ゾウの大行進に感激!
- 5.0
- 旅行時期:2005/05(約21年前)
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by 旅好者さん(男性)
アンボセリ クチコミ:1件
アンボセリ国立公園は、ナイロビ南東およそ250kmと比較的近く、マサイマラ国立保護区と並んで、ケニアでは人気の国立公園だと思います。広さは約400k㎡(東京23区の6割程度)ですから、それほど広くはありませんが、前身の動物保護区(Amboseri National Reserve)時代には3、248k㎡もあったそうですから、動物たちも棲みにくい世の中になったと嘆いているのかも知れませんね。
アンボセリ国立公園といえば、キリマンジェロとゾウでした。ゾウの公園といっても良いほどゾウが多く、ゾウの背景にキリマンジェロとアンボセリの写真の定番でしょう。夕方のゲームドライブの終わる頃、夕闇の迫る中、公園に居たゾウたちがこれから我が家に帰ります!といった感じに、キリマンジェロに向かって100頭以上が1列になって長~い行進が続いた時は感動をしました。もっと明るいレンズで全体を写真に収めたかったです。
ヘミングウェイが名作「キリマンジャロの雪(The Snows of Kilimanjaro)」を執筆したのはこのアンボセリです。書き出しは「キリマンジャロは、高さ19、710フィートの雪におおわれた山で・・・」です。現在のキリマンジェロは雪が少なくなってしまっていました。この風景では、ヘミングウェイも執筆の意欲が沸かないのでないかと思ってしまいました。
宿泊はアンボセリ・セレナ・サファリ・ロッジ(Amboseli Serena Safari Lodge)を利用しました。マサイ族の住居をかたどったというカマボコ型をしていました。ここの敷地内にはたくさんのサバンナ・モンキーがいました。スタッフの掃除の時に入口の扉が開いていると、隙あらばと覗き込んでいるのが可愛くもありました。
ここでは近隣のマサイ族の村を訪問できました。高く飛び上がる歓迎のダンス?で出迎えられました。住居の中を見学したり、火起こしの実演があったり、ゲームの実演があったりします。ここまでは楽しいのですが、最後に案内されるところはお土産広場です。個人主義なのか何と20軒以上が地面に敷いたゴザの上にお土産を並べていました。これでは1つくらいは買わない訳にはいきませんね。なお、携帯電話を何人も持っていてちょっとびっくりしました。現在は全員がスマホでゲームなのでしょうかね。
余談ですが、この地域は、今はどのくらい治安が改善されているのかなと思っています。このアンボセリ国立公園へはツァボウェスト国立公園から向かいましたが、利用する道路はC103号線です。この道路の走行には銃を持った警護の人が同乗しました。Cランクの道は危ないということでした。国立公園を西に抜け、タンザニアとの国境の町ナマンガ(Namanga)を通りました。ナマンガの町中ではカメラを向けてなくても、車内のカメラが見えると、何人も険悪な因縁を付けてきました。また、後から分ったことで最悪だったのは、この町で給油をしたことです。ナイロビを通って先に向かっていると、車が時々ノッキングをし始めます。修理屋で調べて貰うと、軽油に水を加えて増量した粗悪品が給油されているということでした。ケニアの旅はなかなか生半可なところではないなぁと思い知らされたのでした。幸いなことに、その後は怖い思いをしたことはありません。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 2日以上
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2023/06/29
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