2002/08 - 2002/08
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ZISAMAさん
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アラスカはアメリカ合衆国49番目の州であるが、面積は日本の2.5倍の151万9千 km2という全米第一位の面積を誇る。
その広大な大地のほんの片隅へ、アラスカ鉄道に乗ってデナリと野生動物が支配するカンティッシュナヘ行ってきた。
尚、この写真は買ってきたカレンダーを撮ったもの。
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アンカレジ駅前にて。
アラスカ鉄道は、南の港町スワードから北極圏に近いフェアバンクスまでの756mを結ぶ鉄道で、約9年の歳月を費やして1923年に完成した。
その当時の機関車が、こうしてアンカレジ駅前に展示してある。 -
朝8時15分発の車両が入ってきた。濃いブルーに黄色の線、それに「 ALASKA」の文字が入っている。いかにも、フロンティアスピリットを感じさせる。
因みに、デナリ国立公園へは午後3時45分に着く予定。
また、料金は(この時点で)展望車$125,普通車$100であった。 -
デナリへの行きは、奮発して「展望車」とした。
天井までガラス張りで、車窓を流れる原始の森と川、それに遠くの雪山を見ながらの汽車の旅は8時間近くを長く感じさせなかった。
ガラス窓に微かに映っているオジサンと(私もオジサンだが)雑談し、彼からオーロラとは Northern Lights(ノーザンライツ)と言うのだと教わった。
だが、デナリの観光案内所に「 AURORA」と書かれた本が売っていた。
どっちなんだ。それとも、どちらも正解か?。 -
デナリ駅。(絵ハガキを撮ったもの)
アラスカ鉄道の運行は多くて1日1往復だけのため、到着時間になるとホテルにいる人まで駅に来て汽車の写真を撮るとのことだ。
その様なわけで、うまく写真を撮れず絵ハガキでお茶を濁させて頂いた。
デナリ駅は決して近代的な建物ではなく、ご覧の如く木造である。だが、逆に大自然の大地へ来たという感慨を持つ。
写真の右手がフェアバンクス、左手がアンカレッジ方面。
尚、デナリ( Denali)とは、地元の言葉で”偉大なるもの”という意味だそうである。 -
デナリ に一泊し、翌日の早朝からワンダーレイクの先、パークロードの終点カンテッシュナ( Kantishna)へ向かう。
デナリ国立公園へは 一般の車両は入れず、すべて専用のバスとなる。
ドライバーは野生動物の知識を持っていて、遙か彼方の動物まで見つけるが運転にも注意を払わなければならない。そこで、我々乗客が野生動物を見つけたときはストップ!と叫び、その方向も叫ぶ。正面を12時として、右前方ならばワン・ハーフとか時計の針の位置を言うのだ。
突然「ストップ!」と叫び、勝ち誇ったように「ナイン」という声に車は停車し、皆が一斉に見ると小さなウサギだったりすると車内は爆笑の渦となる。
尚、このツアーはカンティシュナ・ウイルダネス・トレイルというもので、出発は早朝の6時40分そして帰りは夜の8時30分頃であった。
約12〜13時間で、料金は$109。尚、アラスカ鉄道も同じだがこのツアーは人気だそうで、行く前に日本の観光代理店を通して予約しておいた。 -
カンテッシュナへの途中で、マッキンリー山を撮る。
6194メートルの北米大陸最高峰。まり天気が良くなく(腕も良くなく)、うまく撮れなかった。
ご承知の如く、日本の登山家である植村直己氏が今も眠る山。 -
エサを漁る、親離れしたばかりの黒クマ。
専用バスに乗るとき色々な注意事項が書かれた説明書を貰い、その中に「もし、熊に出会ってしまったら」 ( If you Encounter a Bear)という事項があった。
それによると、走ってはいけない。ゆっくり後戻りする。最終的には死んだふりをする、とあった。
死んだふりとは世界共通なのかと思ったが、デナリのロッジに戻ってきてからドライバーに聞くと、「ほとんど意味がない。以前、墓場から死体を掘り出して食べた熊がいた」と彼は涼しげに言った。 -
誰も発見できず、突然前に現れたカリブー。そのため、手ぶれしてピンボケ気味。
