安徽省蒙城の市場

2003/10/10 - 2004/04/29

安徽省蒙城の市場で初めてアヒルの卵からピータンを作る現場を見ることが出来ました。針金の先を円く巻いて卵を掬い、ピータンを作る秘伝原液（粘土と石灰と調味料＋？）の中に入れて、原液の泥の中から掬い上げて、籾殻をまぶし乾燥させる。
手際の良い工程と、夫婦の息の合った呼吸とリズムに見とれていました。３週間でピータンが出来、数十年保存できるとの事です。体を内部から冷やす働きが有るそうで、昔の工場では、３８度以上の高温の夏日はピータンを従業員に配り体温を下げる為に使用したそうです。出来上がったピータンを食べるには、外皮を剥き、剥いた卵を水でさっと卵洗い、絹ごし豆腐の上に刻んで並べ、葱や薬味を刻んで載せ、さっと醤油を掛けて食べるのがお薦めです。

エリア 中国

左側の大鍋の中は、粘土と石灰、調味料（秘伝の薬味）を溶かしたドロドロ状態です。その中に家鴨の新鮮な卵を入れます。

鍋の中に白い卵が見えますが、鍋の中の粘土に卵を浸けて、卵が割れない様に少し攪拌し、卵全体に粘土を付着させます。

中央の籾殻の上に鍋から出した新鮮な泥付き卵を移し、泥の付着した卵を転がします。
卵全体に籾殻と粘土が包まれたら手前側に有る箱の中に割れない様にそっと移します。
その後１週間〜２週間自然乾燥させます。

新鮮な家鴨の卵をそっと割れない様に、鍋の中に浸けている作業です。

割れない様にそっと卵を浸ける熟練の技です！

手前の箱の中は未完成のピータンの卵です！　後２週間後には食べれる様に成るそうです！　なんと保存は１０年以上可能？との事です。

鍋から取り出した泥付き卵に、籾殻を上から振り掛ける作業です。満遍なく泥付き卵全体に振り掛けます

太い針金に輪を作り、その輪で泥付きの卵をすくいます！
夫婦のチームワークの良さと、長年の熟練の技が物をいいます！
手前側に見える鍋の中にあるのが太い針金です。

左側は卵を鍋の中に割れない様に入れるご主人の手です。右側の針金を持つ手はは奥さんの手です。上手に泥付き卵を割れない様に掬い上げます！
夫婦の手際の良い仕事のリズムは見ていて気持ちの良いものでした！１日に何千個ものピータン卵を作っているとの事でした！

卵を鍋の中から掬い上げている所です。見事に割れない様に次々とすばやく掬い上げてゆきます！
見ていて飽きない動作です！

ご主人の卵を鍋の中に入れる作業は無造作に見えますが鍋の中に割れない様に大量に卵を入れるのはかなりの熟練が必要のようです！
掬い上げた卵を割れない様に器用に籾殻の上に移す作業中の奥様です。

市場内の香辛料、薬味材料の販売風景です！

この市場では香辛料は袋詰めの状態で販売していました！

日本の富士りんごの中国バージョンです！
水晶富士の名前で販売していました。
箱の中は大小まとめて１箱、不揃い状態で販売しています。右側のビニール袋の中は一般りんごです。

みかんとりんごの販売風景です。

生きた鶏を目の前で茹で上げて販売していました。これにはちょっとビックリしました。

豚肉と牛肉の切り売り販売の風景です！

日用雑貨の販売風景。

手前の鶏は羽を剥かれて、後ろの大鍋で茹で上げられます！・・・・

釜戸で焼く準備中です！

インドのナンに似た釜戸を使用した焼き方でした。

近隣の農家の出張販売です。　新鮮で価格が安いので人気が有ります！

学校前の文房具の屋台販売風景！

この旅行記へのコメント （1）

• 魔女ランダさん 2005/03/22 01:04:18

  はじめまして。

  お誕生日おめでとうございます\(^O^)／
  
  今日が素敵な一日になりますよう、ドイツよりお祈りいたします。
  
  さてさて、矢島さん。
  ピータンって私大好きなのですが、
  こうやって作るんですかー。
  一つ賢くなりました。
  ありがとうございました。
  
  市場は活気があっていいですね。
  私もアジアの市場が大好きなので、とても楽しく
  拝見いたしました。
  
  
  では、また。
  
  どうぞ素敵なお誕生日をー(*'ー'*)ノ~~
  
  
  魔女ランダ