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今日はマントンのホテルを出る日だ。5日泊まったことになる。 最後に海に行き、別 れを惜しむ。 <br />海の塩加減は薄味と確認した。<br /><br />今日はアルルを目指して移動する。 ニースで待ち時間が一時間あったので、いそいでアメックスに行き 現金をゲットして、更に5分程時間があったので、駅の近くのインターネット カフェでメールをチェック。戦争が始まったから注意するようにと 書いてある。どうやって注意をしたらよいのだろうか・・・。 返事を急いで書いて走って駅へ。 <br />マルセイユでまた乗り換えのため、駅前の階段の上でブイヤベースの香り(?) 付き空気をちょっぴり吸う。<br />駅は混乱していて人がとても多い。自動小銃を持った兵士らしき人が何人も いた。 <br /><br />15時46分アルル着。 ここは街全体が城壁で囲まれている。駅から街に入る城門は崩れかけていた。 <br />しかし、この中に入った途端、濃い空気を感じた。 <br />そうだ!まさにゴッホがいた頃のアルルと変っていないのではないだろうか。 時間が止まっている。

春の南欧記(アルル)

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2003/03/22 - 2003/03/22

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night-train298

night-train298さん

今日はマントンのホテルを出る日だ。5日泊まったことになる。 最後に海に行き、別 れを惜しむ。
海の塩加減は薄味と確認した。

今日はアルルを目指して移動する。 ニースで待ち時間が一時間あったので、いそいでアメックスに行き 現金をゲットして、更に5分程時間があったので、駅の近くのインターネット カフェでメールをチェック。戦争が始まったから注意するようにと 書いてある。どうやって注意をしたらよいのだろうか・・・。 返事を急いで書いて走って駅へ。
マルセイユでまた乗り換えのため、駅前の階段の上でブイヤベースの香り(?) 付き空気をちょっぴり吸う。
駅は混乱していて人がとても多い。自動小銃を持った兵士らしき人が何人も いた。

15時46分アルル着。 ここは街全体が城壁で囲まれている。駅から街に入る城門は崩れかけていた。
しかし、この中に入った途端、濃い空気を感じた。
そうだ!まさにゴッホがいた頃のアルルと変っていないのではないだろうか。 時間が止まっている。

  • まずホテルを探す。今回は地球の歩き方に載っているホテル。読んだ感じ はとても良かったのでろくに部屋も見ずに決めてしまったのだが、後でよく 見たらお化け屋敷のようなホテルだった。一泊だけなので気にしないことに して、すぐに外に出てみる。 <br />

    まずホテルを探す。今回は地球の歩き方に載っているホテル。読んだ感じ はとても良かったのでろくに部屋も見ずに決めてしまったのだが、後でよく 見たらお化け屋敷のようなホテルだった。一泊だけなので気にしないことに して、すぐに外に出てみる。

