mxegamiさんのクチコミ全4件

ここではケーブル・カーって書かれている人ばっかりですが、ロープにぶら下がったゴンドラのロープ・ウエイです。今まで乗ったのは、すべて下は空き地なんですが、なんとここは市街地の建物の真上を通過し、ブーファの丘の上まで。丘の色が緑がかった色の岩肌で銅が沢山採れそう。銅があれば、当然金銀もあるので、鉱山で発展した街だと簡単に想像できます。

乗り場は、セントロ（中央広場）のホテル・ラディソンの裏の坂を上がったところで、徒歩５分くらいのところ。ロープ・ウエイの絵付標識があるので、迷子にはなりません。タクシーだと、かなり遠回り道なので、歩いたほうが早いです。運行は日中だけで、風の強い日は運休になります。

ロープ・ウエイで丘に登り、そこで少し散歩しながらサカテカスの街を眺める。そして、またそれで降りてくる。駅から少し登ったところに、鉱山の入り口で、ガイド付きで鉱山の中に見学となります。

ケレタローって、急げ急げの旅が趣味な人には、たいしたことないようです。
地図を片手に名所を走るまくるのではなく、のんびりと散歩心でウマイものも食べたいだと、この街のよさに惹かれます。疲れれば、広場のベンチで一休み。とにかく家族連れだらけです。

最近は、メキシコ１週間でシティに３日、グアナフアトに２泊、そして最後にケレタローに２泊で（ここよりシティヒコー場行きダイレクトバスが３０分毎であるので）、その観光コースになっています。

到着日は、市内散歩、メキシコで一番治安がよく清潔な街、夜中の女性一人歩きもまったく問題なしです。旧市街自体は歩いていける大きさで、その東端が有名な水道橋です。

翌日は、一時８０００人の人で賑わっていた鉱山の村、ポソスに。中途半端でない大きな屋敷がいくつもあり、今では屋根が崩れ落ち人口０のゴーストタウンになっています。平日ならそれこそ誰もいない、メキシコ人でも知らない観光スポットです。
足腰に地震のある人なら、鉱山の中にロープを使って入り、金銀さがしもいけます。60代では少しきついでしたが、一緒の入った学生たちの応援で無事に。

そのあと、サンミゲール（アジェンデ）へ。素朴な坂道の多いゴチック式教会が中央に。

最終日は、ケレタローにはいいレストランがないって暴言をはいた人の言葉を受け、ケレタロー在住の外国人が世界で一番いいレストランを作ってやる、って根性で。落ち着いたシニアの夫妻には最高のレストランが　La Borsilla　です。昼夜は、言葉の問題ありなので、朝だとそれほど料理巾もなく注文が簡単。朝食でも最低で２時間です。レストラン内の美術品コレクション鑑賞や、そのほかの部屋にも。

シティから出るヒコー機は、早朝発が多いので、バスは深夜発となります。昼にホテルをチェックアウトし、デイバッグで再び、街中散歩や食事。
夜になると、疲れ休みで、日本式に肩まで熱いお湯に使って。ケレタローの街を一望できる庭園つきの個室風呂で。日本の温泉旅館のような大きなタイル張りの風呂。隣部屋で軽い食事とか一眠りも。
夜中にお風呂屋さん（？）の送迎車でホテルに戻り、荷物を受け取り、バスターミナルへ。

メキシコ旅行最後を飾るに、最適な街です。

同じホテルで２泊以上の旅なので、１０００キロ以上のバス移動でも、カタカナ英語がやっとこさの高齢者夫婦でも楽で楽しめるのは間違いなしです。

部屋はすべてＳＷＥＥＴで一番安いので２５０ドルから。あの有名なケレタローの水道橋を自費で作ったおじさんのお屋敷がホテルになっています。

部屋は中世のお金持ちの上品な趣味。ホテル内にそのマルケスおじさんの美術品のコレクションが何気なしに飾られています。案内されて部屋に入ると、荷物はすでに運び込まれていたり、ホテル従業員すべてが、宿泊客の名前を覚えこみ、廊下であう掃除のオバさんにも名前つきで挨拶されます。

１階のロビー横のレストラン。ウエイトレスは中世期のお給仕さんの制服。そこでも、最高に上品なふるまいでサービスです。たんに焼き具合だけの希望だけでなく、かなり込み入った希望にも応じてくれのが、気にいりました。

中世のヨーロッパのどこかの国の由緒ある貴人をもてなすようなサービスなので、落ち着かなくなる人もいるかも。そんな人ようには、別館のやや大衆的をおススメです。

同じ敷地内にホリデーインの上級ＣＲＯＷＮ　ＰＬＡＺＡ　ホテルも。ケレタロー市内から北側の丘の中腹に見える緑色のガラス窓の大きなホテルで、住所はここの紹介で表示ではありません。フニプロ何とか通りで高級住宅地のアルボレーダ地区に。ホテルの入り口は丘の下り坂側にあるので、かなり上のＵターンまで遠回りすることになりますが。

ホテルの立地、構造上、治安がやり易いので多くのボデイガードを引き連れた政府要人や財界人の宿泊も多く、玄関前には先導するパトカーとか白バイが沢山駐車していました。

一番最上階がホテルの入り口、部屋はそれから斜面の下。入り口奥のレストランはケレタローの市街が一望で、夜景はとてもきれいです。
料理の肉にかけてあるソースがおいしかったので、ウエイターに伝えたら、なんとチェフが挨拶に来て、ソースの作り方を一から教えてくれました。それに、そのささいなコツもも。世界中の本当の腕のあるチェフなら、どこでも料理の仕方を教えてくれます。三流になればなるほど、それは秘密って教えたがらないですが。