チベットに憧れて　?ふらふらラサぶら散歩

2004/12 - 2005/01

ジョカンからすぐの香巴拉酒店。
ホテルを起点にラサをふらふらと散策。
酸素欠乏でふらふら。
ラサの明け方は氷点下5度くらい。
日中は、日差しが強いのでしっかり着込めば寒さはそれほどでもない。
冬のラサは、緑が少なく外国人旅行者も少ない。
夏のラサは、緑が溢れ外国人旅行者が大勢来るらしい。
冬のラサは、農作業を終えた巡礼者が全チベットからやって来る。
民族衣装を来た巡礼のチベット人達を眺めているだけでも楽しい。
チベットに行った目的は、人を観ることでもあったと感じた。

表紙:巡礼で賑わうジョカンの門前

エリア 拉薩(中国)

ポタラ宮の裾を行く手漕ぎ三輪自転車。

ホテルのロビーのチベット画。
描画作業はゆっくりと進行中。

巡礼の父娘。
写真を撮ったら当然喜捨を求められた。
チベットで喜捨を要求するときは、握り拳（言葉では説明が微妙だが）を出すようだ。

ジョカン前には様々な露店が立ち並ぶ。
紺碧の空に、綾なす街が眩しいラサ。

これは毛糸屋。

ドライフルーツ満載の荷車を曳くのは、白い帽子のムスリム。

果物屋は量り売り。

CD･VCD屋。
どのCD･VCD屋でもチベット人歌手・三木科の「落暮沙貝」のPVを流すので、
耳から離れず迷わずCDを購入。
印度舞踊デュエット曲で能天気な感じの曲。
インドを感じるチベット。
そろそろインドに呼ばれ始めたか(w

ムスリム達と公安。何が起きたんだ？

仏具屋。

メンツィカン
由緒正しいチベット医学の病院で、チベット暦も作成している。
門前で売っているのがチベット暦。

民族衣装屋。

カムパ(チベット東部の民)かな。

子供ならカメラを向けても喜捨を求められることもなさそうなので。

同じような物を被る御一行。
背嚢は軍払い下げ？

元気なラサの子供たち

毎日同じ場所に佇む僧侶。
見た目は高僧っぽいけど。
人生相談をしてるようだ。

路地裏のチベット人たちの住まい。
生活感溢れる雑然さ。

ダライ・ラマ法王の夏の離宮ノルブリンカの入口。
日光東照宮の陽明門のような装飾。
H.ハラーの「セブン･イヤーズ･イン･チベット」によれば、
先代であるダライ･ラマ13世は、陰鬱なポタラ宮よりもノルブリンカを好んだらしい。

写真は8世の離宮、ケルサン・ポタン。
門の脇の左右にはパンダ型のゴミ箱。中国の観光地じみている。

現14世の離宮、タクテン・ポタン。
手前は太陽熱湯沸し器。
金属の反射板で太陽光を一転に集約、
やがてヤカンから激しく湯気が上がって湯が沸く。
強力な日光が降り注ぐチベットならではの便利グッズ。

新し物好きのダライ・ラマ14世は、伝統的な様式の建物ながら、内部には西洋式のトイレやシャワーも備え付けた。
離宮の内部にはチベットの歴史を描いた壁画がある。
猿から生まれたチベット人の先祖に始まり、仏教の伝来、ソンツェン・ガンポ王の事績、
ポタラ宮の造営と続き、最後はダライ･ラマ14世とバンチェン・ラマ10世対毛沢東の北京での会見で終わっている。
玄関を入った正面に掛けてある時計は、9時を指して止まっている。
チベット動乱の結果、1959年3月17日、14世はチベット国民の運命を案じながらタクテン・ポタンを密かに脱し、インドへと亡命して行った。
その脱出の時刻が、時計の針の指している(午後)9時という話があったが、「ダライ・ラマ自伝(文春文庫、p.220)」によれば、脱したのは午後10時少し前となっている。

ジョカンをぐるっと環状に取り囲む、門前いや門環町・バルコル。
いつでも賑やか、さしずめラサの浅草か。
そんなバルコルをコルラ×数周した。
逆走はしてません。

ネチュン寺の門前にて。

ネチュン寺付近の農村の家屋。
門の上にヤクの頭骨、そしてタルチョ。

デプン寺の麓で。
ビリヤード台をハイハイ。

デプン寺の麓のトラクタータクシー。
荷台のマークはスリーダイヤ。
かなりの台数のスリーダイヤのソレを見掛けたけど、
こんなものまで造ってたのか、三○重工。

常夏の楽園･ラサ。
…ありえない。

マニ車(1回転で読経1回の功徳)を回しながらポタラ宮をコルラ。

衛兵が警戒しポタラ宮に対峙する「西蔵和平解放紀念碑」(江沢民2001年10月1日)
チベットの平和的解放という歴史的大偉業を後の世にまでも伝えていく記念碑。

ラサで見つけた北海道、「熊出没注意｣
黄色のステッカーは、どんな旅をしてラサに辿り着いたのだろうか。
そして今、ラサの街を走っている。

月まだ高い朝のバルコル。
タルチョを戴き白い壁を連ねるチベット住居。

ムスリム街の野菜売り。
女性は顔を覆っている。

鮮やかな衣装のチベット女性。

ジョカン前のタルチョ屋と公安。

いじめじゃないよ。

食肉市場。
斧で骨を叩き割る。

大きな図体のチベット犬。
鉄鎖も頑丈。
この路上の犬市で仔犬を売っていた。

人口抑制政策はチベットにまで。
痛み無く人を流す婦人科。

輪タクでホテルに戻る。
大通りを避け路地裏を進む。

夕方の雑踏の中を戻って行く輪タク。

ラサ滞在最後の夜、初めて安食堂に入った。
牛肉カレー飯とバター茶。

この旅行記へのコメント （4）

• つつきさん 2005/06/11 02:25:20

  いい!!

