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ちょっとだけ気が滅入るスリランカのチップ事情 - スリランカのクチコミ

ひろくんさん 写真

ひろくんさん
男性 / スリランカのクチコミ : 1件
旅行時期 : 2017/06(約7年前)

 35年ぶりに、7日間のツアーに参加して行って来ました。コロンボの街は、随分な様変わりです。その時泊まったランカオべロイホテル。今はシナモングランドコロンボホテルと、名称が代わっています。ランクも下がったそうです。時代の流れです。さて、今回、空港を出てバスまで歩いて、スーツケースを車内に載せようとすると、横から不意に手が伸びてきて、中に押し込みました。そして、私を見てチップ、チップの連呼です。他のツアー客もいるので、仕方なく100ルピーを渡そうとしました。ところが彼はノー、ノーと言いながら1000ルピー札を見せます。馬鹿馬鹿しくなって、100ルピーを財布にしまい込んで無視しました。次、紅茶工場の茶畑で普通に働いているおばちゃんの写真を撮ったら100ルピーです。民族衣装を着て、リャマを引いている、ペルーのクスコのおばちゃんとは違うだろと、思うのですが。シギリアロックの尻押し隊の事は、事前勉強で承知していましたが、とにかくしつこい、ノーサンキューと言ってもなかなか離れません。登頂を終えて帰る間際に、現地ガイドさんがツアー客全員を集めて、別れの挨拶をします。私には、二人の子供がいてこのガイドの仕事で生計をたてています。と、暗にチップを要求します。私は5米ドル渡しました。1ドル渡した人は足りないと文句を言われたそうです。そして、帰りの空港。チェックインカウンター、7・8人位並んでいる列の最後尾に並びました。すると、何かの制服を着たおじさんが、私のそばに来て、隣の閉まっているカウンターを指さします。列から離れて隣のカウンターの前に行くと、どこからともなく、係員が出てきて、手続きが始まりました。私の後ろにも列ができました。少し得した気分でしたが、空港ではごく普通の風景と、思っていました。ただ、先ほどのおじさんが私のそばを、なかなか離れません。スマイルを送ってきます。200ルピーで離れました。搭乗ゲートの前、スリランカでは、公共施設は全面禁煙ということは知っていましたが、一応、歩いてきた掃除の兄さんに、スモーキングルーム?と聞きました。彼はこっちに来いとそぶりを見せ、連れて行かれた先は車椅子用トイレでした。びっくりして躊躇していると、中に押し込まれ自分も入ってドアを閉めました。そこで未開封のラークを手渡しました。彼は箱の表裏をしげしげ眺め、ノーと言いながら突き返してきました。そして、100ルピーを手に部屋を出ていきました。私は、事の状況を把握するのに、だいぶ手間がかかりました。もし官憲に踏み込まれたらと思うと・・・ たばこを吸う気分にはなれません。早々に退散しました。   チップは文化です。

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