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海螺溝、燕子溝、2営温泉、磨西

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2004/09/13 - 2004/09/13

698位(同エリア775件中)

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チャウ

チャウさん

海螺溝は氷河観光でスポットライトされている所です。燕子溝はミニヤコンガ山で遭難された方々の慰霊碑があります。

成都の交通飯店の隣の新南門バスターミナルに、9時出発し普通なら8時間ばかり、チャーターしてぶっ飛ばせば5時間で行けるそうですが、途中にある二郎山トンネルの手前側が拡幅工事ために、20KMにわたり片側通行のため3時間も待つことになり、磨西(成都より343KM)に着いたときには7時になっていました。着いたところはホテル街で高そうな所ばかりで、しばらく歩くと公園の大きな門で、係員にホテルを探しているのかと声がかかり、紹介されたのが工作員宿舎と言う招待所。看板も無ければ、カウンターも無いただのアパートのようなホテルで1泊80元。押金20元で次の朝には返してくれる。門の中に入りすぐに横に行き、4階建ての建物で2つある入り口で叫べば誰かが出てくるでしょう。新築されたばかりのようでトイレ,シャワー付です

夕飯を食べに町に出てみる。お土産屋で、山サンゴに福禄寿を彫りこんだ物を、300元を180元にしろと言ったが折り合わず220元で手を打つ。この時には良い買い物をしたと喜んでいたが、後になって赤い粘土で出来ている物と解ってがっかり。せいぜいで80元ほどだろう。海螺溝のガイドブックを16元で交渉するがだめであきらめると、一緒にいた隣の店のあんちゃんが、自分の店につれて行き16元で売ってくれた。きのこ、マツタケ、豚レバーの炒め物で夕飯15元は高かった(でも200円ばかり)

3日目 朝起きてすぐにシャワーを浴びる。非常に熱いシャワーで豊富に出てくる。隣の花園飯店を覗いてみると1泊660元。寝るだけなのに8倍以上の差。老街を散策。磨西の町は3本の道路があり、真ん中が古くからの街道で他の2本は後でつけた新しい道のようだ。道路工事中で道全体をまくりあげ、下水工事をしているようだ。前は石畳の風情のある町並みだったようだ。横道に入り裏側から見ると古い町らしく見える。鐘がコロンカランとなり始めた。今日は日曜日、天主堂の鐘だとすぐ解り、ミサをやっているので覗いてみる。門は閉まっていたが、隣の毛沢東主席住居旧址から入ると、15名ばかりのおばあさんがお祈りをしている。やはり若い人はいない。管理人のおじさんに旧址を見せてもらう。なんにもない、粗末なベッドと筆と硯、ただ枕カバーだけがニットで少しだけ良いものだった。

9:30 入門切符は門の右側、花園飯店にある。門票70元、車票50元、保険10元。少し待ち出発。一旦燕子溝の川原まで降りまた上る。海螺溝は違う沢にある。磨西の町は台地の上にある事が解る。10:35第2営地通過、11:00第3営地通過、200Mほど手前に日照金山の看板がチラッと見えた。要確認。11:10ロープウェー駅着。眼下に見える氷河は素晴らしいとしか言いようが無い。結構近くにまで寄っている。これで天気がよければ最高なんだけれど。
11:37第4営地 若いオネーちゃんたち4人と一緒に、氷河まできゃーきゃー降りる。にぎやかで楽しい。一緒に写真を撮る。少し寒いのに上着を取り、肩を出してポーズを取っている。串焼き屋のおじさんから串焼きを買いおごってもらう。ピリ辛でおいしい。氷河のうえは小石が沢山乗っていて滑ることは無い。串焼き屋のおじさんが、入場券の写真で、一段と白く写っているアイスフォールの下まで行かないかと誘う。いくらかと聞くと100元だと言う。行き帰りで1時間半かかると言うので、値切らずにOKする。氷河上はクレパスだらけで危険だが、せいぜい2.3Mの深さしかない。でも落ちたらあがれないだろう。

緩やかなのぼりで難なくアイスフォールの下まで行く。ミニヤコンガ登頂後、手足が凍傷にやられイグアナ状態になって、19日間も這いながら降りてきての最難関が、右横に見える崖だったそうで、幸いにも残されていたザイルを使い、斜めになって見える所を下ってきたようだ。今回の旅行の動機が松田宅也さんの本を読んだことが大きい。3:05ロープウェー駅この上にお花畑があると、インターネットに書いてあったので上るが、行く道が解らない。便所の横に道があるので上ると、女便所が丸見えのところがある。幸か不幸か誰もいない。石楠花の林がある。ラマ教の旗のところで、ロープウェーが4時までと確か書いてあったようなので下る。登り道はロープウェーのうらにあった。

