2000/07/30 - 2000/08/04
120位(同エリア146件中)
海空さん
LH737→LH3748
LH3703→LH736
夫の両親が旅行先で倒れ、救援者として駆けつける。
滞在日数はあったが、ほとんど病院とホテルを行き来していたので、観光はしていない。
皆様、海外旅行の時には保険をかけることをお忘れなく。海外では救急車も有料だったり、まるでホテルのような病院で治療が受けられたりするものの、治療費も高くつきます。救いは保険!
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父は緊急手術が必要で、それなら日本でと望む父の意思と生命の危険に関わる、と出国をしぶる病院と意見の相違があったようだ。
しかし直にローザンヌとやり取りできるのは義母からの電話だけで、それすらも手持ちの現金を慮ってのことである。
保険会社とはローザンヌ→ジュネーブ→パリ→東京→我が家のルートがもっぱらで、よくわからない。
で、動ける私が行くことになった。
初めて乗るあこがれのルフトハンザだが、先行きのことを考えて緊張の連続だった。
ジュネーブからローザンヌへは電車で入った。
がらんとしたホーム。
車両に乗り込む人に片言の英語で話しかけ、行く先を確認した。
フランス語圏なのでフランス語、ついでドイツ語が通じるようで英語はあんまり通じなくて困ってしまった。
でも出会った人のほとんどが、遠い日本から父親のために(正確には夫の、だが)駆け付けた娘の言うことをわかろうと努力してくれた。とても親切だった。 -
ローザンヌの病院。
世界的にも屈指の病院だそうで、湖を隔てた隣国フランスからも患者がひっきりなしに来るらしい。
私も何度かヘリが患者を搬送してくるのを見た。 -
病院の内部。
私が見るとまるでホテル。
病院特有の消毒薬のにおいもなく、1階のこのロビーにはひっきりなしにどこやらの博物館から展示物を借りてきて公開しているとのこと。
花屋も病院にはつきものだが、まるでウェディング・ブーケのようなアレンジメントで、びっくりした。
病院に詰めていたほとんどの時間をこのロビーで過ごした。
この病院では朝、お茶かコーヒーか聞いてくれ、食事制限のない限り、メニューも魚か肉かなど好みを聞いてくれる。
義父の食事の盆には花も添えられ、私は今でも死ぬならあっちの病院がいいかも、と思っている。しかし付き添うにはカフェテリアの代わり映えしないサンドウィッチばかりで飽きる・・・。 -
ホテル裏の少し歩くバス停。
バスを待っている時間、周りを観察していた。
同じ時間を共有しているとは思えないほど、私の日常とは違っていたがあきらかにここではこの時間空で生活していると思った。
閑静な住宅街で、質素だが生活の考え方が違うというのだろうか。 -
病院から見たローザンヌの街。
駅側で、街の向こうには湖、そして対岸はフランス。 -
こじんまりとして、小さな家庭的なホテルに泊まったが、いつも部屋にいる時は窓を開けておいた。
周りはアパートばかりで、スイスの祝日のためきれいに国旗が飾られている家が多かった。
ふと人の気配を感じると、男の子が恥ずかしそうに覗いている。
これが男の人だったら驚くが、子どもと同じ年頃だったので話しかけたらフランス語かドイツ語でなければだめらしい。
うーん、どっちも学生時代かじったことはあるがまったく覚えていない(先生の顔は思い出した)。
手振り身振りで「会話」していると、彼が「ポケモン」が大好きだとわかった。旅先には現地の人と仲良くなった時にために日本の、ちょっとしたものを持っていくのだが、たまたま今回はポケモンのカードがあったのであげたら大喜び。
しばらくしたら神妙な面持ちでやってくる。
どうやらお母さんが、大事なものをいただいたのだからあたなの大事なものも差し上げてきなさいと言ったようで、宝物だというカードをくれた。 -
これはバスプリペイド・カード。
いくつか選べたが、スイスらしくチョコレートにしてみた。
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