1989/08 - 1989/08
252位(同エリア268件中)
ソフィさん
アメリカ横断ドライブのスタートは、ニューオルリーンズ。
サイクロンが去ったばかりの夕空は、真っ赤に燃えていた。
最初の宿「ナッタウェー農園」は、空港の西約百キロにある。
1830年ごろ、東部の鋼鉄資本家の息子がやって来て開発。
南北戦争の流れ弾が壁に飾られ、奴隷時代の面影が残っている。
この地域には農園がたくさんあり、輸送上の配慮からいずれも短辺をミシシッピ河に接し、鰻の寝床のような形をしている。
古い建物を残したところは観光地化していて、農場めぐりの観光バスが次々に客を運んでくる。
私の宿も、緑の濃い広大な中庭を囲んで、コロニアル風の木造二階建て本館を中心に何棟もの離れや倉庫があり、内装や家具はヨーロッパのシャトーを想わせる豪勢さである。
当時のアメリカは、ヨーロッパ文化への傾倒が顕著だったらしい。
この館の娘さんは、パリに音楽修業に出かけたという記録が残されている。
私の部屋は離れの一つで、かつては子供部屋だった。
居間に寝室が二つ、広いジャグジーバス付きの浴室もあり、バナナの樹が木陰をつくる専用の庭にはプールがある。
こういった南部の雰囲気の中で、昔の農園主の体験をさせてくれるのが、ここのサービスのようだ。
炉辺のテーブルにはアイスベールが置かれ、いつもシャンパンが冷えている。
目を覚まし、専用プールでひと浴びしていると、正7時にボーイが「寝覚ましのマフィン」と、しぼりたてのオレンジジュースを届けてくれる。
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