかった私を申し訳なく思った。
ゴスペルが生まれ歌い継がれてきた訳は、彼等にしか分からない。

やさしい光が長い歴史を語りかけます。

陽気な､教会クワイヤーのメンバー♪

礼拝終了後、半地下の食堂でランチを頂きました。

なななな〜んと！大きなケーキ！
“Welcome! Nagoya Gospel Singers”って書いてあります!
私達のために作ってくれたんだぁ。
うれし〜！

このご婦人がケーキを作ってくださったのかなぁ？
手際良く切り分けてくれました。
このケーキのクリームがとてもおいしかった。
生クリームとは違う、お砂糖をふんわりホイップしたようなクリームでした。

味のある いい感じのご婦人が、パンチを注いでくれました。
すっきりとした甘いフルーツパンチでした。

ランチパーティのメニューは
サンドイッチ、ピクルス、手作りクッキーにケーキとパンチ。オリーブもおいしかった。

教会のエントランスの掲示板には、
Love is patient.Love is kind.で始まり Love never fails.で終わる導書。
ＨＥＲＯＥＳの所には兵隊さんの写真。
テレビでも出征のニュースがよく流れていて、アメリカと戦争は身近に感じた。

＝日曜日　午後＝
グレートスモーキー山脈国立公園へ、ケリーファミリーが
ピクニックに招待してくれた。
川沿いの山道を車で走って行きます。
大きな浮き輪で川下りをする人、木陰でのんびりお昼寝してる人、自然の中で休日を楽しんでる人々・・・
とっ！私達の車の前を野生のバンビが横断！
木陰に立ち止まったバンビ君がこっちを見てた。

彼女がケリー。
マライア・キャリーを思わせる、素晴らしい歌唱力の持ち主です。

ケリーのママがバーベキューを用意してくれました。
リブステーキ、ホットドック、ポテトサラダ、ナッツとチョコのケーキ。
手際の良さに感心し、その美味しさに感動！

美味しくて　２個も食べてしまったホットドック。

「テネシーは何もない所が良いところ」たかばさんのお言葉です。
まさしく同感、実感です。
ゆったりと美しい町並み、暖かい人がら、本当の豊かさがある町、人々でした。



８月２９日　超大型ハリケーン「カトリーナ」がルイジアナ州に上陸。
多大な被害が出ている。
被害の様子、苦しむ人々を伝えるニュースに心が痛む。

自然の猛威による被害もさる事ながら、人種、階級差別が残るアメリカ社会による被害。それを、思い知らされたような気がする。
今回の旅行でもそれは感じた。
テネシーの鉄板焼きレストラン、多くの家族連れで賑わってた。
トイレを捜していた私は近くにいたネイティブ肌色の店員さんに尋ねた。
彼女はおどおどした様子で白い肌色の店員を呼んできた。
客と話をしてもいけないのだろうか？
注意して店内を見てみると、人種で仕事が区別されているようだ。
オーダー等接客する人、料理を運ぶ人、そして後片付け下働きの人と各々肌の色が違う。
すれ違い際でも目が合うとニッコリと笑顔を返してくるフレンドリーなアメリカの人々はこれが人種差別だとは、意識していないのだろうか？
ゴスペルが生まれた訳を思う。

私はチップを渡すのにも戸惑いがある。
低賃金の彼等の収入を補う為に必要なんだよって聞いた事がある。それ以来、彼等を見下しているようで、チップを渡す時戸惑う。
でも、そんな事はおかまいなしに彼等はチップを要求してくる。
ウゥ〜ン・・・考えすぎなのかなぁ？・・

この旅行記へのコメント （4）

• ノリーマンさん 2005/10/12 23:24:03

  jjさん、拝見しました。

  　テネシーの旅行記、拝見しました。
  　なんと、ゴスペルクワイヤー関連だったのですね！私も、人間の声に勝る楽器はないと思っており、ゴスペルも大好きです。きっかけは、16年前のNY旅行。ハーレムの教会で聴いたゴスペルの凄さに圧倒されました。以後、何度かNYの教会を訪ねました。最近はご無沙汰ですが。
  　それにしても、ノックスビルもよさげなところですね。地方都市、すごく興味があります。できればクルマで横断してみたいです。いえ、人生のうち、いつかは実現したいです。
  　またお邪魔します！

  jijiさん からの返信 2005/10/14 10:12:37

  RE: jjさん、拝見しました。

  ノリーマンさま　こんにちは。
  ご覧いただきありがとうございました。
  
  ノックスビルへの旅は、旅というより知人を訪ねたってかんじで、普通のツアーでは触れることの出来ない素のアメリカ、テネシーを味わう事ができました。
  
  教会もＮＹから比べれば小さく、アットホームで、ここのゴスペルは、“魂の叫び”とかいうよく聞くキャッチフレーズには当てはまらず、本当に純粋でした。その分、予想に反してて、かえって衝撃的でしたね。
  ノリーマンさんは、ＮＹのハーレムでお聞きになったんですね！
  私も、ＮＹのゴスペルも是非聞いてみたいです♪
  
  公民権博物館は、遠すぎて私も行けませんでした。アチャチャ、
  
  jiji

• seitani5766さん 2005/09/01 08:00:18

  こんにちは。猪谷 です。

  　私も､Knoxville,TNにこの６月に行きましたが､見物目的でゴスペルには関係はありませんでした。でも､ミシシッピー州など黒人の多い街では教会が賛美歌の変わりに歌われていると思っています。それが､ヒットチャート(？)を賑わすようになっていますね。
  　デトロイト空港では､多分無人電車には乗らなかったのでは？コンコースＢ､またはＣへ海底トンネルを通っていかれたのでは。
  　パンチの写真がありましたね。歓迎会のしるしですか。また､Ｔボーンステーキを専門店で食べると無料の落花生があり､殻を捨てますね。懐かしい限りです。
  
  日本でも､ゴスペルが盛んになっていますね。どこかで､貴女のゴスペルが聞けますように。

  jijiさん からの返信 2005/09/02 12:35:04

  RE: こんにちは。猪谷 です。

  猪谷さん、こんにちは。
  早速の書き込みありがとうございます☆
  
  デトロイト空港のモノレールはご察しのとうり乗りそびれました。
  港内連絡線だと気付いたのが遠々歩いて？ゲート(忘れちゃった)まで行った後でした故。残念でした。
  
  >パンチの写真がありましたね。歓迎会のしるしですか。
  歓迎会というよりも、きっと毎週　礼拝のあとみんなでランチを頂くんだと思います。
  でも、ケーキは私達を歓迎して作ってくれてました。ウレシー！
  
  >日本でも､ゴスペルが盛んになっていますね。どこかで､貴女のゴスペルが聞けますように。
  オヤマー！お恥ずかしいかぎりです。
  
  
  猪谷さんのミシシッピー州の旅行記拝見いたしました。
  その土地をよく見てらっしゃって、いい旅ですね。
  
  まだ改修工事中ですので、又遊びに来て下さいませ。
  JIJI