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<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />みなさんは、スリに遭ったことがありますか?<br />こればっかりは、さすがに自覚症状がなく、もしかして、 自分がどこかに置いてきたのではないか・・・などと考え、 スラれたことを人はなかなか認めません。 <br />そして、自分だけには、こんなまぬけなことが起こるはずが なかろうと信じているようです。<br />確かに気を抜いている時に、事が起こる可能性は高いのですが、 誰の身にも降り掛かってくる真実なのです。<br />私の母もそうでした。<br />

夏のエーゲ海、小さな事件簿島:サントリーニ島(エーゲ海プカプカ紀行 23 )

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2003/08/15 - 2003/08/15

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night-train298

night-train298さん












みなさんは、スリに遭ったことがありますか?
こればっかりは、さすがに自覚症状がなく、もしかして、 自分がどこかに置いてきたのではないか・・・などと考え、 スラれたことを人はなかなか認めません。
そして、自分だけには、こんなまぬけなことが起こるはずが なかろうと信じているようです。
確かに気を抜いている時に、事が起こる可能性は高いのですが、 誰の身にも降り掛かってくる真実なのです。
私の母もそうでした。

  • あれは、8月3日のことでした。 <br />朝、フィラにある小さな考古学博物館を訪ね、その後、アクロティリ 遺跡を見学の後、赤い砂のビーチの景観に感動した、思い出深い一日 でした。 <br />その帰りにクレタ島行きの船の切符を買うためだけに、フィラに行き ました。<br />それが財布からお金を出した、最後の時でした。<br />その後、お店に一軒寄っています。そしてバスでホテルに戻ったのです。 <br />まだ明るかったので、隣町のカテラードスまで散歩に行きました。<br />ほとんど人とすれ違うことはありませんでした。<br />町を探検して、白い路地に青いペンキで花の絵が描かれた道をみつけたのも この日でした。<br />帰ってから、財布と小銭入れがないという事にやっと気が付きました。<br />いろいろ考えても、クレタ行きの切符を買って以来、財布も小銭入れも 使っていないのです。 バス代などは、私のお財布から出したので。 <br />幸い財布の中には1万円強の現金とクレジットカードが一枚しか入って おらず、小銭入れの方も、千円くらいな金額でしたので、すぐにやるべき事 は、クレジットカードをストップさせることと、警察に届ける事です。<br />クレジットカードの方は、日本に電話し、すみやかに事が運んで、すぐに ストップすることができました。<br />あとは、警察に届けを出すことです。<br />保険と言っても、現金は戻らない事はわかっていましたが、カード会社に 届ける際に、警察の書類が必要になる場合があります。 <br />ここから、私の警察との戦いが始まりました。

    あれは、8月3日のことでした。
    朝、フィラにある小さな考古学博物館を訪ね、その後、アクロティリ 遺跡を見学の後、赤い砂のビーチの景観に感動した、思い出深い一日 でした。
    その帰りにクレタ島行きの船の切符を買うためだけに、フィラに行き ました。
    それが財布からお金を出した、最後の時でした。
    その後、お店に一軒寄っています。そしてバスでホテルに戻ったのです。
    まだ明るかったので、隣町のカテラードスまで散歩に行きました。
    ほとんど人とすれ違うことはありませんでした。
    町を探検して、白い路地に青いペンキで花の絵が描かれた道をみつけたのも この日でした。
    帰ってから、財布と小銭入れがないという事にやっと気が付きました。
    いろいろ考えても、クレタ行きの切符を買って以来、財布も小銭入れも 使っていないのです。 バス代などは、私のお財布から出したので。
    幸い財布の中には1万円強の現金とクレジットカードが一枚しか入って おらず、小銭入れの方も、千円くらいな金額でしたので、すぐにやるべき事 は、クレジットカードをストップさせることと、警察に届ける事です。
    クレジットカードの方は、日本に電話し、すみやかに事が運んで、すぐに ストップすることができました。
    あとは、警察に届けを出すことです。
    保険と言っても、現金は戻らない事はわかっていましたが、カード会社に 届ける際に、警察の書類が必要になる場合があります。
    ここから、私の警察との戦いが始まりました。

