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  • 念願の佛跡巡拜を終えて 

    祇園精舎〜ピプラハワ〜ルンビニ〜ティラウラコット〜クシナガラ
    〜ケーサリヤ大塔〜ヴェーシャリー〜霊鷲山〜ナーランダ〜ブッダガヤ

    平成18年5月18日〜25日

    佛跡巡拝を振り返って(はじめに)         

     「盧山は煙雨、淅江は潮、到らざれば万般の恨み消えず、到り得帰り来たれば別事なし」とは中国古詩の一節だ。念願だったインドの佛跡巡拝も今回無事に円成することが出来た。自坊の本尊様に先ず感謝。次に自坊の留守をしてくれた寺族に感謝。同行の善知識である林博之大和尚にも最大級の感謝。案内、運転、旅行企画を担当してくれた関係者にも感謝。あまり丈夫でなかった自分自身の体調にも格別な感謝をしなくてはならない。そうした感謝を胸に秘め、静かに今回の旅を振り返って見ると、佛跡参拝は幸せなこと、感謝感激ではあるが、最初のインドということで、ただがむしゃらに旅程を組んだために、他に立ち寄るべき所が多く有ったし、立ち寄れなかった所への後悔もあった。祇園精舎もルンビニもクシナガラも霊鷲山もブッダガヤも、それぞれがそれぞれの所であったが、それ以上のものでもなかった。しかしこの旅は十分に私自身を満足させ、かけがえのない体験となった。また五月のインドは花が格別に美しかった。私はこの拙稿でインドの花に就いて種々記述したが、それは私の知識をひけらかすためではない。分からないので、日本に帰って一所懸命に調べたので多少理解できたに過ぎない。いまだ名前が分からない花もたくさんある。誰か教えて欲しい。
     よく「インドに行くと人生観が変わる」と言われる。それは乞食がやたらと多かったことに集約されるかもしれない。インドの街は大都市でもあまり信号がない。代わりにやたらとロータリーがある。それでもデリーやパトナなどでは時折信号待ちをすると、車に物売りや乞食がやってきて、窓ガラスを叩いて、それぞれの要求を持ちかけてくる。私はそれらを全く無視したが、それでよかったのかいまだに疑問だ。デリーの街で一時間ほど買い物のために自由時間を作ってもらったが、そのとき六十歳ほどの老人の乞食が三歳くらいの女の子を連れて、私たちの買い物の後をつけ廻り、「ジス、ベビー、ノーママ、マニー」としつこく声をかけてくる。二人とも裸足だ。ただ服装はそんなにみすぼらしくはない。私にはこれが本物の乞食なのか、そういう一つの商売なのか、全く見当がつかなかった。私の正直な感情からすれば、「何も乞食をするのに英語を習わなくてもいいじゃないか」というところだが、英語をしゃべらなければ乞食一つできないのもインドの現実だった。またインドの交通事故に就いて、ガイドのヤシ氏は「ほとんど有りません」と答えたが冷静に走行する車両の車体を観察すると、凹んだり、傷がついたり、穴が開いていたり、事故の痕跡はかなり多く見られた。それでも事故が少ないということは、日本人が考える程度の追突や接触事故は「事故とはいわない」のかも知れない。インドではホテル等の宿泊費は日本円にして三十円、五十円程度からあり、高級ホテルは三十万円、五十万円のものも珍しくないとのこと。私たちが回ったインド全体では、日本車を見かけることは非常に稀だった。大都会などでは「マルチ・スズキ」、「ヘロー・ホンダ」という日本との合弁企業の乗用車がかなり走っていた。
    私が垣間見たインドはほんの一部でしかないし、誤解もあり、理解も浅いものだろう。ただやたらと乞食が多いのに、国では原爆を所有しており、国土が日本の八・七倍、人口は十一億人で、約十倍となる。街でも田舎でも人は溢れており、人々は皆、必死に生きていることだけは事実だ。いずれ日本の人口が減少して、こうした人口増加の国々からの労働力やその他の援助を仰がねばならないだろう。
         
    祇園精舎アーナンダ菩提樹下の両人   カピラエ城跡を撮影する林師

    (表紙は新しくなったルンビニのマヤ寺院)
    佛跡巡拝を振り返って(はじめに)
    目   次
    成田からデリーへー五月十八日(木)
    デリーからコーサラの王都舎衛城へー五月十九日(金) 
    祇園精舎への参拝―五月二十日(土)
    二つのカピラ城―先ずはインド側のピプラハワへ
    国境を越えてルンビニへ
    はじめに 巡礼の由来 ルンビニの記念碑 佛陀降誕の彫刻板 
    パスカリニの沐浴池 アショーカ大王石柱 ルンビニの新しい顔 
    ルンビニの基本計画 佛教の三大聖樹
    ネパールのティラウラコットー五月二十一日(日)
    再びインドに入国し佛陀涅槃の地クシナガラへ
    涅槃佛にお参り
    クシナガラの位置
    世界最大級の佛塔ケーサリヤー五月二十二日(月)
     ケーサリヤ、その素晴らしい過去と有望な将来
       ビハール州で発見された世界一高い佛教ストゥーパ
    佛陀最後の安居地ヴェーシャリーへ
    アショーカ王柱とヴェーシャリー遺跡公園の巡拝 
    古代ヴェーシャリー(コルファー)の古代遺跡(案内板)
    カラウナー池畔のツーリスト・バンガロー 舎利塔遺跡に参拝
    ガンガ河を渡りパトナへ
    パトナからラージギルへー五月二十三日(火)
    歩いて霊鷲の嶺に登る ビンビサーラ王の牢獄跡 竹林精舎を散策 
    真夏の日差しの下ナーランダを訪ねる
    ナーランダは舎利弗、目連の出身地 ナーランダは古代の総合大学
    佛成道の地ブッダガヤへ
    ウルヴェーラのセーナ村へ
    ユネスコ世界文化遺産ブッダガヤ大菩提寺
    菩提樹 金剛座
    ガヤからデリー半日市内観光の後、成田へー五月二十四〜五日(水〜木) ゴタゴタしたガヤの駅
    ブッダガヤ大菩提寺の佛教徒への奪還運動(おわりに)
                  
    2007年06月19日17時40分返信する

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