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野生動物は1日の大半を食事に費やす。待てど暮らせど顔を上げない黒クマ。
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一番の目当てであったグリズリー(灰色グマ)。しかし余りにも遠く、揺れるバスからの望遠は悲惨な写真となった。
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カンテッシュナ到着。
ロードハウスにて、ゴールドラッシュ時代の雰囲気を味わいながらビュッフェランチを食べ、お腹がいっぱいになったので近場へのハイキングに出発。 -
砂金堀りを体験。一攫千金を夢見たが、世の中そうはうまくいかない。
砂金堀りを説明してくれた女の人に、「一番採った人は幾らぐらい儲けたのか」と無粋なことを聞いた。彼女は言った。「一番儲けた人は、砂金堀りの道具を売る商売をしていた人よ」。ナルホド。 -
デナリからアンカレジへの帰りは、展望車でなく普通車とした。
だが、ここにも(いつまでも独り占めは出来ないが)展望できる車両が付いていた。
そこからの1枚。 -
アンカレジからカレジフィヨルドに向かい、26氷河クルーズをする。
氷河に向かう途中、ラッコの群れがお食事中であった。 -
26氷河のうちの一つ、サプライズ(Surprise)氷河。しかし、氷河は崩れず少しもサプライズではなかった。
数十年前の氷河クルーズの時は、船から大砲を撃ち込んで人工的に氷河が崩れる景観を観光客に見せたらしいが、自然に対する冒涜であるとして現在は行っていない。
その代わりとして、今は船長のワン・ツー・スリーのかけ声と同時に乗客が一斉に大声を出す。しかし・・、巨大な氷河はビクともしない。
氷河が崩れる瞬間を見ることは出来なかったが、海面に直接流れ落ちる氷河はここでけであり一見の価値はあったと自分を納得させた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ジャムさん 2006/04/16 23:37:35
- こんばんわ
- アラスカのデナリ国立公園、ステキです★
緑豊かで、野生の動物もたくさんいて氷河もあって。
今年の夏に友達とアメリカに行くんですけど、一応テーマは国立公園巡りなので、デナリ国立公園を薦めようかな〜と思いました。
デナリは夏だけの特別な国立公園ていうイメージが強いので、これはやはり私たちは行くべきですね!!
それに展望列車にもかなり惹かれます★
- ZISAMAさん からの返信 2006/04/17 09:47:31
- RE:今日は、ジャム さん(こんばんわ)
- おいで頂きまして、有り難うございます。
アラスカへ行くと言うと「オーロラを見に行くのか」と言われますが、ジャムさんも予定されている「夏」もケッコーいいですよ。
おっしゃる通り、「緑豊かで野生動物もたくさん」います。
運がよければ、北米最大のクマであるグリズリー(灰色グマ)も見られますし、カリブーや巨大な角を持つムースなどもいます。
また、緑に萌える草原から見る真っ白なマッキンリー山は、写真を何枚も撮りたくなってしまう景観です。
(zisamaの写真は冴えませんでしたが、、、)
それと、この時の帰りの鉄道車内で埼玉から来た若い女性5人組にお会いしましたが、ナント彼女達はあの原野の真ん中で1週間テントを張って生活したそうです。
zisamaもやってみたいと思いましたが、妻殿が「私は遠慮します」と言うのでザンネンながら実現していませんね。
ご承知と思いますが、夏は観光客が多いのでアラスカ鉄道とデナリからの専用バスの乗車は、出来れば事前に手配しておいたほうがよいと思います。
また、もしキャンプをされるのでしたら、クマよけの「カラシスプレー」も必要かもしれません。これは冗談(笑)。
それと、26氷河へ行かれるのでしたら、zisamaの「クチコミ」が少しお役に立つかもしれませんのでご笑覧ください。
それでは楽しい旅を、そして旅行記を作られましたらお知らせください。すぐに参上します。
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