  • 翌日、朝一番に警察に行きました。 場所は、前日もお散歩に行った、カテラードスの町です。実はフィラには 警察がなく、ここが、メインの警察署なのでした。 とは言え、六帖ほどの広さの、交番よりひと回り大きいといった程度の ものです。 <br />そこには中年の警察官が一人でいました。<br />事情を話すと、今はその書類を作る権限のある者がいないので、あと2時間後 に来てくれと言います。 半端な時間だとは思いながら、フィラに行き、雑用を済ませると、ちょうど いい時間になり、再びフィラからバスに乗って警察所へ。 <br />すると、朝とは一変して、警察官が6〜7人、狭い部屋にいます。その人たちが そろいも揃ってカッコイイのです。 <br />確かアテネの衛兵は身長や容姿で選ばれていたというのを聞いたことがあった けど、警察官もそうなのでしょうか? <br />私は、最も偉そうな人の手が空くのを待っていました。<br />すると、その中でも特別にカッコイイ、ブラッド・ピットにそっくりな、 いや、もっとカッコイイ一人の警官が近付いてきて、私に用件を聞いてきました。<br />私は、うっとりしながらも、きちんと趣旨を伝えました。 すると、ブラピは、私たちがいつ島を発つのか聞いてきました。 3日後の8月7日だと言うと、それならその前日の6日に来いと言うのです。<br />そこには誰もが触れる棚の上に、大切そうな書類と共に、たくさんの財布や パスポートが無造作に山積みされていました。 ブラピはそれを指して、財布が出てくるかもしれないと言うのです。<br />実は私はブラピより、ジョニー・デップが好きな方ですから、負けては いませんでした。 しかし、財布が出てくるかもしれないと信じるブラピの気持ちには揺るぎない 自信があるようです。 もちろん、財布だけでも出てくればうれしい。特に小銭入れは、高価 なものではないけれど、春にニースで買った、皮の色といい、柔らかさ といい、いい風味を出していた手作りの品だったので。<br />朝来た時は2時間後に来いと言われたから来たのに・・・。<br />納得はいきませんが、すごすごと一時退場するしかありませんでした。<br />午後はペリッサビーチに行き、きれいなビーチと素朴な町並みを堪能 し、バスでホテルのあるバス停へ。 ・・・・行くはずが、ホテルのカードを見せたのに、ドライバーが間違えて、 一つ先のバス停まで行ってしまいました。 <br />バス通りを歩いて戻れば歩いても5分ほどでしたが、ここからカテラードスを 通ってお気に入りの田舎道を通 って遠回りして帰ることにしました。<br /><br />その時、再びひらめいたのが、警察に寄ることでした。 <br />ブラピさえいなければ、もしかして、事が済むと考えたからです。 果たして、ブラピは・・・ いなかった。<br />しかも、警官は偉そうな人が一人だけ。これはまたとない チャンスでした。<br />ただ、そこには4人の先客がいて、その警官に書類を作成してもらって いる最中でした。 4人はイタリア人のグループで、こちらは深刻でした。<br />レンタカーを盗まれたのです。<br />車の座席には、免許証、財布(130ユーロ入り) たばこ(たばこと言ったのは、シャレだったらしいけど)が置いてありました。 <br />あの、イタリア人がこんなところで被害に遭うなんて・・・日頃は平和な島だけど 夏の間は島の人口の数十倍の人がやって来るわけで、油断はできないのです。<br />偉そうな警官は、代表者の住所、パスポートナンバー、父親の名前まで 書類に書き込んでいました。<br />もう、私たちの順番は秒待ちでした。 <br />警察官は一人だと思っていたら、その後ろのドアに長さ15cm、高さ7cmの 小さい窓が付いていて、そこからニヤケた男の目が見えるのです。 ちょうど男が立つと、その位置が目になるのですが、男はそこからこちらの 様子を覗いて、ニヤニヤしているのでした。<br /><br />さて、イタリア人グループの書類作成もほぼ終わりという時、ざわざわと 帰ってきた一団の警察官。<br />そこには、まさかのブラピの・・・姿がありました。<br />私は、昼に来た東洋人とは別人を装い、小さくなっていました。<br />しかし、ブラピはそれを見逃しませんでした。 <br />近付いてきて、<br />「何でまた来たの?僕の言ったことがわからなかった?」 私は少し抵抗をしましたが、正義感の強いブラピの、財布は戻って来ると 信じる情熱には勝てず、一日に三度の挑戦もむなしく、夕陽を浴びながら, 田舎道を帰るしかありませんでした。<br />