  こんばんは、はじめまして。
  つつきといいます。お邪魔しています。
  
  高級和牛の会のかいさん、というお名前で、｢…おいしそー…(じゅる)｣とか思って覗きに来たんですが!!
  凄い凄い!!
  私が絶対に行きたいと思っているラサの様子がつぶさに掲載されていて感動しました！ いや本気で感激しました!!
  年末年始に行かれたんですね…どれくらいの寒さでした？？
  耐えられる程度ですか？？
  私、暑さにはへたれですが、寒さには呆れられるくらい強いので…冬のラサに絶対に行ってみたいと思ってるんです。
  今年の年末はペルー希望なので、来年の年末あたりでしょうか。
  行かずに死ねるか、ラサ！ みたいな感じです。
  あぁいう独特な文化を持つ都市が大好きです。
  引き込まれるように一気に旅行記を拝見しました。
  これからもあれこれご意見や相談に乗っていただけるとすっっっごーーーーーく嬉しいです!!
  いやもぅ本当にラサに憧れて早何年、といった感じなんです。
  行けるかな〜…行きたいな〜…つーか、行くぞっ!!
  
  頑張れ私、負けるな私、職場の白い目がなんだー!!(←ちょっと強がり)
  
  本当に色々教えてください。お暇な時で充分なので…どうかどうかよろしくお願いします!! m(_ _)m

  高級和牛の会のかいさん からの返信 2005/06/12 21:52:37

  RE: いい!!

  つつき様
  
  はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。
  
  「高級和牛の会」というのは私の所属する肉を食う団体です。
  調達先は、米澤の「紀伊国屋」です。
  http://www.y-kinokuniya.jp/
  昨夜は1000円、1200円、2000円(いずれも100g当り単価)の焼肉を堪能しました。
  ぜひご賞味ください。
  
  さて、いろいろ書き込んでくださりありがとうございます。
  （読んでくれてる方がいるんだなあ、と思いました。）
  
  では、ご質問にお答えします。
  寒さに自信があれば問題ないかと思います。
  年末年始のラサの夜明け前の温度は−5度くらいでした。
  日中はプラスまで上がってたと思います。
  日差しが強く、風もないので、日なたなら暖かく感じます。
  着ていたのは、Tシャツ、厚めの長袖シャツ、フリース、コートの4枚です。
  ちなみに、冬は寒いけど乾燥と標高のおかげで空が例えようもなく青いです。
  今回は行かなかったんですが、エベレストを見るなら冬のほうが見える率が高いそうです。
  夏は雨季なので見えない日が多いそうです。
  
  ラサでも他の中国の都市と同様、ラサでも開発が進んでいます。
  最寄のゴンカル空港への高速道路、青海省からの鉄道が建設中です。
  観光地化がさらに進むと思われるので早めに行ったほうがいいかなと思いました。
  ペルーの次はラサへ行けるといいですね。
  
  お互いに、職場を丸め込んで頑張りましょう。

  つつきさん からの返信 2005/06/12 22:55:53

  RE: RE: いい!!

  高級和牛の会のかいさん、こんばんはｖ
  
  ご丁寧な説明、本当にありがとうございます!!
  そうか〜、やっぱりラサにも早く行かなきゃですね！
  突き抜けるような青い空、絶対に見てみたいです。
  寒いのにはか・な・り強いので(笑←暑さには超・超弱いんですが)、−何度でも大概大丈夫です♪
  
  行きたい〜〜!!
  やっぱり来年の年末年始にはラサですね、はい。
  よーし、今年の年末年始はペルー、来年の２月にはベネチアカーニバル再訪、夏にはモンゴル、そして年末にはラサ!!!!
  …有給、数字上は大丈夫ですが…あはは…はは。先輩方の目が怖い〜〜!!
  
  数年先の旅行先まで考えてるって変ですかね？？
  私的には極ふつーなんですが…おや？

  高級和牛の会のかいさん からの返信 2005/06/13 23:00:58

  RE: RE: いい!!

  つつきさん、こんばんはｖ
  
  私は、寒さよりも高山病を心配してました。
  心肺機能の極度の低下。
  つらかったですよ…。
  覚悟してくださいね。
  
  >数年先の旅行先まで考えてるって変ですかね？？
  >私的には極ふつーなんですが…おや？
  
  そんなことはないと思います。
  私もいろいろ妄想はありますし。
  それを実行できるかどうかは、それまでの積み重ねですね。