桃源郷フンザ訪問記　その２（山の写真編）

2005/03/25 - 2005/04/04

　2005年3月、フンザ地方の杏の花満開の里とラカポシの写真撮影を目的として、北部パキスタンを訪れました。その折りに撮ってきた『山の写真編』です、『人物編』同様にお楽しみください。
　3月25日北京経由でイスラマバードに入りました、翌26日山岳飛行でスカルドに飛びましたがこの便は天候に左右され、頻繁に運休になります。当日天候に恵まれ定刻通り飛行機は離陸しました。私は、山岳飛行の経験はネパールでしかありません、当初ツインオッター程度のプロペラ機と思っていましたが、百数十人乗りのジエット機で驚きました。離陸後２０分あたりから右手前方にパンジャブヒマラヤの山塊が現れました、その内にナンガパルバットが姿を現しました。頂上に少し雲がかかっていましたが近ずくにつれ全身を現しました。夢中でカメラのシャッターを押し続けていました。約３０分ナンガパルバットの雄姿を満喫し、この度の旅行の半分は達成した物と満足していました。
　スカルドはカラコルム山塊の中の谷間に有ります、ジェット機は狭い谷間に旋回しながら降下していきます、手に汗を握る飛行です。
　27日スカルドからギリギット経由フンザのカリマバードに、28日バスで入りました。
カリマバードのラカポシビユーホテルの屋上に上がると、眼下のフンザ川を隔てて、ラカポシ、そしてディランが白雪を輝かせています。ホテルの裏手には、ウルタル、バトゥーラなど7､000ｍクラスの山々が覆い被さっています。この日から毎日三脚をすえ、心おきなく山の写真を撮り続けました。
　この後氷河を訪ね、また、カラコルムハイウエーを北上してミスガル村を訪ねました。
カリマバード到着時には５分咲だった杏の花も、この地を離れる２日には満開状態、むせかえる杏の花の向こうには白雪を輝かせるラカポシが見えます。まさに、『桃源郷』です。4月2日心を残しながらこの地を離れました。
　

エリア フンザ(パキスタン)

イスラマバード、スカルド間を飛行する機上からみた、ナンガバルバット（8､125ｍ）。飛行機からは約２０分この雄姿を満喫できた。

ナンガバルバット、南西山麓。機上から撮影。

パンジャブヒマラヤの山群、向こうの雲がなければＫ
2が見えるのだが、この日は雲に遮られ見えず。機上からの撮影。

イスラマバードを飛び立ったスカルド行きの飛行機は、３０分あまりパンジャブヒマラヤの上空を飛行して、スカルドの谷へ降下する。機上から見るバンジヤブヒマラヤの山塊。

スカルドからギルギットに移動途中に見た、インダス川とパンジャブヒマラヤ。インダス川は乾期のため痩せ細っていた。

早朝赤く染まりかけたラカポシ、カリマバードから撮影。

午前４時５０分、ディランに朝日が当たり出した。フンザ、カリマバードにて。

夜明け前のラカポシ、フンザ、カリマバードから。

ラカポシ。

雪煙を上げるラカポシ。

フンザ、アリアバードの村はずれから見たラカポシ。

ラカポシとその氷河。

ラカポシの中腹付近、ここから氷河が始まる。

雪煙にかすむラカポシ。

ラカポシ。

フンザ、カリマバードの裏（北）にそびえる、レディーフインガー。

ウルタルの中腹、雲が流れる。

フンザ、カリマバードの裏山（北）、左からウルタル、レディフインガー、フンザピーク。

雪煙を上げるウルタル。

ウルタル。

この山、記録漏れ、ちょっと名前が思い出せない、名前不明。

雪崩の為カラコルムハイウエー、通行不能、河原に降りて迂回するパキスタン軍車両。前面（北）にそびえる山塊はトポップダウン（又の名前セブンブラザーズ）。

トポップダンの山頂。

ディラン（Diran 7,286mh)。

ディランの峰続きの山。

雪煙を上げるウルタル。

ディラン。

朝日に輝きだしたディラン。

ディラン。

月明かりに輝くカラコルムの山々。

ホーパル氷河（Hopal Glaciar)(又はプアルタル氷河）
は緑色のモレーンで覆われていた。

プアルタル氷河の上を歩く我々のグループ。

パスー氷河とパスーピーク。

彼方にパスーピークが見える。

咲き誇る杏の花の向こうにはカラコルムの山が白く輝いていた。カリマバードで。

北部国境近くのミスガル村、向こうの山はアフガニスタンとの国境、そして、タジキスタン、中国へ。

カラコルムハイウエーから中国国境近くの山々を望む。

杏の花満開のカリマバードと、雲にかすむウルタル(Ulter 7,388mh)。

カリマバードから北の山々を望む。

カリマバードから北を望む。

パスーピークと氷河。

山肌の白い文字は、以前この地方を訪れた、イスラムの指導者を歓迎する物、山肌に白い石を並べて書かれている。向こうの山はセブンブラザーズ。グルミット村から北へ３０分程度行った、カラコルムハイウエーから。

