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6日目<br />12:25発アテネ発、空路にてローマへ。着後バスにてローマ市内観光。まずは世界一小さな独立国バチカン市国へ。巨大な広場、サンピエトロ広場は広場の周りを284本もの柱が円形状に囲み、その上には140体の人の像がある。これだけでのすごいのに、その前方にはカトリックの総本山、サンピエトロ寺院がある。すごいなぁ。で、中に入る。中はガイド抜きだったのでよくわからんが、ルネッサンスを代表するミケランジェロやラファエロらが手かげた芸術的建築物であり、薄暗い中礼拝してる方々が後を立たず非常に神聖な場所。こんな観光目当ての日本人が入っては悪いような気持ちになった。<br />で、ヴァチカン市国を出てローマへ。とはいえ、特に国境があるわけでもないのでそういう感覚はまるでないのだが。次はコロッセオ見物。古代ローマ時代の闘技場でとにかくでかい。73000人を収容できたそうな。廃墟のような佇まいで、地下とかもすっかりえぐれて丸見えになっている。で、外に出るとコンスタンティヌスの凱旋門。凱旋門はパリだけじゃないんだ〜。まぁとにかく古代ローマもかなり好きなあたりだったので、その辺の露天商のおっちゃんから1000円で日本語ガイドブックを買って改めて研究。その後は見所がかなり多岐に渡り、全部回るのは一日じゃ不可能ということで自由行動になったのでまずはサンタマリアインコスメディン教会の「真実の口」へ。あの石で出来た顔の口の中に手を入れるというアレだ。手を入れても食われなかったが満足。(←食われたかったのか?!)で、同じくらい有名なトレヴィの泉へ。ここは人が多く、スリも多いという事でバッグを前にして歩きながらの観光。気を張って行動するのは疲れる。でもちゃんと後ろ向きになって肩越しにコインを投げ入れる。(これをやった人はまたローマに来れるというおまじない)また来れるかなぁ。<br /><br />7日目<br />この日はオプショナルツアーでナポリ・ポンペイ1日観光。(今思えば自力で行ってこれプラス、青の洞窟まで見物しとけばよかった・・。)まずはナポリへバスでGO。途中休憩で本場のカプチーノを飲もうとしたところ、紙コップだったため持ったら熱すぎてひっくり返してしまい、よりによってハードに目立つ白ズボンにびっちゃりとかかってしまい、この日はしみ付きで1日過ごすハメに。で、「ナポリを見て死ね」のナポリ。特にこれといった観光をしたわけでもなく、ただ昼飯を食っただけのような気もする。が、ローマのように変に観光地化してなく、静かなそれでいてそれなりに活気があり、海もきれいな、古き良きイタリアを感じさせる街だった。<br /> で、さらに移動してポンペイへ。まさに遺跡と呼ぶにふさわしい廃墟の空間。遠くに見えるベスビオ火山が噴火し、一瞬にして死の街になったという。その時から当時のまま時が止まっている。昔のまま舗装もされてないぼこぼこした道を歩き、神殿から劇場から浴場、そして数多くの民家を回ると、紀元前1世紀に確かに存在していた街がおぼろげながら浮き彫りになってくる。そんな時人は何かを語りかけられてる気持ちに陥るのだ。当時の人々の魂が安らかに眠るように祈った。<br /> 帰りはノンストップでローマへ帰る長いバス旅。行きでウォークマン用電池が切れたので現地調達。時間がないので金額計算しないで購入してバスに乗り込んで、後で計算したらマンガン電池2個で1000円!物価の高くないイタリア(日本ですら10倍価格)で見事ぼられました。人を安易に信じちゃいけないなぁとバスの中でふさぎ込む。さらにこのマンガン電池期限切れで30分ぐらいで電池切れ・・・。バス長いのに何をしろと・・。とますますふさぎこむ。でもこの経験が海外旅行において、後の自分を強くすることなど知る由もなかった。でも車窓から見るポンペイ〜ローマ間移動中の夕暮れはキレイだった。<br /> ローマ到着後はローマの夜といえばコレ!