    翌日、朝一番に警察に行きました。 場所は、前日もお散歩に行った、カテラードスの町です。実はフィラには 警察がなく、ここが、メインの警察署なのでした。 とは言え、六帖ほどの広さの、交番よりひと回り大きいといった程度の ものです。
    そこには中年の警察官が一人でいました。
    事情を話すと、今はその書類を作る権限のある者がいないので、あと2時間後 に来てくれと言います。 半端な時間だとは思いながら、フィラに行き、雑用を済ませると、ちょうど いい時間になり、再びフィラからバスに乗って警察所へ。
    すると、朝とは一変して、警察官が6〜7人、狭い部屋にいます。その人たちが そろいも揃ってカッコイイのです。
    確かアテネの衛兵は身長や容姿で選ばれていたというのを聞いたことがあった けど、警察官もそうなのでしょうか?
    私は、最も偉そうな人の手が空くのを待っていました。
    すると、その中でも特別にカッコイイ、ブラッド・ピットにそっくりな、 いや、もっとカッコイイ一人の警官が近付いてきて、私に用件を聞いてきました。
    私は、うっとりしながらも、きちんと趣旨を伝えました。 すると、ブラピは、私たちがいつ島を発つのか聞いてきました。 3日後の8月7日だと言うと、それならその前日の6日に来いと言うのです。
    そこには誰もが触れる棚の上に、大切そうな書類と共に、たくさんの財布や パスポートが無造作に山積みされていました。 ブラピはそれを指して、財布が出てくるかもしれないと言うのです。
    実は私はブラピより、ジョニー・デップが好きな方ですから、負けては いませんでした。 しかし、財布が出てくるかもしれないと信じるブラピの気持ちには揺るぎない 自信があるようです。 もちろん、財布だけでも出てくればうれしい。特に小銭入れは、高価 なものではないけれど、春にニースで買った、皮の色といい、柔らかさ といい、いい風味を出していた手作りの品だったので。
    朝来た時は2時間後に来いと言われたから来たのに・・・。
    納得はいきませんが、すごすごと一時退場するしかありませんでした。
    午後はペリッサビーチに行き、きれいなビーチと素朴な町並みを堪能 し、バスでホテルのあるバス停へ。 ・・・・行くはずが、ホテルのカードを見せたのに、ドライバーが間違えて、 一つ先のバス停まで行ってしまいました。
    バス通りを歩いて戻れば歩いても5分ほどでしたが、ここからカテラードスを 通ってお気に入りの田舎道を通 って遠回りして帰ることにしました。

