2004/12/05 - 2004/12/05
4348位(同エリア5254件中)
BTHFさん
JR高知駅から電車で20分、さらにタクシーで10分ほど行った山の中にある、怪し気な洞窟・・・。
弥生時代の遺跡もあり、れっきとした鍾乳洞であるが、こういう“探険モノ”が大好きな私は、1ヶ月前からウキウキ浮かれ、とても楽しみにしていた。
1時間の一般コースと2時間の冒険コースがあるのだが、この冒険コースの内容がスバラシイ!(筋肉痛は要覚悟)
懐中電灯つきのヘルメット、軍手、つなぎ、長靴を装備して、いざ出発!
▼高知旅行のムービーはコチラ
(vol.1)http://www9.plala.or.jp/airport/Kouch2/
(vol.2)http://www9.plala.or.jp/airport/kouchiB/
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●電車でGO!
ゴールド・ペーパードライバー暦7周年を迎え、いまだにレンタカーを借りるのが怖い私。
バスも一日3本くらいしかなくて(笑)、龍河洞へ行くには車が一番なんだが、電車+タクシーで行くことにした。
1両編成の小さな電車。料金はバスと同じように、中で整理券をとって降車時に払う。 -
●のいち駅。
土佐くろしお鉄道の駅は、全駅にそれぞれ違うキャラクターが用いられている。ちなみに「のいち駅」はノイチンドンマン。
それは、この辺りの出身者であるやなせたかし氏(ex.アンパンマン)が手掛けたもので、電車や駅構内、自販機など至る所にイラストが書かれていた。 -
●なんで洋館が?
のいち駅を降り、向こうの山の頂上(写真右)を見ると、なぜか西欧のお城みたいな建物がある。(手前左にも。)
タクシーの運転手に聞いてみたら、昔、「民藝」の博物館だったけど、人が来なくて今は閉鎖されているんだとか。 -
●龍河洞前の土産街。
いい按配に寂れている。
店の人たちが4人くらい、一斉に道路の掃き掃除をしていた。
刃物屋(銘産なの?)、果物屋、和菓子屋など。 -
●長い階段。
「龍河洞入口」と書かれた看板の後ろには、ながーい上り階段があった。
げ、これ上るの?
やけに古びていて、重々しい雰囲気。 -
●ホッ。
・・・と、階段の右側には長いエスカレーターが用意されていた。 -
●初めて「つなぎ」を着る。
受付を済ませ、奥の更衣室で冒険ファッション(?)に着替える。
懐中電灯付きヘルメットをかぶると、テンションあがりまくり。
足もとは、レンタルの長靴をはいている。 -
●いざ、入洞!
冒険コースの入口は一般コースとは別になっているのだが、昨日の大雨で腰くらいの高さまで水が溢れていた!
仕方ないので、30分遠回りするコースを進む。
写真の岩肌がキラキラしているのは、終始水がポタポタと滑りおちているから。 -
●岩のすきまをグイグイ進む。
思ったよりも狭い!
それでもまだ、このあたりは天井が高いので、普通に立って歩ける。
このあと、すごいところへ・・・。 -
●少しずつ成長する鍾乳洞。
うむ、この形はまさに鍾乳洞だね。実物を見るのは初めて。
水が染みでて、100年に1cm(!)、成長するのだ。気が遠くなる。 -
●進めるかどうか確認。
ガイドのおじさんは、私達の先頭に立ち、ときどき、その道が進めるかどうかチェックして、コースを選んでくれる。
腰をかがめないと入れない横穴は、10〜20cmくらい水が溜まっていて、その先はもっと深くなっていた。 -
●ガイドのおじさん。
頼りにしてます。
土佐弁の素朴なしゃべり方がいい。
龍河洞は、全コース予約しないと入れないんだけど、1組につき1人、ガイドがつくので贅沢である。
(というか、ガイドなしは危険すぎるので入れない)
一日に入洞できるのは、たったの4組だけ。 -
●気温は16℃。
年間通じて14〜18℃くらいの安定した気温を保っている。
弥生時代の石器もあったりして、人が住むには快適なのかも。 -
●わかるかな?
中央の上に、「鮭の石」といわれる、見事に鮭形の鍾乳石が。
天然の偶然がひきおこす傑作。
奇岩石だらけだから、ほかにも動物や人物、モノに例えたスポットが無数にある。 -
●ランプの明かりだけが頼り。
フラッシュなしで撮影すると、こんなにブレブレ。
ガイドのおじさんがもっているガスランプの明かりが一番威力を発揮している。
(だから、こっちのほうが実際に見える色に近い)
1時間以上進んだとき、「全部の明かりを消してみよう」
という提案があり、自分の頭についている懐中電灯とガスランプを一斉に消した。
全く光が漏れない、真の暗闇ってこういうことだったのか。 -
●昨日の大雨のせいで・・・
一晩雨が降ると、洞窟の中は大洪水状態。
長靴の丈より深い水たまりは、ザバザバ勢いよく流れていて、川になっていた。
地面に足をつけられないので、両サイドの岩に手と足をかけて空中を移動した所もあった。。。
ロッククライマーみたいだ。
落ちたらずぶ濡れなので、緊張しながら渡った。 -
●休憩所なんてのもある。
少し広めの空間に、ベンチと扇風機。
これは、洞窟探検で疲れた人が、途中で休憩するためのもの。
用意周到ぶりが笑える。
私は休まなかったけど、ほんとにハードな動き方をするのであなどれない。 -
●何に見える?
サイの頭に見えるかな。
角のとんがったところも、長い歳月をかけて、ポタポタ積み上がったもの。 -
●ダイナミックな移動。
こんな、格好でしか進めない場所が数ヶ所あった。
1〜2m下には深い川。
ガイドのおじさんが「はい、そこに右手、こっちに左足、その状態で右足を右手の後ろにもってきて・・・・」と誘導してくれるので、言われたとおりに手足を動かす。
まさに、空中ツイスター状態だ。
普段の生活ではありえないヒネリ方の連続。
体が柔らかくないとキツイ。
しかも、ロープを使わないと上り降りできない岩場もあって、筋肉痛はこのあと4日間も続いたのだった・・・。 -
●ゴールはあと少し。
最初はキャッキャッと笑いながら進んでいたのに、後半になると口数が減り、汗がしたたり落ちていくのを感じた。
このコース、最高年齢は74歳のおじいさんが通ったというのだから凄い。リピーターの最高回数は6回だとか。
ガイドのおじさんは、自分が案内した人はみんな覚えているよ、と言っていた。
宇宙飛行士の毛利さんやノーベル賞の田中耕一さんも来たらしい。 -
●あぁー陽の光が!
ちょうど2時間の行程を終え、充実感いっぱいで洞窟を後にする。着替えた後、事務所で自分の名前入りの“踏破証明証”をもらった。
そこには、
「○○様
あなたは龍河洞冒険コースを踏破したことを認めます。
これからも自然を愛し、冒険と発見をすることをためらわない、いつまでも子供のような心を持ったすばらしい人であって下さい。」
と記されていた。
その後、売店で、このあたりの名物「アイスクリン」を買う(\\100)。アイスクリームでもソフトクリームでもない、シャーベットみたいな食感だ。
ゆずの産地らしく、バニラ×ゆずの2段重ねをいただく。運動した後はうまいなぁー。
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