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「写真撮ってもらえますか?」に注意!【上海ぼったくり茶館】 - 上海のクチコミ

どんくんさん 写真

どんくんさん
男性 / 上海のクチコミ : 3件
旅行時期 : 2015/03(約11年前)

 観光地を歩いていると「写真撮ってもらえますか?」と声を掛けられます。ほとんどの人が快く引き受けるでしょう。
 しかし海外にはそんな人の善意に付け込む悪人がいます。

 上海の豫園付近で「写真撮ってもらえますか?」と英語で声を掛けて来た20代くらいの中国人2人組。
 写真を撮ってあげると「どこから来た?」と気さくに話しかけてきます。
 「日本」と答えると、1人が「私は日本語を勉強しています」と片言の日本語で言います。

 海外で日本語を勉強している外国人に会うと親しみを感じます。
 しかしこれが敵の罠です!

 しばらく和やかに会話をしていると相手から「お茶でもどうですか」と誘ってきます。
 ここで「これは怪しい」と気付く人もいるでしょうが、「せっかく親しくなったのだからお茶ぐらい」と付いていってしまう人もいることでしょう。ところがこれがただのお茶ではありません。

 2人に連れられ茶館に行くと、チャイナドレスのお姉さんが、中国茶の作法や効能を解説しながら様々なお茶を淹れてくれます。珍しいお茶を飲んだり、中国の伝統文化に触れることができ、ここまでは楽しい時間を過ごします。
 しかし最後に請求書を見せられ愕然とするのです。
 そこには1500元近い金額が。
 1元=約20円として、約3万円!の請求です。
 しかも中国人2人はお金を払う気がなさそうです。いい店に連れてきてやったのだからお前が払うのが当然と言わんばかりの態度です。
 こうして法外なお茶代を払わされてしまうのです。

 おそらく2人組と茶館はグルなのでしょう。
 しかし、これを詐欺と言えるかは微妙です。
 ニセモノを掴まされたならともかく、本当に高価なお茶だとすれば「値段をちゃんと確認しなかったのが悪い」と言われればそれまでです。
 地元の警察に駆け込んでも相手にされないように思います(こういう連中を放置しているあの国の姿勢には疑問を感じますが)。

 海外でこんなトラブルに巻き込まれないためには、外国人、特にその国の人間に声を掛けられても「無視する」べきです。
 「相手は善良な人かもしれないのに、それでは冷たすぎるのでは」と考える人もいるでしょう。
 しかしこの事例で分かるように、いったん会話をしてしまうと相手に親近感を抱いてしまうものです。相手はそこに付け入ってきます。
 
 無視して相手が気を悪くしたとしても、しょせん二度と会うことのない人、と割り切ることが自分の身を守るためには必要です。

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