    その時、再びひらめいたのが、警察に寄ることでした。
    ブラピさえいなければ、もしかして、事が済むと考えたからです。 果たして、ブラピは・・・ いなかった。
    しかも、警官は偉そうな人が一人だけ。これはまたとない チャンスでした。
    ただ、そこには4人の先客がいて、その警官に書類を作成してもらって いる最中でした。 4人はイタリア人のグループで、こちらは深刻でした。
    レンタカーを盗まれたのです。
    車の座席には、免許証、財布(130ユーロ入り) たばこ(たばこと言ったのは、シャレだったらしいけど)が置いてありました。
    あの、イタリア人がこんなところで被害に遭うなんて・・・日頃は平和な島だけど 夏の間は島の人口の数十倍の人がやって来るわけで、油断はできないのです。
    偉そうな警官は、代表者の住所、パスポートナンバー、父親の名前まで 書類に書き込んでいました。
    もう、私たちの順番は秒待ちでした。
    警察官は一人だと思っていたら、その後ろのドアに長さ15cm、高さ7cmの 小さい窓が付いていて、そこからニヤケた男の目が見えるのです。 ちょうど男が立つと、その位置が目になるのですが、男はそこからこちらの 様子を覗いて、ニヤニヤしているのでした。

    さて、イタリア人グループの書類作成もほぼ終わりという時、ざわざわと 帰ってきた一団の警察官。
    そこには、まさかのブラピの・・・姿がありました。
    私は、昼に来た東洋人とは別人を装い、小さくなっていました。
    しかし、ブラピはそれを見逃しませんでした。
    近付いてきて、
    「何でまた来たの?僕の言ったことがわからなかった?」 私は少し抵抗をしましたが、正義感の強いブラピの、財布は戻って来ると 信じる情熱には勝てず、一日に三度の挑戦もむなしく、夕陽を浴びながら, 田舎道を帰るしかありませんでした。

  • 一日置いて、いよいよ6日、ブラピに来いと言われた、サントリーニを発つ 前日となりました。<br />朝、まず仕事を済ませようと警察に行きました。<br />今日はブラピの姿はありません。 <br />中には若い女性の警官が一人と、偉そうな、書類を書くには申し分のない警官が座って いました。<br />私は自信を持って、いきさつを説明しました。 <br />すると、その女性が質問してきました。<br />「 いつサントリーニを発つのか?」と。<br />自信を持って、明日だと答えると、何時か聞いてきました。<br />「 17時半だ」と言うと、 では、明日来なさいと言うのです!!! <br />もしかすると明日までに財布が出てくるかもしれないと言うのです。<br />偉そうな人は英語が話せないらしく、別の書類を書いていました。<br />私は頭がくらくらしてきました。 <br />そして、さっきから感じるニヤニヤ光線。<br />見ると、おとといのニヤけた男が まだ同じようにドアに付いた小さいまどから、目だけを出して、覗いている のでした。この状況から見ると、男は、何か軽犯罪で拘束されているよう でした。 <br /><br />決して、仕事を先延ばしにしたり、たらい回しにするつもりはないのでしょうが このスピードにはさすがについていけません。 <br />でも、この女性も、財布が出てくると信じているのです。 <br />私は書類の必要性と、今日ここに来いと言われて来たのだということを 説明しましたが、なかなか聞き入れてもらえません。<br />あ〜っ、こんな時にブラピが来てくれれば一発で解決だというのに、こんな時には 一向にその気配はない。<br />私は、それではサントリーニの最後の観光がなくなるということを熱弁して、 ようやく女性は重い腰を上げたのでした。<br />昨日のイタリア人の時のように、聞き取り調査はなく、書類を渡され自分で 書けと言われました。 逆にその方が早いので、こういう書類を書き慣れて(!?)いる私は、 時間がもったいないので急いで済ませると、女性はそれを見ながらギリシャ語 で書き直し、きれいな字で清書してくれました。 <br />若い女性だったので、あれだけ気を持たされた書類を処理できるというのも 意外でした。 結局、偉そうな人はいなくても変わりはなかったのでした。 <br />この書類を大切に持って帰ったのは言うまでもありません。 <br /><br />帰ってカード会社から連絡があり、届けを出した後に、一度使われて いたことがわかりました。なくしたカードは、顔写 真入りで、サインも漢字でした。 東洋人も少ない島で、ネットの買い物でもなく、レストランで堂々と 使われ、店の人も気が付かなかったといのも驚きでした。<br />そして、この時こそ、この警察の書類が威力を発揮したのでした。 <br /><br />ヨーロッパ各地では、あきらめも肝心。<br />そしてねばりも肝心なんです。<br />

