dosanyankoさんのクチコミ全5件

正岡子規の資料や作品、遺品などを展示している博物館。

愚陀仏庵[ぐだぶつあん]の一室も再現されています。

愚陀仏庵[ぐだぶつあん]は、夏目漱石が、英語教師として

旧制松山中学校に赴任していた際の下宿。

52日間に渡って正岡子規も居候していました。

萬翠荘（旧久松家別荘）の裏手に復元されていましたが、

2010年7月に山腹の土砂が崩れで全壊しており

見れなくて残念でしたが、こちらで部屋だけでも

見れて良かったです。

「坂の上の雲ミュージアム」は、小説に登場する主人公たちの
エピソードや実際に使用したゆかりの品を展示していました。

写真は、写しちゃいけないので載せられないのですが秋山真之役
のモッくん（本木雅弘）の直筆の色紙がありました。
モッくんは、書道7段の腕前だけあってとても達筆でした。

秋山好古と真之の銅像があり
向かい合って立てておりました。

『智謀湧くが如し』と称された秋山真之は、
海軍兵学校を首席で卒業したため、
松山では受験の神様のように慕われていて、
毎年冬になると、真之像の手を学生さんが
触りに来るそうです。
手の部分が擦れてはげていました。

子規が17歳まで過ごした住居を境内内に復元した文学資料館「子規堂」。

子規堂の正面には、子規の「旅立ち」の銅像があり、子規堂前の広場の一角には、
夏目漱石の胸像、「坊っちゃん列車」の客車、俳句ポスト、子規とベースボールの
碑などもありました。
内部には、子規や親交の深かった夏目漱石らに関係する原稿、写真、当時の机
もあり、「坊ちゃん」の原稿や「坂の上の雲」でも、秋山真之が子規に
お土産としてあげていた映像がありましたが、その羽根布団の生地、
子規のへちま等の絵があり、とても充実した展示でした。

「萬翠荘」は、国の指定重要文化財で大正11年（1922年）
旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨（ひさまつ さだこと）
伯爵が、別邸として建設。
陸軍駐在武官としてフランス生活が長かった定謨伯爵好みの、
純フランス風の建物は、当時最高の社交の場として各界名士が
集まり、皇族方がご来県の際は、必ず立ち寄られた
ところだそうです。
萬翠荘は戦禍を免れ、建築当時の様子をそのまま残す貴重な
建築物です。
ガイドの方に説明を受けると、新しい発見が出来ます。
オススメします。
無料の「まつやまマドンナバス」でも、行けますが
「坂の上の雲ミュージアム」からすぐなので
坂を登りますが歩いて行けます。