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スリランカは罠だらけ、でも意外と軽傷 - スリランカのクチコミ

zakoneboyさん 写真

zakoneboyさん
男性 / スリランカのクチコミ : 3件
旅行時期 : 2010/01(約15年前)

人の良さが全身から滲み出ている私は、
ガイドブックに書かれているような詐欺によく会う。
何でそんな簡単な詐欺に・・・と思われるだろうが、
一人でぶらぶらしていると、ついつい人恋しさから
話に乗ってみたくなるのです。
そんな私のような超脇の甘いあなたがもしスリランカを旅されるのなら、
この体験を頭の片隅に入れておいてください。

まずキャンディ。
何食おうかとか、ギャルの写真でも撮ろうかとか
とにかく緊張感まるで無しのノーガード状態で街を歩いていたとしよう。
すると前を歩いていたオジサンが「しかし暑いね・・・」と
英語でつぶやき、さりげなく接近。
「暑いね」
と返すと、「お!? おにいちゃん日本人かい?」
と親しげな笑みを浮かべ、紙袋から写真を出す。
「俺の娘は日本人と結婚して・・・」
と、確かにそのような2ショット写真を見せられる。
「俺は船のキャプテンをしていて云々・・・ちょっと飲みながら話そう」
と、街中にある「ミラノレストラン」最上階の席に納まり、
真昼間からビールを開けて親交を深め、アドレスの交換となる。
まだコップに2杯しか飲んでないのに間も無く請求書が来る。
「Rs380」(310円くらい)
まあいい。こんなもんだろう。しかしその後、
「君に紅茶を送ってあげよう・・・ただ郵便代だけは出してくれ」
ビール代を払わない時点で寸借詐欺の臭いがプンプンしていたが、
アドレスを交換してしまったので、嫌がらせにクソみたいなの送りつけられても困るから
ここはとりあえず喜んで郵便代を払う事にする。
「Rs.380」
思い出に写真を撮らせていただいた。

その翌日コロンボへ。
帰りの飛行機のチェックインまで6時間以上もあったので
どうやって時間を潰そうかと、フォートの街をぼんやり歩いていると、
またまたさりげなく声をかけてくる輩がいる。
「今日は満月の祭りで象のパレードがある。一緒に行こう」
「ユーはラッキーだ」という事をやたらに強調して
なんだか無性に付いて行きたい気分にさせられる。
すぐにスリーウェラーを拾い(これはグルではなさそう)
ついでだからと、ヒンドゥー寺院とシーママラカヤ寺院、
ガンガラーマ寺院でパシャパシャ写真を撮らされて、
そしていよいよ本題の「君は何月生まれだ?」という話になる。
誕生石を買った方がいい、みたいな感じで宝石屋へ連れて行かれ、
中へ入ると厳重に鍵を閉められる。
しょうがないので、今までまったく宝石と言うものに興味が無かったから
この機会に片っ端から宝石を見てやろうと、散々出させた挙句、
(ポケットに)Rs.1000しか入っていなかったので、
「これでムーンストーンのネックレスを譲ってくれ」
としつこく迫ったら
「帰ってくれ!」と追い出されてしまった。
結局、ペターのバス停まで送ってもらい、
スリーウェラーにフォートからの移動を含めたRs.500を払うはめに。
ただ1時間は時間を潰せたので、まあ軽傷で済んだかなと思います。

あと、お寺では多額のお布施をあからさまに欲しがられたり、
(宿屋主催を含めた)現地ツアーでは必ず寄るのが
バティック、木工所、スパイスガーデンで、
そこで買うことを強くすすめられるが、
まったく欲しい物が無い場合は、毅然とした態度で断ればまったく問題ありません。
優柔不断でいると、でっかい大仏を本気で売りつけようとするので、
ここはちゃんと「ウチはお寺じゃないんで・・・」としっかり伝えれば大丈夫。
スリランカの人は案外、断られる事に慣れているので、しつこくありません。

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