2002/03/11 - 2002/04/05
206位(同エリア273件中)
カルメンさん
スペイン短歌紀行-3/バレンシア編-2
2002年3月中旬、春風に吹かれつつ、気の向くまま足の向くまま、中世スペインの歴史探訪の旅に出る。パリ経由でバレンシアに入る。
-
<町角>
石畳の狭き通りに懐かしき馬車の蹄の音がひびけり
観光のレトロ装う馬車といえども差しかかる赤き信号にとまる -
若者に博物館の場所問うも知らぬの一言お年寄りに聞けり
夢のあるリャドロの人形欲しけれど値札に示す数字に驚く
ボリビアの大道芸人の音楽に合わせ踊り出す見物の女は
火祭りの終わればどこもゴミの山清掃費用いくらなるべし
<陶器博物館>
華麗なる彫刻装飾に嘆息し気づけばはや閉館時間 -
<パエリャ>
パエリャ店を探し歩いて30分今宵は満席
「Venga Manana」(明日またおいで)
大パエリャをつくるは直径3Mのフライパンなり炊き上がるを待つ -
<闘牛>
猛牛は砂をまき上げ突進する赤きカポーテに翻弄されつつも -
地ひびきを立てて突っ込む黒き牡牛を宙に舞わせる若きマタドール
ピカドールは馬の上から長き槍で牛の背突くも及び腰なり
ピカドール背に鎧つけし茶毛の馬は牛の体当たりにもろくも倒れる -
8人の武器持つ男と戦いし勇敢な牛は血みどれになる
マタドールは軽やかに身をひるがえし牡牛いなせり一髪の差にて
牡牛とマタドールとの睨み合い一瞬の駆け引き生死を決める
マタドールの必殺の一突きに前足を折り曲げ地に伏す猛き牛
赤ワインをなめし皮より我が口に流し込んだりスペイン流に -
<ファリャ(張り子の人形)>
剣闘士の巨大な張り子の人形は市庁舎広場に勇ましく立つ -
にょっきりと前歯だしたる悪魔顔よくよくみれば白雪姫なり
-
哲学者は裸の女性を膝に乗せしかめ面するも心はいかに
-
献げられし花のドレスに身をつつむビルヘン・マリアは祭りの女王
-
剣闘士の炎にまかれる瞬間を数時間前から待つ人の群れ
町中に爆発音の轟きわたり人形は一斉に炎につつまれる
数百万数千万の人形も一瞬のうちに炎とかせり
青白き閃光はしり一瞬あとに火薬爆発、剣闘士は炎に
バレンシアに夢と希望をもたらした剣闘士は炎の中に今 -
硝煙と爆竹・花火に明け暮れし火祭り終わりぬ、さらばバレンシア!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
カルメンさんの関連旅行記
バレンシア(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
12