元気になるパレルモ　199907シチリアの誘惑①

1999/08 - 1999/08

おいしいもの食べて、体も心も元気になろう！

エリア パレルモ(イタリア)

バールは朝からおやじたちでいっぱい。

何を食べるかっていえば、もちろんブリオッシュにはさんだジェラート。

ちょっと高級な店では、こんなふうに出てくる。見た目はおしゃれ。食べてるうちにジェラートはとけてくるは、下にたれるは、手はベトベト、くちのまわりはチョコだらけ。しかもブリオッシュはとけたジェラートを吸収して、持ちにくいったらない。かといって、一口大にちぎって、ジェラートのせてって食べ方もなんだか・・・ミュルフィーユをぬいて、デートのときに食べないほうがいい食べ物NO.１！だけど、ここパレルモでは、ジェラート・サンド（勝手に名前をつけた）のテイクアウトまで存在する。わざわざバイクに乗って買いに来る人だってたくさんいる。お家に着いたころがちょうど食べごろ？

新しい街に着いたら、市場には絶対行かなきゃ。 お店の人もお客さんも男の人が多い。南だから、やっぱりまだ封建的なところが残ってるのかも。

キャー、おいしそー！！！今日の晩ごはんは、えびだ！

いや、いかも捨てがたい。そして、そっちの奥でごろごろしてるのは、かじきまぐろじゃないの？

とりの腿肉？とり丸ごとの間違いじゃないの？

はちきれそうなナス、小ぶりだけど、甘〜いトマト。どこからどう見ても白菜なんだけど、冬の食べ物じゃ？そしてなぜここに？

おんなじように見えるけど、値段が違うのはなぜ？グリーンかと思ったけど、ビアンキ（白）オリーブ。

巨大！何日もつ？

カリフラワーだってこんなに元気。おやじの頭より大きいかも。

朝ごはん食べたばっかりだけど、あまりにもおいしそうで、ソフトサラミを味見させてもらった。チョーうまいって言ったら、あげるっていっぱい包んでくれた。これ持って観光しろっていうの？

お昼はシチリア名物、アランチーノ。ソフトボール大。

中はトマトソース。サクサク、ホカホカ。

形も味もいろいろ。

お昼がすんだら、今度はおやつね。 シチリア名物カッサータ。羊のチーズと砂糖漬けの果物いっぱい。お店によって、味も見た目もぜんぜん違う。

カンノーリ、プチタルト、シュークリーム、ババロアどれにするー？ ところで、このお菓子は何人分

選びきれなくて、４つも頼んじゃった。大丈夫、１つは小さいから。 ここのカッサータはみどり色。ピスタチオの色。厚くて、カリカリのクッキーの中は、トロふわのリコッタチーズ。

本当にイタリアは野菜がおいしい。味が濃いっていうのかな。見た目は悪くってもね。

ひゃー、でっかいかぼちゃ。食べられるの？トマトは真っ赤で今が食べ頃。

海の幸、山盛り食べてやるー！！

えびのリングイネ。ソースがからんで幸せ。

リゾットだってアルデンテ。

おじさん、それなに？あっ、サボテンだー。あまい？って聞いたら、１つむいて渡してくれた。味は柿。おいしいんだけど、種いっぱいなんだよね。お金はいらないよって太っ腹。ごちそうさま。こんなところで、夜中にひとり。寂しくないの？

食べるのは、このオレンジのとこね。むいた形は里芋。

屋台のパン屋。なぜこんな夜中に？飲んだあとのラーメンならわかるけど、パンはちょっと・・・

キッチュなお菓子たち。カラフルなグミにキャンディー。そして、この美食の国イタリアで信じられないくらいまずい甘草のお菓子。不気味な色と渦巻き型にひかれて、怖いものみたさで味見させてもらったけど、大失敗。なにかで口直ししなきゃー・・・