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世界屈指の難関!?イギリスの入国審査突破法(短期滞在編) - ロンドンのクチコミ

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えびちりさん
女性 / ロンドンのクチコミ : 7件
旅行時期 : 2014/02(約11年前)

ヒースロー空港ターミナル3の外観。JALやANAなどが就航

ヒースロー空港ターミナル3の外観。JALやANAなどが就航

  • ヒースロー空港ターミナル3の外観。JALやANAなどが就航
  • 免税手続きカウンター。職員の態度は悪い。
  • 空港からは地下鉄ピカデリーラインが直結。

「イギリスの入国審査は厳しいらしい・・」「日本人も何人も入国拒否にあっているらしい・・・」
ネットを検索していると、イギリスの入国審査に関する恐ろしい情報がいくつも見つかってしまう。
ついつい不安になってしまうものだが、少なくとも短期滞在の観光客や留学生にとっては、そこまで恐ろしいものでも難しいものでもない。
ここでは「短期(6ヶ月以内)滞在の観光客、及び留学生」の入国審査について体験談を記したい。

※入国条件は突如変更になる可能性があるので、詳細は必ず日本外務省のホームページなどで確認してください※

☆観光☆

滞在期間が6ヶ月以内の場合、事前にビザ申請を行なう必要がない。
必要なものは以下の通り。
・パスポート ・入国カード(Landing Card) ・帰りの飛行機チケット(Eチケット控え等でOK)

入国カードは飛行機の中か、入国審査所周辺で入手できる。記載項目が結構多いので、事前に項目や書き方などをチェックしておきたいところ。地球の歩き方などのガイドブックには記載方法と例が載っている。
英国は不法移民の入国阻止に躍起になっている。なので帰りのチケットをもっていることは必須といえる。「日本に帰る」という強い意志が分かれば、入国審査で引っかかることはまずないだろう。

入国審査官は以下のような質問をしてくる。
「何のために来たのか(目的)」
「何日いるのか」
「どこに泊まるのか」
「イギリスに以前きたことがあるのか」
「イギリスから出国したら、次はどこにいくのか」

素直に、且つ簡潔に答えよう。審査官とは余計なおしゃべりは不要。うっかり余分なことを喋ってしまって怪しまれることがないよう、会話はさっさと切り上げよう。

特に重要なのは最後の「出国後にどこにいくのか」という質問。笑顔ではっきりと「日本に帰ります!!!」と答えよう。周遊する人は「別の国に行くけど、最後は日本に帰ります!!」と言うことをお勧めしたい。
とにかく「帰る所があるので、不法移民になんてなりません!!」という強い意志を示すことが大切なのだ。

場合によっては、職業や大学での専攻まで聞いてきた審査官もいたが、重要なのは上記の質問である。落ち着いて、ゆっくり答えよう。

短期観光客には入国時にVISITOR VISAというビザが交付されるが、英語が分からないことはこのビザ取得にマイナスになったりはしない。審査官の英語が分からなかったら、絶対に曖昧にうなづいたりせず「Pardon me?(え、なんですって?)」と何度でも聞き直すようにしよう。

!その他注意点!

・見知らぬ人物に関わらない
→飛行機の中で意気投合した人物と一緒に入国審査の列に並んでいたら、実はその人物は不法移民目的だった!全然知らない人物なのに、自分も巻き添えで入国拒否されてしまった・・・なんて人も。

・変なリクエストをしない
→2週間の滞在予定でホテルを予約しているのに、入国審査官に「6ヶ月期限マックスでビザ発行して!」と要求したら、「こいつ不法就労するんじゃないか?」と怪しまれてしまった・・・

・時間がかかる?
→ヒースロー空港の入国審査は長時間待ちで有名とのこと。しかし2014年入国時には最大でも30分しか待たされていない。ただし長く待たされた時に備えて、予定をキツキツにしない方がよさそうだ。

なお、家族である場合のみ複数人で入国審査を受けることができる。列整理をしている係員に申し出よう。
またどうしても心配という人のために、入国審査手続きを手伝ってくれる「ヒースローエアポートコンシェルジュ」というサービスもある。必要な人は調べてみよう。



☆留学☆

短期滞在の場合、STUDENT VISITOR VISA(SVV)が必要だが、このビザは事前申請が必要ない。
逆に事前申請することもできるのだが、お金がかかる上に、必ずしも入国が保証されるわけでもない。特に事情がなければ、入国時のビザ交付で問題ないだろう。