のカンツォーネ見学。豪華イタリアのコース料理を食す中、ギターを持ったおじさんが2人乱入してきて、演奏しながら各テーブルを回るというもの。チップを器用に体のいたるところにはさみながら情熱的に、それでいて超楽しげに演奏するおじさん。海外だねぇ。<br /><br />8日目<br />バスにてフィレンツェへ。ここもイタリアを代表する町なのだが、この日は日曜日だか休息日だかでほとんどの店が閉まっていて街は閑散としていた。廃墟か?<br />それは観光地の建物も同じで、ほとんどが入場不可。花の聖母教会ドゥオーモ、ヴェッキオ宮、メディチリッカルディ宮、サンロレンツォ教会など回ったが、すべて外から写真を撮って終わり。<br />唯一は入れたのはメディチ家礼拝堂だけだった。そんなノリだったので歴史は感じさせつつも期待に応えるまではいかなかった。<br /><br />9日目<br />バスにてヴェネツィアへ。バスからゴンドラに乗り換えて町の中心部へ。ココまでくると本当に道路がなく、代わりに運河が街を縦断して、ゴンドラを漕ぐおっちゃんが行き来する、まさにヴェネツィア。わくわくするぜ。まずは昼食を各自でということで一時解散。そういえばまだ食ってなかったと本場イタリアのパスタを食う事に。ところがこのパスタ屋が曲者で、頼んだのに1時間待っても来ない。二人ともド素人で1対1で英語なんてムリなレベルだったが、そうも言ってられず何とかジェスチャーで伝える。するとすぐ友人の分は出る。でも自分の分が来ない。そうこうしてるうちに友人は食い終わり、もう集合時間残り5分というところで自分のパスタが来る。<br />集合場所に先に行って言っておいてやるよ」というので甘えさせてもらい、速攻食って、5分遅れで駆けつけると・・・・・誰もいない!!!!!!!!!!!!<br /> そんな時間経ってないのですぐ見つかるはずとまずはここであろう集合場所サンマルコ広場の隣、サンマルコ寺院へ。しかし、いない?!んなはずはないと日本人の団体ツアーの方に片っ端から見ませんでした?と聞くもよくよく考えてみればどれが自分の大学のツアーなのか見分けがつくわけもなく、冷や汗をかきながら捜索・・。30分後、自分は悟った。これは迷子だ。<br />間違いない。<br />悪い事は重なるもんで、そんな中雨が降り始める。傘なんか持ってなく、そして上着もゴンドラに乗る前バスに置いて来た。寒い。気温は街の電光掲示板によると2℃。吐く息も白いわけだ。そんな2月の冷たい雨にうたれながら決死にあてもなくツアー団体を探す。実に悲惨な絵だ。2時間ぐらいさまよってるとだんだん熱っぽくぼ〜っとしてきた。そりゃ風邪もひくわな。そうなると歩くのもつらくなってきたのでサンマルコ広場に戻り、建物の下で雨宿り。<br />かくなる上は、とツアー日程表を取り出し、今日列車移動するオーストリアまで自力移動して、ホテルの名前は書いてあるから、そこへ行って合流する。当時は携帯もなく、添乗員が携帯を持ってない時代だったからこれぐらいしか方法はない。とりあえず、何時にここヴェネツィアを出るのか知らんけど、17時ぐらいまでこのゴンドラ発着口付近で粘ってから、それから行こうと決めた。<br />そんなことを思ってると「お!いたいた!」と友人に発見される。実に行方不明から3時間43分、未知の都市で迷子になった日本人は無事に保護された。「何やってんだよ!」と言われるがそれはこっちのセリフじゃ。あんたが一緒になってツアーに行っちゃったら俺どうやって合流すんだよ・・。まぁそんな怒る気もなくぐったりしてたので、今は合流できた事を純粋に喜ぼうじゃないか。とにかく長く一生忘れる事の出来ない1日だった。でもこの経験が海外一人で行くようになった原動力となってるんだろうな。<br />ゴンドラで大陸へ渡り返し、バスで大陸鉄道の駅まで移動、そこから電車へ乗り込み、寝台列車でウィーンへ。<br />(オーストリア編へ続く)<br />

