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★地下トンネル<br />ホー・チ・ミン市から北西へ約60キロ、クチの通称「地下トンネル」は、<br />ヴェトナム戦争の時、ヴェトコン(南ヴェトナム民族解放戦線)の拠点があった所です。<br />市街を抜けると、バスはのどかな農村地帯を走ります。<br />田畑が続き、農家が点在する風景は、日本の農村とも共通するような懐かしさを覚えます。<br />ただし、普通の茶色い牛よりは、黒くて大きな角を持つ水牛のほうが多く見かけられます。<br />こちらでは、主に水牛を農耕の使役に利用しています。<br />土ぼこりの立つ道を走ること、1時間40分。<br />クチ(Cu Chi)のベン・ディン(Ben Dinh)地下トンネルに到着。<br />まずは、入り口近くの小部屋で、ヴェトナム戦争の記録映画と地図を見ながら、地下トンネルの概要の説明を聞きます。<br />トンネルは、このあたりの地下を長さ200キロ以上にわたって網の目のように張り巡らされているそうです。<br />随所にある出入り口は、ふだんは草などで覆われ、見ただけではまったくわかりません。(写真参照)<br />中は、小柄なヴェトナム人たちがやっと通れるだけの広さしかないため、アメリカ兵には通行不能だったと思われます。<br />ヴェトナム兵が考案した罠や武器が展示されていましたが、いずれも工夫が凝らされています。<br />落とし穴の中に尖った鉄棒を何本も植え込むのは、他でも見られますが、他にも、木の枝の反動でトゲのついた鉄棒が飛び出すもの、一端をうっかり踏むと、跳ね返って体に刺さる仕掛けのもの・・・と、敵兵が怖くてジャングルを歩けなくなりそうなものばかりです。<br />「ヴェトコンはどこにもいないが、どこにでもいる。」と、敵将を慨嘆させたわけですね。<br /><br />トンネルといっても通路ばかりではなく、地上に出なくても生活ができるように、設備ができています。<br />会議室、台所、寝室、救護室などがあり、今は見学用に外からでも見られるようになっていますが、もちろん当時はカムフラージュされていました。<br />たとえば台所は、炊事の煙は離れた場所から出て、それも高く上って敵に位置を悟られないように、低く地を這うように出てきます。<br />アメリカ軍は、空から偵察機で捜すだけなので、こうすれば見つかる心配はないわけです。<br />ここのかまどで蒸したタロイモを試食させています。<br />当時、常食にしていたものだといいますが、サツマイモの甘みがないような味で、まずくはないといったところです。<br />トンネルは、100メートルくらいが体験用に開放されています。<br />腰をかがめてやっと通れるくらいの狭さで、後ろを振り向くことも容易ではありません。<br />途中に何箇所か段差があって、50センチくらいの高さの場所を登ったり降りたりします。<br />降りるほうは比較的楽ですが、登るほうは大変。<br />何しろ狭くて支えになるものがないから、ひと苦労です。<br />ガイドが見かねて手を貸してくれました。<br />これでも、観光客のために広げてあるのだというから、恐れ入ります。<br />汚れてもいい服装で来るようにとの注意も、もっともです。<br />かなり泥だらけになってしまいました。<br />50メートルのところで、いったん外に出ます。<br />あとの半分はもっと狭くて、腹ばいになって通るのだと聞いて、全員ここでギブアップでした。<br />アメリカ軍が残していったという戦車が置いてあって、みんなで登ってみたり、記念撮影したり。<br />ほんとうに、得がたい体験でした。<br />ここベン・ディンの地下トンネルは小規模ですが、この他に、ベンドゥオックという所にも、もう少し大きな見学施設があるらしいです。<br />バスでホー・チ・ミンに帰る途中、農家の庭に、料理に使う春巻きの皮が干されていました。<br />ちょうど海辺で干物を作っている時のように、板だかスノコだかを立てた上に、平らに並べて干してあります。<br />ホコリだらけになるでしょうが、そんなことは気にしないのでしょうね。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