4:00下のロープウェー駅に着く。誰もいない。掘っ立小屋で聞くとここで待てと言われしばらく待つ。昨日ホテルを探しにしばらく一緒に歩いた新婚風のバックバックの2人が乗り込んできた。彼らは氷河下の散策コースを歩いたようだ。第2営地のコンカ山氷川温泉(2号営地度暇村)に投宿。コンカ山氷川温泉のパンフレットには海螺溝核心景区、全国十大温泉之一と書いてある。多人房150元を120元にまけてもらう。受付の価格表に本日?折とあったので、いくらになるのと聞いたからだ。8畳間ほどの部屋に2段ベッドが3台で6人部屋だ。黄山の時には12人だったな。部屋はキャビン式で2部屋に共同トイレと洗面シャワーがある。12人分の物を独り占めだ。

早速風呂に行く。ロッカーに荷物を入れ、持参のボクシングパンツ型の海パンをはいていたのだが、それではだめだ、競泳型のパンツに履き替えてくれといわれ貸してくれる。浴槽は深くて底がヌルヌルしている、また係りの人がスリッパを履いて入ってくれと言う。なるほど滑らない。温度は高くない。25Mはありそうなプールは水深1.4M〜1.05M となっており、背の低い人は立っておれない。入り口に浮き輪があったが、発泡プラスチックだった。

空の風呂桶の底から蒸気が噴出している。昔トルコ風呂が全盛だった頃、必ずあった蒸し風呂で桶の中に入り、自分で首かせと2つの穴から手を出してふたをする。首と手は出しているので息苦しくは無い。ピュアサウナとは温泉池の上にすのこで蓋をして、小屋を建てたもので源泉の湯気で温まれる。一番上まで行って見る。岩小屋で眼洗とある。入ってみるとオンドルのようで暖かいぐらいで長くいられる。奥に廊下のように続き、外に出て木道を行くと源泉がある。温泉はコンコンと湧き出ているのではなく、山肌からほとばしり出ると言った感じでむき出しで出ている。

部屋に帰ると鍵が開かない。ボーイは2号室の鍵を持ってきておきながら、1号室へ案内したので、室内用のノブのポッチを押して閉めるタイプだったから気がつかなかった。2号室に移る。後で考えたらこの時に2000元ばかり入った腹巻を忘れたようだ。洗濯をする。乾燥機があるのですぐ乾く。ガラス張りのベランダもあり満足満足。

食事に行くがレストランは開いていない。ボーイに言うと、コックとウェイターが慌てて来て用意をしてくれる。
熱水溝瀑布群へはどれだけの時間がかかるかと聞けば、2時間で往復できるが、今はがけ崩れで行けないと言われる。デジカメが壊れているのに気がつく。再生ボタンを押しても記録されていない。撮っている時から異常な反応はしていた。使い捨てカメラを買おうと、売店へ行くが使い捨てが身振り手振りでは説明できない。泣きたくなってしまう。


4日目 磨西に行き、使い捨てカメラを探すがどこにも売っていない。花園飯店の売店にも無いので、ボーイさんに聞くがやはり通じない。でもカメラが壊れていることは解るので、向かいの貸しカメラ屋に連れて行かれる。1日20元でフイルムが25元。考えているとボーイさんは買ったらと言うので聞くと、カメラは80元だと言う。もちろん値切らずに即買うことにする。後で知ったことだが、使い捨てカメラは普通のカメラより高い。

燕子溝に行って見る。燕子溝は、阿部幹雄サンの本 生と死のミニヤコンガが、妙に引っかかり行って見たかったのだ。磨西でバイクを捕まえて、筆談で燕子溝へ連れて行ってくれるように頼む(50元)。ガソリンを補給しに町外れに行くが、スタンドは普通の家の中にあり、長い長いホースを引っ張って給油する。雨が降りそうだから雨具を取りに自宅へ寄る。この人は電気屋さんらしく、古いテレビが沢山山済みされていた。奥さんと子供に見送られて出発する。バイクに乗っている人はすぐに白タクに変身するのかしら。

