1995/08/26 - 1996/06/26
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南京ドンブリさん
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「南京ドンブリ」というハンドル名の由来は、南ドンがはじめて中国南京の南京大学で留学生生活をした95年当時まで遡らなければいけません。
当時“某”都市銀行の銀行員だった南ドンは中国南京へ派遣され、1年間の語学留学の機会を与えられました。大企業の会社員なら中国語研修の場所は「北京」や「上海」といった大都市と相場が決まっていますが、南ドンは「南京」へ派遣されました。当時“某”都市銀行が南京に事務所を開設する計画があったからです。
24時間コンビニやマクドナルドの第一号店が開店して新聞のトップ記事になっていた時代です。今でこそ、高速道路の開通(1997年)で上海から様々な物資が運び込まれていますが、当時の南京で日本食を口にすることは困難を極めていました。
上海支店から南京事務所開設の応援で銀行の先輩が南京へやって来た時です。南ドンにお土産として「海苔」と「マヨネーズ」をくれたんです。両方とも当時の南京では手に入らなかった食品でした。
でも、それをどうやって食べるか…。南ドンの部屋には日本の醤油もありませんでした。また、当時の南京では野菜を生で食べる習慣はなく、自分自身、生で口にする勇気もありませんでした。
「どうする…」そこで南ドンは学食で買った白飯の上にマヨネーズをかけ、更に海苔をのせて食べたのでした。それは、南京で生活して以来、ずっと口にすることのなかった味でした。食べながら、思わず涙が出たほどです。
その丼を南ドンは「南京ドンブリ」と命名しました。
今では、南京でも海苔やマヨネーズが手に入りますし、また醤油も買えるし、サラダを食べる習慣も増えてきています。そんな中、南ドンも、その後の中国生活で「南京ドンブリ」を食べる機会はすっかりなくなりました。
でも、せめてハンドル名として、この名前を使用し続けることにしました。そうすることで、南ドンは当時の生活を思い出し、また日本の一切を捨て中国に飛び込んだ“初心”を思い出すことが出来るのです。
「南京ドンブリ」…“あれ”を食べた時の感動と感謝の気持ちを、南ドンは今も忘れません。
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この旅行記へのコメント (2)
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- hikkyhikkyさん 2007/06/07 10:27:37
- 南京大学訪問
- 南京ドンブリさん、
2007年11月に南京大学に仕事で行く予定です。南京ドンブリさんのとても詳細な南京案内が大変参考になりました。ありがとうございました。
とりあえずのお礼まで。
- 南京ドンブリさん からの返信 2007/06/08 12:49:05
- RE: 南京大学訪問
- 南京大学卒業生の南京ドンブリです(笑)。
はじめまして。
最近、4月、5月、6月と南京へ行く機会に恵まれまして、一昨日も南京から帰ったばかりなんです!
わたしが住んでいた頃とは大分変わっています。
上海からは“新幹線”で2時間で南京に行けますし、駅に降りたら目の前は玄武湖の絶景が迎えてくれます。
南京大学も2002年の建校100周年以来、変化を続けています。
とても文化的な町です。
楽しみにしていてください(^0^)!
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