パタゴニア自然紀行【3】　フィッツロイ周辺をトレッキング

1990/01/20 - 1990/01/26

カラファテ→チャルテン→セロトーレとフィッツロイ周辺をトレッキング→チャルテン→カラファテ
　
フィッツロイ方面への最寄の町チャルテンへはカラファテからバスで約５時間です。セロ・トーレ山やフィッツロイ山を目指すクライマーがたくさん乗っていました。羊の枝肉がのぞく段ボール箱を抱えた日本人の若者も二人いて、フィッツロイの氷壁を登りに行くと言っていました。バスの終点はキャンプ場になっていて沢山の馬と犬がおり、事務所を覗くとガウチョ風管理人氏がマテ茶を振舞ってくれました。フィッツロイ山方面へは３泊４日くらいのトレッキングコースがあって、山のすぐ下の登坂用ベースキャンプまで行くことが出来ました。天をつくように立ち並ぶ尖った岩山は威圧感があります。ベースキャンプに着いた日は絶好の晴天でしたが、翌日からは雨。気温は７℃。山の方は雪になっていました。下り道ではちょっと道に迷いましたが、日暮れが遅い事に助けられ、夕暮れの池ではオタテガモに、森の中では手のひらに乗るくらいに小さなフクロウ(スズメフクロウ)にも出会えました。

さらに詳しい旅行記はこちらへ・・・
「風と氷河のパタゴニア」
http://www.hirocraft.com/patagonia/

エリア カラファテ(アルゼンチン)

フィッツロイとセロトーレのベースキャンプを巡る３泊４日トレッキングの装備と食料。

雲に覆われた氷床から流れ出るトーレ氷河。セロトーレのベースキャンプ付近にて。

トーレ湖のほとりは、典型的なモレーン地形で、砂利が堆積し自然のロックフィルダムとなっている。

よく晴れたフィッツロイ。めったにお目にかかれないらしい。

フィッツロイの現地名チャルテンは「煙を吐く山」という意味。背後の氷床からの冷たい風でいつも煙のような雲ができている。

川を渡る。氷河から流れ出た水なので冷たいっ！

道に迷った夕方（といっても午後８時頃）の森で出会ったスズメフクロウ。全長１８センチと手のひらサイズ。

早朝のカラファテ空港で自転車をたたむ。空路北上し、バルデス半島をめざす。