ヨーロッパ周遊20日間 イタリア編

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1996/02/16 - 1996/02/19

37893位(同エリア42614件中)

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3

森の水だより

森の水だよりさん

6日目
12:25発アテネ発、空路にてローマへ。着後バスにてローマ市内観光。まずは世界一小さな独立国バチカン市国へ。巨大な広場、サンピエトロ広場は広場の周りを284本もの柱が円形状に囲み、その上には140体の人の像がある。これだけでのすごいのに、その前方にはカトリックの総本山、サンピエトロ寺院がある。すごいなぁ。で、中に入る。中はガイド抜きだったのでよくわからんが、ルネッサンスを代表するミケランジェロやラファエロらが手かげた芸術的建築物であり、薄暗い中礼拝してる方々が後を立たず非常に神聖な場所。こんな観光目当ての日本人が入っては悪いような気持ちになった。
で、ヴァチカン市国を出てローマへ。とはいえ、特に国境があるわけでもないのでそういう感覚はまるでないのだが。次はコロッセオ見物。古代ローマ時代の闘技場でとにかくでかい。73000人を収容できたそうな。廃墟のような佇まいで、地下とかもすっかりえぐれて丸見えになっている。で、外に出るとコンスタンティヌスの凱旋門。凱旋門はパリだけじゃないんだ〜。まぁとにかく古代ローマもかなり好きなあたりだったので、その辺の露天商のおっちゃんから1000円で日本語ガイドブックを買って改めて研究。その後は見所がかなり多岐に渡り、全部回るのは一日じゃ不可能ということで自由行動になったのでまずはサンタマリアインコスメディン教会の「真実の口」へ。あの石で出来た顔の口の中に手を入れるというアレだ。手を入れても食われなかったが満足。(←食われたかったのか?!)で、同じくらい有名なトレヴィの泉へ。ここは人が多く、スリも多いという事でバッグを前にして歩きながらの観光。気を張って行動するのは疲れる。でもちゃんと後ろ向きになって肩越しにコインを投げ入れる。(これをやった人はまたローマに来れるというおまじない)また来れるかなぁ。

7日目
この日はオプショナルツアーでナポリ・ポンペイ1日観光。(今思えば自力で行ってこれプラス、青の洞窟まで見物しとけばよかった・・。)まずはナポリへバスでGO。途中休憩で本場のカプチーノを飲もうとしたところ、紙コップだったため持ったら熱すぎてひっくり返してしまい、よりによってハードに目立つ白ズボンにびっちゃりとかかってしまい、この日はしみ付きで1日過ごすハメに。で、「ナポリを見て死ね」のナポリ。特にこれといった観光をしたわけでもなく、ただ昼飯を食っただけのような気もする。が、ローマのように変に観光地化してなく、静かなそれでいてそれなりに活気があり、海もきれいな、古き良きイタリアを感じさせる街だった。
 で、さらに移動してポンペイへ。まさに遺跡と呼ぶにふさわしい廃墟の空間。遠くに見えるベスビオ火山が噴火し、一瞬にして死の街になったという。その時から当時のまま時が止まっている。昔のまま舗装もされてないぼこぼこした道を歩き、神殿から劇場から浴場、そして数多くの民家を回ると、紀元前1世紀に確かに存在していた街がおぼろげながら浮き彫りになってくる。そんな時人は何かを語りかけられてる気持ちに陥るのだ。当時の人々の魂が安らかに眠るように祈った。
 帰りはノンストップでローマへ帰る長いバス旅。行きでウォークマン用電池が切れたので現地調達。時間がないので金額計算しないで購入してバスに乗り込んで、後で計算したらマンガン電池2個で1000円!物価の高くないイタリア(日本ですら10倍価格)で見事ぼられました。人を安易に信じちゃいけないなぁとバスの中でふさぎ込む。さらにこのマンガン電池期限切れで30分ぐらいで電池切れ・・・。バス長いのに何をしろと・・。とますますふさぎこむ。でもこの経験が海外旅行において、後の自分を強くすることなど知る由もなかった。でも車窓から見るポンペイ〜ローマ間移動中の夕暮れはキレイだった。
 ローマ到着後はローマの夜といえばコレ!のカンツォーネ見学。豪華イタリアのコース料理を食す中、ギターを持ったおじさんが2人乱入してきて、演奏しながら各テーブルを回るというもの。チップを器用に体のいたるところにはさみながら情熱的に、それでいて超楽しげに演奏するおじさん。海外だねぇ。

