フンザへ(２)【パスー氷河トレッキング】

2009/07/21 - 2009/07/21

フンザは7000ｍ級の山々に囲まれた地にあり、氷河も数多くある。

付近にもウルタル氷河、ホッパー氷河、パスー氷河があるが、
多くが相当の登山や、ジープをチャーターして行く必要がある中、
パスー氷河はＫＫＨから徒歩で行ける好位置にある。

また、他の氷河は表面が黒ずんでいるが、パスー氷河は真っ白い
氷河でもあり、良さそうです。
初の氷河トレッキングに行ってみました。。。

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D1 7/18　関空1420-北京1635(CA928)､北京1925-ｳﾙﾑﾁ2330(CA1295)
D2 7/19　ｳﾙﾑﾁ0815-喀什1000(HU7747)､喀什1300-ﾀｼｭｸﾙｶﾞﾝ1800
D3 7/20　タシュクルガン1230-ススト1800、ススト1950-パスー2110
D4 7/21　【パスー氷河トレッキング0850-1315】パスー1510-フンザ1950
D5 7/22　【フンザ散策】
D6 7/23　フンザ0840-アーリアバード0900､ｱｰﾘｱﾊﾞｰﾄﾞ1100-ススト1530
D7 7/24　ススト1300-ﾀｼｭｸﾙｶﾞﾝ1925､ﾀｼｭｸﾙｶﾞﾝ2120-カシュガル2715
D8 7/25　【カシュガル観光】喀什2245-烏魯木斉0025(CZ6810)
D9 7/26　ｳﾙﾑﾁ0940-北京1300(CA1296)､北京1605-関空2010(CA161)

エリア フンザ(パキスタン)

【４日目】

パスー氷河へ

朝、宿を9時前に出発。
事前情報では、徒歩１持間らしいので歩いて氷河へ向かいます。

（注：実際には、片道2時間位かかった。。）

朝の「ペリーゴース5800ｍ」を眺めながら、、

村を見れば、雪解け水の水路がいくつも畑に通っていて、、

宿から10分ちょっとで、パスー氷河からの融水川に架かる橋が見えてきました。

橋を渡った所にこのカンバンがあり、ここから氷河へ向かいます。

氷河方向の左手には「シスパーレ 7610ｍ」が見えます。

と、川に沿った道を、5分も歩かない内に、道は行き止まり。

この先、どこに道があるのか、皆目解らない。。。

と、直ぐに地元のおじさんが通りかかったので聞いてみると、付いておいでと案内してくれた。ラッキー！

おじさんは、２ｍ位の低木・草むらの中を進んで行く。。
確かに僅かに細い道があるんだが、こりゃ自力ではとても解らない道です。

５分ちょっとで迷路のような道を抜けました。

おじさんも、ここからは真っ直ぐ行けばいいよと言って帰って行きました。

＊ガイドは必要か？
この低木・草むらの迷路道を抜けるだけで、あとは道に迷うことはないので、ガイドを雇うほどの所ではないと思います。
地元の人も待ってれば通りそうなので、迷路道だけは地元の人にお願いした方がいいでしょう。

