誰も知らない？トラスカラ州?

2005/06 - 2005/06

古代メキシコ人は、人間はとうもろこしから生まれたと考えていました。今も昔も、とうもろこしはメキシコ人の主食であり、メキシコ人の元気の素です。
『トラスカラ』とは、『とうもろこしの場所』という意味。
トラスカラ州に入った瞬間から、とうもろこし畑の広がる牧歌的な風景を楽しむことができます。


トラスカラ州へのアクセスは以下の通りです。
(1)首都メキシコシティから：
東方面ターミナル（ＴＡＰＯ）から、ＡＴＡＨまたはＰＲＩＭＥＲＡ　ＰＬＵＳ社の一等バスで、所要時間２時間。
(2)プエブラから：
中央バスターミナル（ＣＡＰＵ）から、ＡＴＡＨ、Ｖｅｒｄｅなどの一等バスで、所要時間１時間。
(3)ベラクルスから：
中央バスターミナルから、ＡＴＡＨ、ＡＤＯなどの一等バスで
所要時間４時間となっています。
トラスカラ州設立の歴史について、欠かせないのが
Cuatro Señorios ４大君主とトラスカラ同盟です。
12世紀頃、トラスカラ州では、４大勢力が独立した自治政府を立て、その君主たちは、それぞれの領土と政治形式を尊重しつつ、トラスカラ同盟を結ぶことを決めました。この同盟関係は、無意味な争いを避け、トラスカラの発展を助けました。
そして、アステカ帝国の支配が広がったときも、この小さな州は４大君主のもと、独立を守り続けました。
当時の様子は、トラスカラ州庁舎内の大壁画にみることができるほか、政治の中心であったティサトラン、巨大な市が開かれ交易が盛んだったオコテルルコには、繁栄の跡をうかがえる遺跡が残っています。まずは、そんなトラスカラ州州都の見所を写真で紹介します。

エリア その他の都市(メキシコ)

メキシコで一番小さい州です。首都メキシコシティから東へ約110?、車で弱2時間と便利な位置にあります。

トラスカラには、コロニアルな町のほかに、民芸品村、数多くのアシエンダ(アントニオ・バンデラス主演のゾロという映画の舞台になった所もあります）、プルケ村、砂漠(!)やエコロジーホテルなどなど、見所たくさんです。

州都トラスカラ市内の地図

緑あふれる中央広場ソカロ

中央広場ソカロをぐるりと囲むポルターレスには、喫茶店やレストランが立ち並んでいます。

州庁舎内の壁画

旧サンフランシスコ修道院周辺

オコトラン教会は、白い塔と正面ファサードの美しさで有名です。