2003/07/25 - 2003/07/26
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night-train298さん
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16時発。
船内は相当な人数の人が乗っていた。
・・・相当な人が乗れるスペースがあった。
私はけっこう船が好きだ。(揺れない限り) 自由に動き回れるので船内の探検も楽しい。
甲板に出ると、どこまでも青いエーゲ海。
船は22時少し前に着く。
当然真っ暗。 フェリーの入り口で、待つ。
この大きな扉の向こうにどんな景色があるのか? お迎え(ホテルの客引き)はあるのか? 扉は宇宙船みたいに大きく上から開き、真っ黒な空がまず見える。
それから徐々に港が目の前に現れた。
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やはり時間のせいか、もしくはマイナーな島のせいか、客引きはいなかった。 ホテルがみつかるか心配だったが、港の公営と私営のインフォメーションでそれぞれ聞い てみた。
ここでは、港近辺の情報は多かったが、島全体の情報が少ない。 ちょうど島の中心アポロニアへ行くバスが出ていたので乗ることにした。
アポロニアのiは私営のようだった。 時間も時間なのでこちらの要求も控えめ。
たった一つ残っていた場所に、ノーチョイスで決める。
そこは、ビーチに近い村ということだった。 シフノスでは、海のある田舎でのんびりしたかったので、それもいいと思った。
アポロニアから7km先の場所で、タクシーで連れていってもらった。
ホテルというより、民宿のような感じ。
回りには家もない。
誰かいないか探したが、心細いことに、人の気配はなかった。
インフォメーションのお兄さんが電話してくれたはずなのに・・・。
タクシーのおじさんは協力的だったが、悪いので帰ってもらった。
しばらく待っていると、おばさんが現れた。 鍵をわたしてくれ、コーヒーを自由に作って飲める裏の部屋を案内してくれたり、 部屋の説明をしてくれた。
すごく静かな場所だ。 まわりはどうなっているのか、どんな景色なのか全く見えない。
とにかく宿が確保できてほっとした。
明日を楽しみにシャワーを浴びて、洗濯をして寝た。 -
7月26日 (土曜)
朝4時に目が覚める。 昨日は漆黒の中、タクシーに連れてこられ、まだここがどんな場所なのか、 どんな風景の場所なのかわからない。
明るくなるのを待って外に出てた。
見晴しの良い高台で、下方には小さな湾になった海が見えた。
昨日教えてもらったコーヒーを作る裏の小さな部屋に行く。 そこにはキャンプ用のコンロと、空き瓶に入ったコーヒー、紙コップなどがあった。
コーヒーメーカーはないし、細かい粉だったので、インスタントコーヒーかと 思って作ったらすごい味になった。
グリークコーヒーだった。 よく見たら、グリークコーヒーを作るための小さなパン(鍋?)も置いてあった。
ここは、2階に入り口があって、昨日は気が付かなかったが、一階が経営者の 住まいになっている。 2階と3階の合わせて6部屋ほどを貸している民宿のようだ。
各室にはそれぞれ独立した入り口とバルコニーが付いていて、部屋にはエアコンは なかったが、天井に大きな扇風機がついていて、一日中過ごしやすい気候の シフノスでは、心地よかった。
シンプルな作りだが、冷蔵庫だけは大きかった。
それでも田舎のせいか、値段も安く(おばさんが管理をしているせいか、チップも 取らず) とても快適だった。 -
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海の方におりていく。
海までは少し距離があるが、いいお散歩コースだ。
人の気配はない。
海岸に出るとお店がいくつかあり、その一つの店のおじさんが声をかけてくれたので その店に入る。(そういうのに弱い)
朝はレストランで食べる予定だったが、そのおじさんの店でトマト、梨やらチーズ、パンを買ってビーチで食べることに変更した。
ビーチはどこかおじさんに聞くと、近くに4か所あると言う。そのすべてを教えてくれた。
その一つのビーチを目指した。
すぐにビーチはわかった。
誰もいない。
木の下にござを敷いた。 そこで40分くらい泳いだ。
最初は水が冷たくて、なかなか肩までつか ることができなかったが、エメラルドを溶かしたような水は、浸かっているだけでもとてもとても気持ちがいい。
私は海に入るのが大好き。 泳ぐのはプールで、海は浮き袋を持参して、水の上をさすらうのが好き。 (かなり臆病なのだ)
しかし、うかつにも浮き袋を持ってくるのを忘れた。 案外、外国では売っていないものである。
何かに刺された気がした。 くらげかと思ったら、体長3cmの魚がたくさん泳いでいた。 魚がつつくのだ。
女の人が一人で来て泳ぎはじめた。 エメラルドグリーン、ピーコックブルー、深い深い青だ。 夢のように気持ちがいい。 -
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紹介された民宿はこんなところにあった!
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一階が大家さんの家。ニ階、三階を貸していた。
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お昼頃、一度ホテルに帰り、町(アポロニア)にホテル代を支払いにいく。 昨日のインフォメーションで支払うことになっているのだ。
宿のすぐ目の前にバス停がある。(どこでも道じゅうバス停だった) 昨日通った道のはずだか、全く街灯がなかったので、初めて来たように、車窓の景色に釘付けになる。
家はほとんどなく、見晴しが良い。
丘をいくつも超えていく。
まずはインフォメーションでお金を払い、町を散策。
キクラデス諸島特有の白い町。
お店をのぞく。ジュエリーショップがたくさんあった。
ひとまわりして食事。おしゃれな盛り付けで味加減もよく、一応おいしかった。
一度家に帰りまた海に向かう。 (一日が長い。日没が遅いせいもあるが、時間がゆったりと流れている)
海の近くの、ロバがいる敷地内に入ろうとすると、ロバはすごい声をだして抵抗した。 ロバがいた農場の裏の道を歩いてみる。
海に降りて行く途中、上から見えた道を どこまでも行ってみる。道の両側は、石積みの塀に囲まれている。 行き止まりまで行ったが、ここからまっすぐ上に登ればホテルまですぐだというのに、道がなかった。(誰かの敷地を通 らなければならなかった。:後でわかったが、この道まで全部ホテルの土地だったので、入っても良かった。) -
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民宿の小さなベランダ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- さすらいおじさんさん 2005/06/24 10:34:56
- この街の自然な美しさが気に入りました。
- night-train298さん きれいな街ですね。
真っ白な壁に窓枠だけの青さが映えますね。エーゲ海の青も見事ですね。
チュニジアのカルタゴ海岸のシディ・ブ・サイドを連想しましたが、シディ・ブ・サイドは少し観光地化されているので、この街の自然な美しさが気に入りました。
- night-train298さん からの返信 2005/06/24 22:37:08
- さすらいおじさん、そうなんです!
この島に立ち寄る観光客は、夏でもそう多くはありません。
とてもありふれた、キクラデス諸島の一つなんですね。船の航路の中から、たまたま選んだ島でした。
行ってみたら、素朴な海岸でも、海に入ると水の色が青くも緑にも見えて、気持ち良かったです〜。
この島では、驚くほど何もすることがなく、いきなり日本からアテネを経て、
やってきてしまったため、時間が長〜く感じられました。(夏なので日も長いですね)
なかなかヨーロッパ人のバカンスのようにはいきません。
でも、今この島が無性になつかしいです。
たくさん世界じゅうを旅している「さすらいおじさん」に、この島を気に入っていただけて、うれしいです!
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