中国で個人旅行のコツを教えてあげます
マスコミの広告で募集された団体パック旅行と比べて、個人旅行が自由的、ゆったりすることができ、旅行の楽しみを存分に体験できると思います。ところが、海外旅行は初心者にとって不安全な要素が多いとか、個人旅行の料金が高いとか、いろいろ心配される方が多いです。中国の旅行社で働いた私は日本人の団体客と個人旅行者のツァーを手配したり、ガイドしたりして、10数年も経験しました。自分の経験によって下記いくつの面から中国での個人旅行のアドバイスをさせていただきます：
一、旅行社を慎重に選ぶこと。
初心者、中国語ができない方は、中国旅行の時、ガイドが必要です。信頼できるガイドは旅の不可欠な要素です。ガイドの日本語レベル、人柄、知識、サービス精神などは、お客さんが事前に分からない場合が多いです。そうした場合、できるだけ信頼できる旅行社に依頼したほうが安全だと思います。とにかく、安全保障、迅速な対応、旅の満足度などは、現地旅行社を選択することと密接な関係があります。勿論日本の旅行社に依頼するのは、一番安心です。しかし、日本の旅行社の人件費が高くて、また日本の旅行社も中国の旅行社を経由しなければならないので、コストがかなり高くなると思います。安価で、安全なやり方は、日本国内で海外保険をかけて、日本の旅行社に航空便だけ発券してもらって、ほかは直接中国現地旅行社に依頼することです。
インターネットでどのように信頼できる現地旅行社を探すか、それが肝要で す。
お客さんはインターネットで検索して、まず自分の目的によって、現地旅行社を探します。見つけたらその旅行社のホームページを真剣に読むこと。（会社紹介だけ読むなら不十分です、紀行文なども読んだほうがいいと思います）。
次に、向こうに問い合わせをして、メールのやりとりで下記ことを評価しましょう：
○ 返答の速さ。（向こうの仕事ぶりが伺える）
○ 価格は合理的かどうか。高い値段を受け入れないのは、当然ですが、低すぎの値段にも注意しましょう（何かの穴ではないか。。。）
○ その旅行社が現地事情に詳しいかどうか。（素人では駄目ですね）
最後に、支払い方法を確認すること。初めて現地旅行社に依頼する場合、できるだけ日本からの事前送金を避けたほうが安全です。旅行中でお金をなくすことを心配するなら、現地に着く初日に支払ったほうが安心です。一部の現地旅行社のやり方は、お客さんが現地に着く当初に半分の旅行代金を集金し、残金はお客さんの帰国前に集金する。そのやり方は面倒くさいですけれど、旅行社が自分の手配に自信を持っていることと考えられます。というのは、お客さんは不満足でしたら、残金を全額で払わない可能性もあります。そのような旅行社を優先に考えましょう。
二、旅費を節約する方法
個人旅行は旅費が高いと思われています。それは、コースと旅行の目的、交通手段、宿泊先の選択と関係があります。個人旅行でもコストをよくコントロールすれば、それほど高くないと思います。
交通の不便なところ、あるいは撮影旅行などは専用車で行ったほうが便利です。一部のコースはまた4WD利用しなければなりません。そのような場合、一人の旅であれば、車代が高くなります。2―3人同行すれば、車代の分担ができて、車代が安くなります。中国で普通4WDのドライバーはプロのドライバーが担当します。セタン車なら、ガイドとドライバーが一人で兼任の場合、一番理想的です。その場合、コストも低くなり、車内空間も広くなります。もちろん、そのガイドが車の免許書を持って、運転歴が豊富でなければなりません。
有名な観光地への交通は普通よく整備されています。そのようなところを行くなら、特に一人で旅する時、専用車の変わりに、路線バスなどを利用したら、交通費はだいぶ節約できます。但し、荷物が大きくなると、不便です。もし、初心者でしたら、あるいは言葉が不自由でしたら、ガイドを随行してもらったほうが便利です。その場合、現地旅行社に、ガイド派遣とホテル予約だけ依頼したら、旅行ができるでしょう。
宿泊について、都市では商務酒店はだいたい二つ星のレベルで、料金が安くて、住みやすいです。もっと安いのはユースホステルです。但し、四つ星以下のホテルでは両替が難しいです。普通、中国銀行の窓口で両替すれば問題ないです。大きな空港にも両替の窓口が設けられていますが、手数料が取られます。田舎に行く場合、各県の町に外国人泊れるホテルは１−２軒指定されていますが、料金が高いです。指定された以外の安いホテルに泊りたいなら、ガイドの名前でチェックインすれば泊れます。（日本人と中国人の顔があまり差がないのです）。
食事は、旅行社に任せるより、自分で解決したほうがいいと思います。自分の好みによって、美味しくて、安いところを探しましょう。この面では、勿論ガイドの協力が必要ですね。
ショッピングについて、風景区より遠ざかる店、特に観光客がよく入っている店を避けて、市民がよく行くスーパーへ行ったら、安くて、品質のいいものが買えると思います。
三、サービスしてくれる人を潤す
日本国内でチップをやる習慣がないですが、現在の中国では、チップは強制的ではないですけれど、だんだん慣わしになっています。たくさんのお客さんは旅の終わる頃、送別の時チップを払います。もし旅の始まる段階にガイドやドライバーにチップを上げたら、意外に節約できるかもしれません。というのは、ガイドやドライバーは恩返しのため、旅行中にお客さんの立場に立って、旅費の節約方法をいろいろ考えてくれます。例えば、ショッピングと食事の時、できるだけ安くて、いいところを案内してくれます。そのようなお店を探すのに、遠回りしても、面倒くさくても、向こうが克服してくださることは、その報いです。
チップをやることに苦手と思われるお客さんなら、チップの代わりに、何かのオプションをしてもらったほうがいいと思います。例えば、3-4千円ぐらいかかって夜のショーを見るとか、足つぼマッサージを頼むとか、いろいろな方法で、向こうに適当に儲かさせること考えましょう。
悪性競争の結果、中国では団体客ご案内するガイドは、旅行社から給料貰わず、逆にお客さんの人数によって「人頭税」を旅行社に払うのは普通です。それらのガイドの収入は、主にお客さんのショッピングを通して、店からリベットを貰います。個人旅行ご案内するガイドは旅行社からガイド料もらえますけれど、その収入はショッピングのリベットより低いです。チップやオプションなどで補償することは、そのバランスが多かれ少なかれ取れるはずです。これがお客さんにとって損ではなく、得であることは、たくさんの日本人観光者はまだ納得していないです。