 燕子溝は、磨西の台地を遡れば良く、川原に降りなくて良い。昔は良い道路だったが今は荒れ放題と言った道で、広くて舗装はされているが至る所で崖崩れがあり、落石はし放題、ランクルなら何とかやっと通れる。約20分で日本人遭難碑のある薬王寺に着く。寺は半分つぶれた感じで、おばあさんが畑より出てくるが、民族衣装にターバンのような帽子の上に、工事用のヘルメットの中身を押さえ様にかぶっている。まずは本堂でお参り、碑はどこかと聞くまでも無く、大きな石のひとつを見つけ出しお参りする。寺番のおばあさんはやっと日本人と解ったみたいだ。碑は大きな石に2枚のプレートを嵌め込んであり、その周りだけはきれいに手入れされている。

もっと上に行くが、すぐに工場か何か解らない大きな建物まで行くが、検問所になって遮断機が下りている。バイクの運ちゃんこれ以上無理だ、行けないと言う。倒裁沖まで阿部幹雄さんの本には、子供連れで行っている。どうしても行くなら、下の部落で馬をチャーターして2日かかると言われたのであきらめざるを得ない。薬王寺に馬がいたから雇ってくれとも言ったが、地元の人もやめたが良い言うのでしぶしぶやめる。コンカ薬王神泉がどこにあるか聞き忘れた。

磨西に戻り、昨日いけなかった第1営地の温泉に行くが、1営の係官は入場券が無いと入れてくれない。検問所のすぐ上が温泉ホテルと知っているから、何度もただで入れてくれと頼むが頑としてだめの一点張り。温泉に入るだけだからとか、せめてホテルのパンフレットを貰うだけでもと頼むが、言葉の壁か、バカの壁か20分以上頼むがだめでした。バイクはさっさと帰ってしまったので、ダンプカーにそこらにいた道路工夫と一緒に荷台に乗り、コンカ神湯温泉に行く。

温泉は主道路より離れているので、10分ほどとぼとぼと歩く。橋の際の崖に昔使っていた桟道の跡があった。崖の岩に穴を開け、太い木を差込み足場を渡したのだろう。温泉よりも上に道が通っているのが解っていたので、通りがかりの1歳くらいの赤ちゃんを前に乗せたバイクに、乗せてもらい行って見る。すぐ上の工事現場で子供をおろし、15分ぐらい山道を登るが、きりが無いので、海螺溝の全体が見える家まで行き、子供の写真を撮り返ることにする。第1営地の建物がはるかに見え、コンカ山からの日の出がきれいに見えるのかもしれない。

コンカ神湯温泉は大きなリゾートで、4レーンのボーリング場(1ゲーム15元)もある。入場料80元も払い、50MX25M9コースの大きなプールに飛び込み、華麗に泳ぎ始めるが、水温が高いためか、高山のためか息がすぐに切れる。突然ものすごく熱くなり立ち上がるが、水深1.8Mもあるのであわてて溺れそうになる。看板には78度のお湯が出ているから注意しろと書いてある。大きな大きなプールを1つの給湯口でまかなっているようだ。掃除が大変だろうと思うが、水は大変きれいで泳ぐときゴーグルなしの裸目でも異常は無かった。温泉は全部露天で屋内風呂は無い。15,6箇所の風呂に全部名前が着いているが、温度が違うだけでお湯は一緒。奥のほうで建物を建てている最中。

磨西の老街に帰り、散髪屋を探す。美髪店に行くが髭剃りはやっていない。下のほうの店に行けと言われるが、帰り道にいくらでもあると思い、ホテルの近くまで来てしまい、連鎖中心とある理髪店に入るが、これが最悪で、ぬるい蒸しタオルで何べんでも、10回くらいし、石鹸も使わずそり始める。痛い。店の息子が始めての客に対しているような感じで、耳にピアスなどしている。ママさんがちょっと手伝った時には、熱いタオルで蒸し手際が良かった。また息子が剃り始めるがだんだんイラつき、ママさんに代われと命令し変わってもらう。いつもなら5分とかからないのに、20分以上もかかり5元投げるようにして出てきた。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • kasoさん 2005/05/08 12:49:16
    貢夏山について
    こんにちは
    成都人の夏冬です。海螺溝の二回ですね。貢夏山の後ろにある五須海へ行きましたか。素晴らしいところです。新都橋の左側にあります。貢夏山の南側には、田湾から入ると、美しい景色が見えます。http://www.cdtravel.cn

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