    一日置いて、いよいよ6日、ブラピに来いと言われた、サントリーニを発つ 前日となりました。
    朝、まず仕事を済ませようと警察に行きました。
    今日はブラピの姿はありません。
    中には若い女性の警官が一人と、偉そうな、書類を書くには申し分のない警官が座って いました。
    私は自信を持って、いきさつを説明しました。
    すると、その女性が質問してきました。
    「 いつサントリーニを発つのか?」と。
    自信を持って、明日だと答えると、何時か聞いてきました。
    「 17時半だ」と言うと、 では、明日来なさいと言うのです!!!
    もしかすると明日までに財布が出てくるかもしれないと言うのです。
    偉そうな人は英語が話せないらしく、別の書類を書いていました。
    私は頭がくらくらしてきました。
    そして、さっきから感じるニヤニヤ光線。
    見ると、おとといのニヤけた男が まだ同じようにドアに付いた小さいまどから、目だけを出して、覗いている のでした。この状況から見ると、男は、何か軽犯罪で拘束されているよう でした。

    決して、仕事を先延ばしにしたり、たらい回しにするつもりはないのでしょうが このスピードにはさすがについていけません。
    でも、この女性も、財布が出てくると信じているのです。
    私は書類の必要性と、今日ここに来いと言われて来たのだということを 説明しましたが、なかなか聞き入れてもらえません。
    あ〜っ、こんな時にブラピが来てくれれば一発で解決だというのに、こんな時には 一向にその気配はない。
    私は、それではサントリーニの最後の観光がなくなるということを熱弁して、 ようやく女性は重い腰を上げたのでした。
    昨日のイタリア人の時のように、聞き取り調査はなく、書類を渡され自分で 書けと言われました。 逆にその方が早いので、こういう書類を書き慣れて(!?)いる私は、 時間がもったいないので急いで済ませると、女性はそれを見ながらギリシャ語 で書き直し、きれいな字で清書してくれました。
    若い女性だったので、あれだけ気を持たされた書類を処理できるというのも 意外でした。 結局、偉そうな人はいなくても変わりはなかったのでした。
    この書類を大切に持って帰ったのは言うまでもありません。

    帰ってカード会社から連絡があり、届けを出した後に、一度使われて いたことがわかりました。なくしたカードは、顔写 真入りで、サインも漢字でした。 東洋人も少ない島で、ネットの買い物でもなく、レストランで堂々と 使われ、店の人も気が付かなかったといのも驚きでした。
    そして、この時こそ、この警察の書類が威力を発揮したのでした。

