美しい上に極上の音響、ベルリン1番のコンサートホール
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- 旅行時期:2025/02(約11ヶ月前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ベルリン クチコミ:61件
ヨアナ・マルヴィッツさんでコンツェルトハウス管弦楽団。やはり彼女の指揮っぷりに魅入られる。すらりと伸びた腕に合わせて豊潤な音がホールに満ちる。鳥のように大きく手を拡げるとフォルテシモが怒濤のように押し寄せる。
メンデルスゾーンのイタリアは天才性がはじけた音楽、これをこんな風に演奏されてはイチコロである。自分の中でマルヴィッツさんのミューズ確定。
1楽章終盤は速度をあげ、2楽章出だしは強めのフォルテ、これらと繊細な表現が上手なオケが加わり、ベルリンフィルとは別の良さが爆誕。
こんな良い演奏を聴かせてもらって、今年はマイメンデルスゾーン年になるかも。実は月曜日のシュターツカペレ演奏会の指揮者がティーレマンさんに変わって曲目もオールメンデルスゾーンへ。パーヴォさんのニールセンも聴きたかったけど、とても楽しみなのです。
ソリスト奮闘のイタリアのハロルドもよかったし、イタリアの景色が浮かぶLiguriaも素敵だった。
日々こうして、できたてほやほやの現代の曲を聴いていて、今を生きるとはこういうことなんだと噛みしめている。大昔の名盤を聴くのも良いけれど、稀に登壇する若い作曲家の顔を見ていると応援をしなくてはならぬなぁ、と。
ベルリンのコンツェルトハウスは美しい上に、十分な響きと音量で、会場が音に満たされる素晴らしいコンサートホール。単純なシューボックスに思えるが反射や吸音など仕込み処理の工夫が随所に。その成果があって、音の調和がとれているホール。
こういった木材を使ったシューボックスホールは良いホールが多いなぁ。
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Konzerthausorchester Berlin
Joana Mallwitz Conductor
Antoine Tamestit Viola
Andrea Tarrodi „Liguria“
Felix Mendelssohn Bartholdy Sinfonie Nr. 4 A-Dur op. 90 („Italienische“)
Hector Berlioz „Harold in Italien“ - Sinfonie für Orchester (mit Solo-Viola)
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 4.5
クチコミ投稿日:2025/03/11
いいね!:6票
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