元気になる場所　岩原（～水上まで）1泊旅行！

2005/05/03 - 2005/05/04

前日に思い立った、越後湯沢 岩原旅行。

私にとっては懐かしく、元気になれる場所。
懐かしい人に会い、きれいな空気・美しい景色・
シャキッと冷たく清らかなお水…

また元気をもらって帰ってきた1泊2日の旅。

エリア 新潟

ゴールデンウィークはどこも混んでるし、
10連休は家でゴロゴロ…とも思ったのだが
いきなり思い立って新潟に行くことにした。

私の旅の恒例、『お楽しみ駅弁タイム』
義経弁当は売切で、なんとか「東京弁当」GET。
浅草/今半（牛肉たけのこ）、人形町/魚久（鮭）
築地/すし玉青木（玉子焼）等々、名店の品が
贅沢にも１つになったお弁当。ちょいと高め。

懐かしの越後湯沢駅に到着。変わらないなー。

ここは私が21歳の頃、今思えば青臭いのだけれど
仕事に対する理想と現実との葛藤から（笑）、
とにかく環境を変えたくてフラッと２ヶ月半ほど
リゾートバイトにきた、思い出の場所。

その頃にたまたまお世話になったペンションの
オーナーさんと宿泊前日に久々の連絡を取り、
急遽泊めていただくことに。

オーナーとは駅で待ち合わせ、そのまま山へ
散策に連れて行ってもらうことになっている。
前日21:00過ぎの連絡だったのに恐縮っす。

「駅前の景色はあの頃と変わらないなー」
なんて、10年前の思い出に浸りながらボケっと
待っていたら、どうやら出口を間違えていたらしい。
オーナー、お待たせしまくりだったようで、ホント
申し訳ございません。。。

お詫びしながら、久々の再会挨拶を済ませ、
オーナーのお友達Ｓ氏と合流してそのまま山へ。

頂上付近だけかと思っていた雪は、麓にも
まだまだ残っている。
雪がひざ上まで積もっているのに日差しは
暖かく、ＴシャツでOK。

そして、コレ。初めて見ました
片栗の花。　群生しています。

ふきのとう（蕗の薹）

ちなみに、今晩の夕食はオーナーが
山菜の天ぷらを振舞ってくださるそうで。

ワーイ♪

桜は場所によっては葉桜になる時期とはいえ、
まだまだこれくらいの雪が残っています。

オーナーに
「あ、あそこには○○、あれは○○だね」
と言われてもまだまだ理解できず。
とりあえず食べ係になっておくか…

「瓜っ葉（うりっぱ）」と、いうらしいです。
何の味に似てる？と聞かれ、知っているけど
思い出せない。うーん、と思っていたら
正解は「キュウリ」でした。ハイハイ、ナルホド！

夜はオーナーがサラダに入れてくれました。
クセがなく、アクセントになっておいしい。

つくし

新潟ではあまり食べないよー　とのこと。

タラの芽。
まだまだ出始め。
先っぽが、これからどんどん成長していく。

食べたことはあったけれど、こんな形状のモノ
とは、これまた初めて知りました。
10年前も色々教えてもらいながら山を歩いた
はずなのに、そのあとの山菜料理に気をとら
れていたのか、なんにもオボエテナイ…（苦笑）

山があって水があって美しい…

と素人は単純に思ったのだけれど、
護岸工事（？）がだいぶ進んでおり、
景観はどんどん変わってきているよう。

来て早々、舞い上がってよく見ていなかった。
10年前の自然な景観とはあまりに違う。
う、うーん……これは…

車で移動し、フィッシングパーク近くにある
『瑞祥庵』の桜を見物。

葉桜が多くなっている中、
こちらの桜は今が見ごろ！
今週末まで（あと1日くらいか？）に
絶対見に行くべきです！！

瑞祥庵　内。
今は水が枯れていますが、ここは
池でしょうか。

水芭蕉の花がいくつも咲いています。
地表は乾いているように見えるのに、
強いですね。

実は、水芭蕉も初めて実物を見ました。
バイトしていたころはまだ若造で、植物を
愛でる気はそれほどなかったということか…
エ、エヘへ…

ちなみにみなさん、雪の上を歩くときは
注意しましょうネ。私は皆を追いかけてい
たら、右足がズボッっと雪下深くに沈み、
チノパンがどろだらけに。。
パンツの替えはなく、その姿で終日過ごし。。

こちらも瑞祥庵。
ズドーンとまっすぐ一直線に育った杉。
見ていて気持ちが良い。


民家でも意図的に杉の枝を落として
まっすぐな杉に育てているそうで、
その姿はてっぺんだけがぷっくり葉が
ついており、とても不思議な感じ。

湯沢中央公園でオーナーに降ろしてもらい、
のんびりぷらぷらと散歩。

ここの桜はつぼみもあって、まだまだ見ごろ！
水がきれいだからこその水面のうつりこみが
とても美しく、しばしの間、惚けてしまった。

この水によって植物が活き活きと育ち、鯉も
気持ちよく泳いでいる。うーん、この環境
こそが私にパワーを与えてくれる。

ね、すごいでしょ？
行きたくなるでしょ。

この近くに越してきて、念願の犬を飼い
このへんを散歩したい。。
「ジョン、ダメよ、桜の花をかじっちゃ！」
（妄想）　……　なんちって。ええなぁ

いったんペンションに戻り、
夕食までの間、散歩がてら、岩原スキー場へ。

スキーは１度もやったことがないのだが、
このスキー場は免許取りたての頃「山デビュー」
したところでもある。

そしてここの思い出はもう１つ……

思い出がたくさんつまった「岩原PIT INN」。
言わずと知れた、ジャズライブの殿堂
新宿PIT INNの系列店。
日野皓正さんはアルバムのレコーディングを
この岩原でしているそうです。（今はどうかな？）

