スニオン岬 Cape Sounion

自然･景勝地

ギリシア神話に出て来るアイゲウスという人物が身を投じた岬。海に沈む夕日が有名です。

4.5
旅行時期：2023/10（約1年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

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スニオン岬は、首都アテネやアテネ国際空港もあるアッティカ半島の最南端の岬。
ギリシア神話には、アテナイの王アイゲウスが、自身の息子が死んでしまったと思い違いをしてこの岬から投身自殺をしたというお話があり、アイガイア海（エーゲ海）と言う名はその人物の名から取ったものなのだそう。
そのお話の詳細はちょっと長くなるので、次のウィキペディアのページで読んでみるといいですよ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B2%E3%82%A6%E3%82%B9

岬の上には海神ポセイドンを祀るポセイドン神殿の遺跡もあり、この岬から見る夕日は観光客に大人気。
お天気のいい夕暮れ前には観光バスが次々にやって来る一大観光地になっています。

私たちは、今回のギリシア旅の最後の目的地にしてレンタカーで訪れ、その後はスニオン岬直下の浜辺にあるエージアン・ビーチ・ホテルにも泊まってみました。
ちなみにこのホテルからはスニオン岬やポセイドン神殿、それにエーゲ海の眺めも楽しめます。

スニオン岬には、無料駐車場の後にお土産店、カフェなどもあり夕日を待つ観光客がたくさん！
ゲートで支払う入場料が10ユーロというのはちょっとお高いような。(^^;
でも、結局は夕日も見られて満足！

ゲート後のポセイドン神殿までは遊歩道がありますが、そこから先の足元は石がゴロゴロしているので、転ばないように要注意。
出来たら、ポセイドン神殿や夕日のほかにも、岬の西の斜面で発掘された古代住居の遺構なども見て行きましょう。
日の落ちて行く方向を見定めながら、どこで写真を撮ったらいいかも探しながら歩くといいですよ。
ただ、岬の崖っぷちには落下防止の柵などは無いのでご用心。

私たちが訪れた時には、日没直前に水平線に雲が出て海に沈む夕日は見られませんでしたが、それでも十分にいい風情が楽しめました。
10月中旬には、日が落ちた後の薄闇の時間が長く、空の色が刻々と変わって行く様子もよかったです。

夕空を背にしたポセイドン神殿や、暗くなった後にライトアップされた姿もいい風情。
上記のホテルからはライトで輝くポセイドン神殿も見えました。