  • <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />この街全体もお化け屋敷っぽい情緒が漂っている。 荒々しいまでの情熱、いや、情念ががまだこの街全体に潜んでいるかのようだ。<br />歩きだすとすぐに古代闘技場が目の前に迫ってくる。なかなかの迫力だ。 今は闘牛場として使われているので、中へ入ると、ありきたりの 土ぼこりが舞うだけ場所で、古代的ではない。 見学者は上まで登ることができる。例によってイタリアの高校生ご一団が にぎやかだったので、しばらく彼らが見学し終るのを待って、誰もいない 階上に上がってみる。<br />そこには闘技場の屋根の部分にあたるのだろうか、上部が弓なりにいくつも重なり合い、その 向こうには街全体が見える。やや陽も傾き始めた時だったので、薄いピンク 色に染まった街は、美しいことこのうえない。<br />降りて古代劇場の前を通る。ここは外から眺めるだけにして広場に出た。 更に歩くとローヌ川に出る。なぜだろう、フランスの川はどうして 女性的なのか。 <br />反対方向に進むと大きな道に出る。そこにゴッホが書いた『夏の庭園』 があり、記念碑もある。<br />庭園から古代劇場の裏手が見え、その建築物のかけら である柱や飾りがごろごろと横たわっている。 <br /><br />ぶらぶらと街全体を歩いてみたが、さほど広くはなさそうだ。 私が見たかったものの一つに、ゴッホが描いた『夜のカフェテラス』 の題材となったカフェがある。まだ夜とは言えない明るさだったので、 先に食事をしてもう一度『カフェ・ヴァン・ゴッグ』を見学に行く。 たぶんわざと絵と同じように壁の色をミモザ色に塗ってくれているの だとは思うが、この絵に憧れる者としてはうれしい。 おそらくこの絵はオランダのクローラー・ミューラー美術館にあるのでは ないだろうか。 <br />この絵ばかりでなく、どの絵を見てもやはりゴッホは偉大だと思う。 そんなわけで、私のプロバンス旅行とゴッホは切っても切り離せない関係となる。<br /><br />ゴッホは1988年にここにやって来て、二年五か月過ごした後、自ら命を 断った。その間に残した名作の数々・・・。オランダ生まれの彼が、この 明るいプロバンスに来て、吸収した空気はさぞかし濃かったことだろう。 スペインが光と影の国だと言われるが、ここアルルもそんな色合いが 色濃く残っている。具体的にそれは何か?と聞かれても困るのだが、 街全体が醸し出すオーラのようなものなのだ。<br /><br />すっかり暗くなって空はプルシャンブルーにコバルトを混ぜたような、 紺色なのにビビットな美しい色。<br />そんな空を見上げていると、母が <br />「ゴッホの絵のような空じゃない?!」 <br />と言った。実にその通りだと思った。













    この街全体もお化け屋敷っぽい情緒が漂っている。 荒々しいまでの情熱、いや、情念ががまだこの街全体に潜んでいるかのようだ。
    歩きだすとすぐに古代闘技場が目の前に迫ってくる。なかなかの迫力だ。 今は闘牛場として使われているので、中へ入ると、ありきたりの 土ぼこりが舞うだけ場所で、古代的ではない。 見学者は上まで登ることができる。例によってイタリアの高校生ご一団が にぎやかだったので、しばらく彼らが見学し終るのを待って、誰もいない 階上に上がってみる。
    そこには闘技場の屋根の部分にあたるのだろうか、上部が弓なりにいくつも重なり合い、その 向こうには街全体が見える。やや陽も傾き始めた時だったので、薄いピンク 色に染まった街は、美しいことこのうえない。
    降りて古代劇場の前を通る。ここは外から眺めるだけにして広場に出た。 更に歩くとローヌ川に出る。なぜだろう、フランスの川はどうして 女性的なのか。
    反対方向に進むと大きな道に出る。そこにゴッホが書いた『夏の庭園』 があり、記念碑もある。
    庭園から古代劇場の裏手が見え、その建築物のかけら である柱や飾りがごろごろと横たわっている。

    ぶらぶらと街全体を歩いてみたが、さほど広くはなさそうだ。 私が見たかったものの一つに、ゴッホが描いた『夜のカフェテラス』 の題材となったカフェがある。まだ夜とは言えない明るさだったので、 先に食事をしてもう一度『カフェ・ヴァン・ゴッグ』を見学に行く。 たぶんわざと絵と同じように壁の色をミモザ色に塗ってくれているの だとは思うが、この絵に憧れる者としてはうれしい。 おそらくこの絵はオランダのクローラー・ミューラー美術館にあるのでは ないだろうか。
    この絵ばかりでなく、どの絵を見てもやはりゴッホは偉大だと思う。 そんなわけで、私のプロバンス旅行とゴッホは切っても切り離せない関係となる。

    ゴッホは1988年にここにやって来て、二年五か月過ごした後、自ら命を 断った。その間に残した名作の数々・・・。オランダ生まれの彼が、この 明るいプロバンスに来て、吸収した空気はさぞかし濃かったことだろう。 スペインが光と影の国だと言われるが、ここアルルもそんな色合いが 色濃く残っている。具体的にそれは何か?と聞かれても困るのだが、 街全体が醸し出すオーラのようなものなのだ。

    すっかり暗くなって空はプルシャンブルーにコバルトを混ぜたような、 紺色なのにビビットな美しい色。
    そんな空を見上げていると、母が
    「ゴッホの絵のような空じゃない?!」
    と言った。実にその通りだと思った。

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