    ヨーロッパ各地では、あきらめも肝心。
    そしてねばりも肝心なんです。

  • ミスターガルビス <br /><br />荷物を受け取ると、前回の旅行で買ったスーツケースの鍵が壊れていた。 壊されたのか壊れたのかはわからないが、紛失物はないか、ざっと調べたが、 特に問題はようだった。(もともとスーツケースには一切金目のものも、大切な ものも入れていない。)<br />一応空港でクレームをつけたが、タイプされた紙(日付けや乗ってきた便名、 私の名前がタイプされている程度の簡単な、わら半紙をちぎったような紙切れ)と、そこに書かれた電話番号を渡され、Mr. ガルビスに連絡しろという。<br />どうして電話しなくちゃならないのかの説明もなく(ギリシャの人は英語は一通り しゃべれるが、面倒な説明はしたがらない。)電話するとどうなるかもわからない まま、その場を離れるしかなかった。 <br /><br />次の日Mr.ガルビスに電話すると、彼は一週間休暇中だから、それからだと言う。<br />電話出た人に用件を言うと、自分は今トレーニング中だから、もう少ししたらでき るように(何が?)なるんだけど・・・との事。 <br /><br />そのあと電話したのが、クレタから。 8月12日だった。<br />Mrガルビスはいなかった。 電話にでたジョンと話をした。 <br />今どこにいるのか聞かれたので、クレタだと言った。 <br />いつアテネに戻ってくるか聞くので、13日(翌日)と伝える。 <br />いつアテネを出るか聞くので14日と伝える。<br />それならアテネに着いてから、5時半に電話してくれと言う。 <br /><br />8月13日、約束には少し遅れたが電話をする。<br />今日の相手は、かなりナマリが強い。<br />そして、ギリシャ語はしゃべれるか?と聞かれる。 <br />noと言う。(noに決まってるじゃん!)<br />私は強引に用件を伝え、明日アテネを立つんだと強調する。<br />名前を聞かれたので伝えると、日本人かと聞かれる。(何でわかるの?)<br />自分の仕事の時間はあと10分で終わるし、時間がないという。<br />成田で手続きをしてくれと言う。<br />あ〜、今日までのやりとりはいったい何だったのか。 期待はしていなかったが、ある意味期待(予想)どおりの展開。<br />最後に、電話の向こうの相手の名前を聞いてみた。 <br />それは、Mrガルビスだった! <br />私は思わず、ずっとあなたを探していたのですよ!<br />やっとつかまえた! と叫んだ。<br />人の善さそうなMr.ガルビスは、いい旅を!と言ってくれた。<br /><br />あ〜〜〜〜〜っ。 ギリシャの旅行はすべてこんな感じ。 今までの旅行でいろいろ学んだつもりだったが、まだまだ甘かった。<br />責任転嫁、先延ばし、いい加減さは日常茶飯事。 <br />こんな調子で、旅行中たくさんのMr.ガルビスに出会った。 <br />彼等は問題を先延ばしにしたり、適当な言い訳やとりつくろいをしてきた。<br />特におじさん(40〜60歳)が怪しい。<br />もう、みんなが適当というか、大雑把というか、いい加減というか、もしかして 不親切?と、疑うような時もあったほど。<br /><br />道を聞くと、あっちだ!という指をさす範囲が大きくて、方向がわからない。<br />この道を行けばいいと言うので、まっすぐ行くと、何回か曲がらなくてはいけなかったり。細かい説明はない。<br />普通でも、ヨーロッパでは念を入れるなら、3回は 人に聞いた方がいいと思っていたが、ここでは、10人くらいに聞かないと、目的地 にはたどり着けない。 <br />とにかくいい加減。聞かれたら、その場だけやりすごせばいいという感じ。<br />知らなくても、知っているような顔で、しっかり自信顔で回答してくれる。<br />その後、人がどうなろうとおかまいなし。 <br />こちらも、大雑把にしか信用しないから、カンも働かせ、いくつものケース (オプション)を見込んでメッセージを受け取る。 <br /><br />でも、そんな人たちと出会うのが、私の旅なのだ。<br />そんな人たちはいつもなぜか憎めない。<br />けっこういい思い出になるものなのだ。 <br /><br />さてさて、更なる後日談。 成田に帰国して、スーツケースの紛失のクレーム係へ(今までも、ずいぶん被害に 遭ったけど、クレームは今回が初めて)行く。<br />使いものにならないほど、潰されていたスーツケースもあった。<br />それに比べたら私のは、小さい被害なんだけど、このスーツケースの場合、鍵が かわいかったので、ぜひ直したい。<br />まず、ガルビスについて説明と私も言い訳を。 <br />そして書類を(紙切れ)渡すと、 <br />「これでいいですと。」 <br />言って、コピーをとり、指定の住所に宅配便(着払い)で送れば、1か月(メーカ ーに回すので:普通なら1週間)で 直るでしょう。とのことだった。 <br />ガルビスさんに時間があったら何をしてくれたのか。 もしかしたら、直すっていう意味だったのかな? <br />あのわら半紙をちぎった紙切れにこんな威力があったとは・・・。 <br />