10年前、麓のロッジで朝から晩まで働きまくり
「野沢菜と温泉卵（時々中華丼）」の賄い食を
食べ続けていた私にとって、久々の休みにたまたま
訪れて注文した『ローズマリーのクリームパスタ』
は、涙が出る程おいしかったっけ。。
ちょうどジョー川口さんがいらっしゃる時に中に
入れていただき、聴きながら飲んだお酒は普段の
日本酒じゃなくて、『キレイなカクテル』。。
飢えていた私にはまさにパラダイスだったな。。
（そしてオーナーがステキだったんですよね）

この景色こそ、私にとっての岩原。

7月〜10月くらいまでいたのだけれど、
休みの日にはレンタカーを借りて
岩原スキー場まで登り、この街並みを
眺めながら「東京に戻ったら自分の道を
ちゃんと見つけるぞー！」とか、心に
誓ったモンです（笑）

今の自分でＯＫもらえるかなぁ？

スキー場を徒歩で下ってペンションに戻ると
既に夕食の準備は万端。

こちらはオーナーが事前に採っていた山菜たち。

青々としていてうまそうです。

知った仲（？）なので、厨房にずかずかと
入り、天ぷらを揚げるオーナーをパチリ。

お料理は手伝わないけれど、本日お客は
オーナーのお友達と私達だけなので、配膳
やらなんやらはお手伝い。

バイトしていた頃を思い出す。

みんなで囲む食卓は、年代は違えど
なんだか合宿みたいで楽しい。

翌日
オーナーのお友達は渋滞を避けて早朝に
旅立つ。私達は昼ごろの鈍行で帰ろうと思い
それまでの時間、オーナーに付近を案内して
もらう。

今回の旅でどうしても行きたかった「大原太湖」
オーナーに、初めてのカヌーを教えてもらった
場所。

機会があれば、ほんとに行ってみて欲しい。
私の説明なんかいらないと思う。是非。

見えますか？　虹、虹です。


マイナスイオンと虹、最高です

壮大さにちょっと足がすくむ。

湯沢高原ビール直営のレストラン

目の前の河原では多くの家族連れが
バーベキューを楽しんでおり、ちょっとした
公園になっている。


新潟県南魚沼郡湯沢町大字神立754-6

すみれ


ちなみに食べられます。
ニガミもクセもなく、ぱらっと
散らすだけでこじゃれたサラダになる。

帰りは鈍行で。

上越線　越後中里駅のホーム
この桜、すごいでしょ！

オーナーとはここでお別れ。
ありがとうございました！

まだ時間も早いので、途中の水上駅で下車。

初　水上。

駅前の看板を見て、
「みなかみシャトルバス」に乗車。
＊全３ルート　乗り降り自由
（期間：〜2005年11月27日まで　500円）
＊発効日1日限り有効　小学生未満は有料
2005年5月4日現在。

谷川岳ロープウェー行きは出たばっかり
でしたが、臨時に出してもらえました。
私達を含め、計４名なのに！

このバスは周遊するので、朝早くから利用
すれば、路線バスを利用するよりもおトク。

谷川岳ロープウェー

乗り込む前に、トレーナーをかぶって準備

緊張してきました

ちなみに料金は大人　往復1900円で
「あら、結構いいお値段ね」と思った
けれど……

あまりに距離がありすぎて、びっくり。
正直、こわい。

一緒に乗っているスノーボーダーさん、
あまり揺らすなよ！と、無言のプレッシャー。

こりゃあ、往復1900円で安全に着くなら
安いもんだ……

こりゃすごい　壮観

スキーヤー・スノーボーダーで賑わってます

スキーを１度もやったことのない私には
なかなか見ることのない風景。

下りのほうが、高さを体感している
だけに、余計にこわい。
外れるんじゃないかと、不安になる。

もちろん大丈夫なわけですけど。

ダンナは山頂ではビールを飲まなかった。
「何かあったときに対処できない」とのこと。。
降り立ったところにある食事処で飲むと決めた。

ビクビクしながらも無事、帰還。

山を眺め、ビールを飲みながら一服。

帰りのシャトルバスから見る、
上越線電車。

景色に溶け込んでいて、絵になりますね

水上駅前で買ってきた山菜を、
見様見真似で天ぷらにしてみることにした。

今日の晩御飯は山菜の天ぷらと、
買ってきたお蕎麦。健康的って感じ。
（揚げたてをすぐ食べてしまったので完成図ナシ）

充実した１泊２日でした。また行こうっと