迷路道を抜けると、しばらくは楽チンコースでした。

楽チンコースを進んで行くと、前方に岩場が見えます。

右手はパスー氷河の氷河湖です。

パスー氷河の先端部がかすかに見える。。

パスー氷河の先端。

大きな岩場に入りました。。

道なんてものは無く、大きな岩伝い行けるだけ。

足を踏み外さないように、どの岩伝いに行けばいいか、少し先の岩配置を見ながら慎重に進んで行きます。

＊よく見ると、マニ石の様に、先駆者が進み易いルートの岩の上に小石を積んでいるのが見える。
20ｍ間隔位に小石を積んだ岩を見つけることができます。

１時間程で小休止。。

後ろを振り返ると、両岸は氷河で削り取られたであろう形状をした正にＵ字谷になっていました。

氷河で削り取られたＵ字谷

Ｕ字谷の幅は、裕に500ｍ位はあろうかと。。

大きな岩場の先は登りになっていて、斜面からは氷河の融水が染み出している。。

氷河の先端部が近づいてきました。

←この辺りは、地表は小石や砂に覆われているが、その下は既に氷河であることが判ります。

慎重に歩く必要があります。

砂の上と思って踏み出すと、斜面だと一気に滑ります。
何しろ氷の上に薄く砂が乗ってるだけなので。。

ところが氷河って、殆ど水平な所が無いんです。
傾斜の緩い所を探しながら進んで行きます。

あと少しで先端部。。

実はもうとっくに氷河の上を歩いてるんですが。
小石や砂の無い白い部分と言うのが、ここでは先端部としとくましょう。。

殆ど小石や砂が無くなってきました。

パスー氷河！

先端部に到着しました！

更に進んで行きます。。

先端部から、50ｍほど進んできましたが限界です。

もう緩い斜面でも運動靴じゃ足元がおぼつきません。
アイゼンが無いと確実に滑り落ちそうで危険。

ここで、往路は終了として、周りの景色を楽しんだあと、引き返すことにしました。

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0850宿出発、0905橋通過、1110氷河着（この地点）
手元の高度計では2660ｍ。高山病とは無関係な標高です。
この辺りの氷河の厚さはどれくらいなんだろう？
100ｍ位かな？もっとあるんだろうか？

＊復路1120氷河出発、1315宿に到着。

戻って行きます。。

氷河の融水で大きな穴ができている。

中は水が流れていて、ところどころで見ることができます。

来た時と同じように、上に小石や砂が乗った氷河の上を通って、、

下方の氷河湖を見ながら、

どんどん溶け出してる氷河を見ながら、、

半分位下ってきたので、後ろを振り返ってみました。

名残り惜しく、パスー氷河を少し眺めて、また降りていきます。

一番の難所、大きな岩場を渡って、、

もうすぐ楽チンコースです。

楽チンコースを抜け、低木・草むらの迷路も無事に迷わず抜けて、橋への道路まで戻ってきました。。

橋の上から。

パスー氷河の融水でできた川。。

最後に「シスパーレ7610ｍ」を眺めて、、

宿への帰り道（ＫＫＨ）から最後の眺め「タポプダン・ピーク(カテドラル･ピークス)6106ｍ」

＊帰国後、グーグル・アースの地図に場所・ルートを書き入れてみました。

真っ白い先端部までは、直線でも２ｋｍ以上もある。。
片道２時間かかる筈だ。。

宿に戻って、庭でひと休み。。

＊パスーの冬は-10〜-20℃。
　４WCのランクルやジープのみが走ってるらしい。



これからフンザ・カリマバードへ向かいます♪

この旅行記へのコメント （3）

• kanaさん 2010/04/24 09:27:20

  訪問ありがとうございました

  ツッチーさん
  
  ブログいくつか拝見させていただきました
  いやー、フンザいいですねえ
  私もいつか行ってみたいです
  
  kana

  ツッチーさん からの返信 2010/05/10 22:05:12

  RE: 訪問ありがとうございました

  kanaさん、こんばんわ♪
  ご来訪有難うございます♪
  
  間近に万年雪を頂いたフンザの山々を眺めているだけで、これがたびだなぁ〜
  と思ったり、時間が過ぎて行くのを楽しんだり。。。
  
  いつかは本場スイスへ奮発して行ってみたいと思ってるんですが、、。。
  
  世界一周旅ってのは想像がつかない感じですが、是非いい旅でありますように♪
  
  ＊ご来訪の4/24に中国・貴州省へ出かけました。
  　一昨日帰国でご返事遅くなり、すみませんでした。
  
  これからもよろしくお願い致します♪
  
  

  kanaさん からの返信 2010/05/11 20:24:29

  RE: 訪問ありがとうございました

  ツッチーさん
  
  お返事ありがとうございます
  私の世界一周もあと、イースター島とオークランドを残すのみとなりました。
  
  フンザは、贅沢な旅だなあと感じております（時間的にも質的にも）
  なにより、パキスタンに東南アジアではなく中国経由で入れるというのが
  目からうろこでした（笑）
  
  引き続きよろしくお願いいたします
  
  kana