    ミスターガルビス

    荷物を受け取ると、前回の旅行で買ったスーツケースの鍵が壊れていた。 壊されたのか壊れたのかはわからないが、紛失物はないか、ざっと調べたが、 特に問題はようだった。(もともとスーツケースには一切金目のものも、大切な ものも入れていない。)
    一応空港でクレームをつけたが、タイプされた紙(日付けや乗ってきた便名、 私の名前がタイプされている程度の簡単な、わら半紙をちぎったような紙切れ)と、そこに書かれた電話番号を渡され、Mr. ガルビスに連絡しろという。
    どうして電話しなくちゃならないのかの説明もなく(ギリシャの人は英語は一通り しゃべれるが、面倒な説明はしたがらない。)電話するとどうなるかもわからない まま、その場を離れるしかなかった。

    次の日Mr.ガルビスに電話すると、彼は一週間休暇中だから、それからだと言う。
    電話出た人に用件を言うと、自分は今トレーニング中だから、もう少ししたらでき るように(何が?)なるんだけど・・・との事。

    そのあと電話したのが、クレタから。 8月12日だった。
    Mrガルビスはいなかった。 電話にでたジョンと話をした。
    今どこにいるのか聞かれたので、クレタだと言った。
    いつアテネに戻ってくるか聞くので、13日(翌日)と伝える。
    いつアテネを出るか聞くので14日と伝える。
    それならアテネに着いてから、5時半に電話してくれと言う。

    8月13日、約束には少し遅れたが電話をする。
    今日の相手は、かなりナマリが強い。
    そして、ギリシャ語はしゃべれるか?と聞かれる。
    noと言う。(noに決まってるじゃん!)
    私は強引に用件を伝え、明日アテネを立つんだと強調する。
    名前を聞かれたので伝えると、日本人かと聞かれる。(何でわかるの?)
    自分の仕事の時間はあと10分で終わるし、時間がないという。
    成田で手続きをしてくれと言う。
    あ〜、今日までのやりとりはいったい何だったのか。 期待はしていなかったが、ある意味期待(予想)どおりの展開。
    最後に、電話の向こうの相手の名前を聞いてみた。
    それは、Mrガルビスだった!
    私は思わず、ずっとあなたを探していたのですよ!
    やっとつかまえた! と叫んだ。
    人の善さそうなMr.ガルビスは、いい旅を!と言ってくれた。

    あ〜〜〜〜〜っ。 ギリシャの旅行はすべてこんな感じ。 今までの旅行でいろいろ学んだつもりだったが、まだまだ甘かった。
    責任転嫁、先延ばし、いい加減さは日常茶飯事。
    こんな調子で、旅行中たくさんのMr.ガルビスに出会った。
    彼等は問題を先延ばしにしたり、適当な言い訳やとりつくろいをしてきた。
    特におじさん(40〜60歳)が怪しい。
    もう、みんなが適当というか、大雑把というか、いい加減というか、もしかして 不親切?と、疑うような時もあったほど。

    道を聞くと、あっちだ!という指をさす範囲が大きくて、方向がわからない。
    この道を行けばいいと言うので、まっすぐ行くと、何回か曲がらなくてはいけなかったり。細かい説明はない。
    普通でも、ヨーロッパでは念を入れるなら、3回は 人に聞いた方がいいと思っていたが、ここでは、10人くらいに聞かないと、目的地 にはたどり着けない。
    とにかくいい加減。聞かれたら、その場だけやりすごせばいいという感じ。
    知らなくても、知っているような顔で、しっかり自信顔で回答してくれる。
    その後、人がどうなろうとおかまいなし。
    こちらも、大雑把にしか信用しないから、カンも働かせ、いくつものケース (オプション)を見込んでメッセージを受け取る。

