じゃすこさんのクチコミ全2件

メディアが「おもてなし」「おもてない」うるさいので、最初は恩着せがましい感じかと思っていたが、実際に行ってみると、適切な距離感を持ちつつ、何か困っている時などは従業員さんがサッと来てくれて快適だった。
大浴場にバスタオルなどが備えて合って、準備をしなくても温泉に入れるのも良かった。使用済みタオルはなかなか乾きにくいので複数回の入浴は躊躇することが多いのだが、加賀屋の場合はそれが問題にならなかった。
浴衣もサイズが豊富で、体格に合った浴衣を持ってきて来れる、交換してくれるので、ずれにくかった。
料理は何もかもおいしかった。
甲殻類は苦手だったのだけれど、蟹って本当においしいだな、と思った。
wifiはつながらないらしいので（そういう仕様なのだと思うが）、セカセカしている人には不向きかもしれない。
部屋にはお茶セットだけでなく、冷水も用意されているところ、朝ご飯前にお茶とカリカリ梅を持ってきてくれたところなど、細かい部分が特によかった。

宿までは町の中心部から車で結構かかりました。と言っても、知らない土地なので長くかかった気がしただけで、実際にはそれほどじゃなかったと思います。帰りは短く感じたので。

この宿は、とにかくご飯がおいしいです。
海辺の町なので、やっぱり新鮮な海の幸がおいしかったです。刺身や酢の物はもちろん、特においしかったのがウニの炊き込みご飯です。忘れられません。
朝食も量が多めだったのですが、岩手県のローカル納豆がしっかりと練られていて、お米どころでもあるので、あの素朴な組み合わせも最高でした。

宿の周りは海と山で、とても静かで空気がきれいな環境です。
一方で、近くの漁港には震災の跡が生々しく残されていて、宿のご主人に震災の時の様子を少し聞かせていただきました。テレビで見ているだけだと分からないし、徐々に忘れてしまいそうになるけれど、あの震災から日常を取り戻すために、今、東北の方たちがどのように過ごしているのかを知ることができました。
また、観光スポットについても震災の影響で変わっている部分、おすすめスポットなど教えていただけました。