★クチの地下トンネル

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2000/11/15 - 2000/11/15

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にゃんこ姫

にゃんこ姫さん

★地下トンネル
ホー・チ・ミン市から北西へ約60キロ、クチの通称「地下トンネル」は、
ヴェトナム戦争の時、ヴェトコン(南ヴェトナム民族解放戦線)の拠点があった所です。
市街を抜けると、バスはのどかな農村地帯を走ります。
田畑が続き、農家が点在する風景は、日本の農村とも共通するような懐かしさを覚えます。
ただし、普通の茶色い牛よりは、黒くて大きな角を持つ水牛のほうが多く見かけられます。
こちらでは、主に水牛を農耕の使役に利用しています。
土ぼこりの立つ道を走ること、1時間40分。
クチ(Cu Chi)のベン・ディン(Ben Dinh)地下トンネルに到着。
まずは、入り口近くの小部屋で、ヴェトナム戦争の記録映画と地図を見ながら、地下トンネルの概要の説明を聞きます。
トンネルは、このあたりの地下を長さ200キロ以上にわたって網の目のように張り巡らされているそうです。
随所にある出入り口は、ふだんは草などで覆われ、見ただけではまったくわかりません。(写真参照)
中は、小柄なヴェトナム人たちがやっと通れるだけの広さしかないため、アメリカ兵には通行不能だったと思われます。
ヴェトナム兵が考案した罠や武器が展示されていましたが、いずれも工夫が凝らされています。
落とし穴の中に尖った鉄棒を何本も植え込むのは、他でも見られますが、他にも、木の枝の反動でトゲのついた鉄棒が飛び出すもの、一端をうっかり踏むと、跳ね返って体に刺さる仕掛けのもの・・・と、敵兵が怖くてジャングルを歩けなくなりそうなものばかりです。
「ヴェトコンはどこにもいないが、どこにでもいる。」と、敵将を慨嘆させたわけですね。

トンネルといっても通路ばかりではなく、地上に出なくても生活ができるように、設備ができています。
会議室、台所、寝室、救護室などがあり、今は見学用に外からでも見られるようになっていますが、もちろん当時はカムフラージュされていました。
たとえば台所は、炊事の煙は離れた場所から出て、それも高く上って敵に位置を悟られないように、低く地を這うように出てきます。
アメリカ軍は、空から偵察機で捜すだけなので、こうすれば見つかる心配はないわけです。
ここのかまどで蒸したタロイモを試食させています。
当時、常食にしていたものだといいますが、サツマイモの甘みがないような味で、まずくはないといったところです。
トンネルは、100メートルくらいが体験用に開放されています。
腰をかがめてやっと通れるくらいの狭さで、後ろを振り向くことも容易ではありません。
途中に何箇所か段差があって、50センチくらいの高さの場所を登ったり降りたりします。
降りるほうは比較的楽ですが、登るほうは大変。
何しろ狭くて支えになるものがないから、ひと苦労です。
ガイドが見かねて手を貸してくれました。
これでも、観光客のために広げてあるのだというから、恐れ入ります。
汚れてもいい服装で来るようにとの注意も、もっともです。
かなり泥だらけになってしまいました。
50メートルのところで、いったん外に出ます。
あとの半分はもっと狭くて、腹ばいになって通るのだと聞いて、全員ここでギブアップでした。
アメリカ軍が残していったという戦車が置いてあって、みんなで登ってみたり、記念撮影したり。
ほんとうに、得がたい体験でした。
ここベン・ディンの地下トンネルは小規模ですが、この他に、ベンドゥオックという所にも、もう少し大きな見学施設があるらしいです。
バスでホー・チ・ミンに帰る途中、農家の庭に、料理に使う春巻きの皮が干されていました。
ちょうど海辺で干物を作っている時のように、板だかスノコだかを立てた上に、平らに並べて干してあります。
ホコリだらけになるでしょうが、そんなことは気にしないのでしょうね。





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この旅行記へのコメント (2)

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  • 花やんさん 2005/01/09 10:35:36
    クチの地下トンネルについて
    懐かしく読ませていただきました。
    私は慎重180センチ体重もそこそこありますので中を見て回るのに苦労しました。
    同行の人は入りたがらかったのですが、折角だし二度と訪問する機会もないかも知れませんのでお願いして入りました。
    タロ芋はそうぞうしていたよりもおいしかったですね。
    思い出しましたが、現地の案内人の持っている懐中電灯はお粗末でしたのでディスカウントショップで買い求めて行くように「クチコミ」に提案いたします。

    にゃんこ姫

    にゃんこ姫さん からの返信 2005/01/09 18:48:58
    RE: クチの地下トンネルについて
    ご訪問、ありがとうございました。
    そうですね。
    あのトンネルくぐりは、なかなか大変でした。
    特に背の高い方は、苦労されたことでしょうね。
    ヴェトナムの人は小柄で細いから、それを利点として
    うまく活用していたのですね。
    でも、非常にい経験をしたと、私も懐かしく思い出します。
    懐中電灯のお話、グッド・アイディアですね。
    あちらのガイドさんにも喜ばれるでしょうし。

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