この旅行記へのコメント （10）

• 招き猫さん 2005/06/09 12:05:03

  今日は、Hidechanさん

  　山々の写真素晴らしいですね、杏の花の写真とかは他にないんですか？
  来春には行きたいなと強く思いました、またです。
  
  招き猫

  Hidechanさん からの返信 2005/06/09 13:52:41

  RE: 今日は、Hidechanさん

  招き猫さん、コメント有難うございました。杏の花の写真沢山アップする予定でしたが、野暮用で遅れています。この訪問記の『その３』として、杏の花と生活編を上げます、今のところ忙しくて遅れています、また遊びに来て下さい。

• kyokosa-nさん 2005/05/21 21:03:57

  山岳写真を見せていただきました。

  パキスタンの山、素晴らしいですね。
  空撮ならではの連なる連峰の神々しさを感じました。
  ラカボシの朝焼けの写真を拡大をして拝見。
  ネパールの山のようにヒマラヤ襞が美しく輝いていました。
  もっか山岳写真を中心に写真を撮っていますので。霊峰に惹かれています。
  素晴らしい写真を有難うございました。
  

  Hidechanさん からの返信 2005/05/21 21:39:08

  RE: 山岳写真を見せていただきました。

  kyokosa_nコメント有難うございました。私の感じではカラコルム山脈の山々は、ヒマラヤと比較して、鋭角にとがった物が多い様に感じました。
  今、kyokosa_nの旅行記拝見させていただきました。カクベニまで行かれたのですね、私は2003年11月にローマンタンを訪問しました。この、フンザ訪問記を書き上げた後、ムスタン訪問記に取りかかるつもりで居ます。

  kyokosa-nさん からの返信 2005/05/22 18:49:42

  RE: RE: 山岳写真を見せていただきました。

  アンナプルナ一周をしてきました。
  ベシサハールカらトロンパスを超えてカクベニに
  カクベニからはムスタンはすぐそこ。（ローマンタン）は夢のある国です。
  ネパールと地続きの国、生活習慣なども似ているのでしょうね。
  アンナプルナは山が遠くて写真にするのは難しい感じがしました。
  ホームページを楽しみにしております。
  
  

  Hidechanさん からの返信 2005/05/22 21:25:08

  RE: RE: RE: 山岳写真を見せていただきました。

  Katokosa-n、カクベニからローマンタンまでは遠いですよ。通常４日かかります、私たちの場合、予備日があったので、５日かけて行きました。
  貴方の旅行記に５時間と書かれていましたが、５日の誤記かと思います。

  kyokosa-nさん からの返信 2005/05/22 22:30:19

  RE: RE: RE: RE: 山岳写真を見せていただきました。

  ご指摘有難うございます。
  5日間かけて行かれたとの事、近い国に行かれないことに後ろ髪を惹かれるおもいでジョムソンに向かったのです。
  早速訂正をいたします。
  有難うございました。（ローマンタン）紀行楽しみにしております。

  kyokosa-nさん からの返信 2005/05/22 22:30:31

  RE: RE: RE: RE: 山岳写真を見せていただきました。

  ご指摘有難うございます。
  5日間かけて行かれたとの事、近い国に行かれないことに後ろ髪を惹かれるおもいでジョムソンに向かったのです。
  早速訂正をいたします。
  有難うございました。（ローマンタン）紀行楽しみにしております。

• obaqさん 2005/05/21 05:43:44

  ナンガパルパット

  素晴らしいですね〜
  私はギルギットへの途中、遙か後ろに見える小さな姿だけでも、感激していました。
  滅多にここからは見られることが少ないらしいです。
  飛行機からとはいえ、こんなに間近から見られたなんて最高ですね。
  羨ましいですよ。
  
  ラカポシ、すごく懐かしい写真です。
  しかもあの下の方まで見られる場所へは、私たちは行きませんでした。
  「我々のガイドは一体何を考えているんだ」なんて、思わずつぶやいていました。
  
  「パミールを越えて」の35日の旅行がよみがえりました。
  有り難うございます。

  Hidechanさん からの返信 2005/05/21 09:50:28

  RE: ナンガパルパット

  コメント有難うございます。イスラマバード〜スカルド間の山岳飛行はたびたび運休になるようでした。ツアリーダーも過去４割の勝率とのこと、私たちはラッキーでした。先年ネパールのエベレスト遊覧飛行では、雲で敗退、やっと、敗者復活の思いです。まだまだ写真UPします。ご期待ください。