※現在、イギリスの学校では就学用ビザをもっていないと入学許可が降りないため、入国審査では必ず「学びにきた」と伝えよう。※

入国審査時に必要なものは下記のとおり。
・パスポート ・学校からの入学許可証 ・ホームステイ等の滞在先などを証明できる書類 ・残高証明(SVVの取得には残高証明で十分) ・帰りの航空チケット(Eチケット控え等)・入国カード(Landing Card)


●入学許可証
学校からの入学許可証は何が何でも必要になる。学校によっては、飛行機のフライトスケジュールを提出したのに、出国してからこれを送ってくるルーズな所もある。ギリギリにならないよう、学校や代理店との連絡は怠らないように。

●ホームステイ等の滞在先証明
通常、学校から送られてくる。送られてこない時は、やはりしつこく催促しよう。
滞在先の住所は入国カードを書く時にも必要になる。

●残高証明
審査官によっては見せろと要求されない時もあるが、念のため持っておこう。ポンド立てで計算してもらったものにしておくこと。過去1ヶ月に作成された書類である必要があるので、あまり早く作りすぎないように。銀行によって手数料の有無が違うようだ。
なお証明すべき金額は月1000ポンドだが、ホームステイ等の滞在費を既に支払っている場合、これを控除した金額の証明で済む。

なお、入国審査官からされる主な質問は以下の通り。
「何のために来たのか(目的)」
「何日いるのか」
「どこに泊まるのか」
「就労の予定はあるか」
「イギリスに以前きたことがあるのか」
「イギリスから出国したら、次はどこにいくのか」

観光目的の入国と違うのは、入国の目的に「For Study ●●(●●を学ぶため)」と言う必要があるところ。これを言うと、審査官は入国許可印の近くに「STUDENT VISITOR」などと手書きで記載してくれ、これが入学に必要なSVVとなる。
※これがないと学校側はあなたを受け入れることができないので注意!※

その他にも質問してくるかもしれないが、全て正直に答えよう。
なお、観光目的の時と同様、「留学が終わったらどうするの?」という質問には全力で「日本に帰ります!!!」という強い帰国の意志を示すことが、スムーズな入国審査の鍵である。

その他注意事項等
・何度もSVVで入国してるとトラブルになる?
→短期間のうちに何度も出入国を繰り返すと、「麻薬の運び人ではないか」などと疑われることも。筆者の場合、1ヶ月前に観光で入国していたが、それは特に問題なし。ただSVVを立て続けに申請した学生にはトラブルになった者もいるらしい。SVVは延長ができないので、長期留学の場合は最初から長期留学用のビザを取得しよう。

・入学の前、または学校のコース期間中に、旅行したいんだけど・・・
→イギリス国内旅行ならば全く問題なし。心配な人は念のため、ホテルのバウチャー(予約確認書)もプリントアウトして携帯しよう。
 問題は入学前及び就学中の国外旅行である。SVVは「その時限りのビザ」と覚えよう。つまり、一度出国してしまったら、取得したSVVは白紙に戻る。旅行から帰ってきてイギリスに入国する時には、もう一度入学許可証や残高証明などの書類審査からやり直さなければならない。これを知らずに出国してしまうと、入国時に大トラブル、最悪再入国拒否なんてことにも。悲劇を起こさないよう、SVVの学生は旅行前に必ず学校に相談しよう。また、学校のソーシャルプログラムとして国外旅行にいったほうが、より安全といえる。もちろん、そもそもイギリス国外には行かない方がより安全であることは間違いない。

・SVVは就労不可
→不法就労の疑いありと思われてしまったら一巻の終わり。「働く予定ある?」と聞かれたら、きっぱりはっきり否定しよう。


なお、SVVは英語力に関係なく取得できるビザである。英語ができないからといって交付されないということはない。審査官の質問が分からなかった時は、即座に聞き返そう。曖昧な受け答えはトラブルの元にしかならない。



観光でも留学でも、とにかく簡潔・明快・堂々と受け答えすることが重要だ。
入国の目的がはっきりしており、帰りのチケットがあって帰国の意志が明確な人物を入国拒否にしたりはしない。
上記の事項を参考に、準備は万端に、しかしあまり心配しすぎないで、自信をもって入国審査を受けていただきたい。

※入国に関する条件や必要書類は個人によって異なってくる他、突如変更されることがあります。ここに書いてあることはあくまで参考に留め、確実な情報は外務省ホームページや学校、代理店などから入手するようにしてください※

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