    でも、そんな人たちと出会うのが、私の旅なのだ。
    そんな人たちはいつもなぜか憎めない。
    けっこういい思い出になるものなのだ。

    さてさて、更なる後日談。 成田に帰国して、スーツケースの紛失のクレーム係へ(今までも、ずいぶん被害に 遭ったけど、クレームは今回が初めて)行く。
    使いものにならないほど、潰されていたスーツケースもあった。
    それに比べたら私のは、小さい被害なんだけど、このスーツケースの場合、鍵が かわいかったので、ぜひ直したい。
    まず、ガルビスについて説明と私も言い訳を。
    そして書類を(紙切れ)渡すと、
    「これでいいですと。」
    言って、コピーをとり、指定の住所に宅配便(着払い)で送れば、1か月(メーカ ーに回すので:普通なら1週間)で 直るでしょう。とのことだった。
    ガルビスさんに時間があったら何をしてくれたのか。 もしかしたら、直すっていう意味だったのかな?
    あのわら半紙をちぎった紙切れにこんな威力があったとは・・・。

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  • チビケイさん 2005/07/15 22:28:51
    夏のエーゲ海、小さな事件簿島:サントリーニ島♪恐るべしギリシャ人o(〃^▽^〃)oあははっ♪
    お母様のスリ事件(^^ゞそのものよりも(ゴメンネ)
    night−trainさんの警察でのやりとりが凄くユニークでした。
    (nightさんがじゃなくてぇブラピ警察官とかですよぉ(^^ゞ)

    しかしギリシャの人ってある意味面白いんですねぇ(゚ー゚)(。_。)ウンウン
    明日になれば出てくるぞぉーーーって思ってるのかな(・・?
    それでも異国の地で頑張ったnightさん偉い!

    そう言えば、つつきさんもベニスで大金をスラれてしまった
    旅行記がありましたが、nightさんも、つつきさんも
    キチンと最後まで努力をする所って見習わなくちゃあとシミジミ( ̄ヘ ̄;)
    (チビケイ変なところで諦め良すぎる・・・)
    言葉が出来ないと不安だけど自分でやれる限りの
    努力は必要ですよねぇ(*'ー'*)ノ~~

    以前シャルルドゴール空港で
    見ず知らずの日本人女性(チビケイよりずっと若い人)が
    イキナリ「すいません。私ヒースロー空港のDFSにクレジットカード
    忘れて来たんだけど、どうしたら良いかわからなくて、助けてくれませんか」って、唐突に言われたの。
    私も英語はかなーーーーりの片言(^^ゞ
    でも泣きそうな彼女を見てると仕方なくてシドロモドロノ英語で
    同じくシャルルドゴールのDFSの人に話しをして
    カード会社には使用不可にして貰ったりしましたぁ
    私の連れは凄く不機嫌になりましたが
    (自分でヤレーーーと思ったみたい^^;)無事連絡ついたら
    その若い女性「なんだぁ意外と簡単に出来るのネェ」
    (≧ヘ≦)ムカ〜〜〜ジブンデヤレェ〜  って、
     思った私は人間出来てないなぁ ̄m ̄) ウププッ

    そんな事もありましたが海外に出て何かが起こった時って
    最後まで諦めずキチンと処理すると次の自信に繋がりますね(#^.^#)

    結果〜お母様のお財布は出てこなかったかなぁ( ̄ヘ ̄;)ドコイッタカナァ

     何だか長々とゴメンナサイm(__)m
     海外でのアクシデントに、どう対処するか、とても勉強になります。
     何でも知らないより知っていた方が選択肢も増えるから(‐^▽^‐)
     
    ('-'*)アリガト♪nightさん♪
    (*^▽^)ノ~~ マタオジャマシマスネー♪

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