8日目
バスにてフィレンツェへ。ここもイタリアを代表する町なのだが、この日は日曜日だか休息日だかでほとんどの店が閉まっていて街は閑散としていた。廃墟か?
それは観光地の建物も同じで、ほとんどが入場不可。花の聖母教会ドゥオーモ、ヴェッキオ宮、メディチリッカルディ宮、サンロレンツォ教会など回ったが、すべて外から写真を撮って終わり。
唯一は入れたのはメディチ家礼拝堂だけだった。そんなノリだったので歴史は感じさせつつも期待に応えるまではいかなかった。

9日目
バスにてヴェネツィアへ。バスからゴンドラに乗り換えて町の中心部へ。ココまでくると本当に道路がなく、代わりに運河が街を縦断して、ゴンドラを漕ぐおっちゃんが行き来する、まさにヴェネツィア。わくわくするぜ。まずは昼食を各自でということで一時解散。そういえばまだ食ってなかったと本場イタリアのパスタを食う事に。ところがこのパスタ屋が曲者で、頼んだのに1時間待っても来ない。二人ともド素人で1対1で英語なんてムリなレベルだったが、そうも言ってられず何とかジェスチャーで伝える。するとすぐ友人の分は出る。でも自分の分が来ない。そうこうしてるうちに友人は食い終わり、もう集合時間残り5分というところで自分のパスタが来る。
集合場所に先に行って言っておいてやるよ」というので甘えさせてもらい、速攻食って、5分遅れで駆けつけると・・・・・誰もいない!!!!!!!!!!!!
 そんな時間経ってないのですぐ見つかるはずとまずはここであろう集合場所サンマルコ広場の隣、サンマルコ寺院へ。しかし、いない?!んなはずはないと日本人の団体ツアーの方に片っ端から見ませんでした?と聞くもよくよく考えてみればどれが自分の大学のツアーなのか見分けがつくわけもなく、冷や汗をかきながら捜索・・。30分後、自分は悟った。これは迷子だ。
間違いない。
悪い事は重なるもんで、そんな中雨が降り始める。傘なんか持ってなく、そして上着もゴンドラに乗る前バスに置いて来た。寒い。気温は街の電光掲示板によると2℃。吐く息も白いわけだ。そんな2月の冷たい雨にうたれながら決死にあてもなくツアー団体を探す。実に悲惨な絵だ。2時間ぐらいさまよってるとだんだん熱っぽくぼ〜っとしてきた。そりゃ風邪もひくわな。そうなると歩くのもつらくなってきたのでサンマルコ広場に戻り、建物の下で雨宿り。
かくなる上は、とツアー日程表を取り出し、今日列車移動するオーストリアまで自力移動して、ホテルの名前は書いてあるから、そこへ行って合流する。当時は携帯もなく、添乗員が携帯を持ってない時代だったからこれぐらいしか方法はない。とりあえず、何時にここヴェネツィアを出るのか知らんけど、17時ぐらいまでこのゴンドラ発着口付近で粘ってから、それから行こうと決めた。
そんなことを思ってると「お!いたいた!」と友人に発見される。実に行方不明から3時間43分、未知の都市で迷子になった日本人は無事に保護された。「何やってんだよ!」と言われるがそれはこっちのセリフじゃ。あんたが一緒になってツアーに行っちゃったら俺どうやって合流すんだよ・・。まぁそんな怒る気もなくぐったりしてたので、今は合流できた事を純粋に喜ぼうじゃないか。とにかく長く一生忘れる事の出来ない1日だった。でもこの経験が海外一人で行くようになった原動力となってるんだろうな。
ゴンドラで大陸へ渡り返し、バスで大陸鉄道の駅まで移動、そこから電車へ乗り込み、寝台列車でウィーンへ。
(オーストリア編へ続く)

  • コンスタンティヌスの凱旋門。立派。

    コンスタンティヌスの凱旋門。立派。

  • ポンペイ。手前が遺跡群の中心部で、奥にうっすら見える山がベスビオ火山。

    ポンペイ。手前が遺跡群の中心部で、奥にうっすら見える山がベスビオ火山。

  • ヴェネツィア。この時迷子のど真ん中。<br />あらゆる意味で寒かった!

    ヴェネツィア。この時迷子のど真ん中。
    あらゆる意味で寒かった!

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