ティエンムー寺 Chua Thien Mu

寺院・教会

フエ随一の名刹です。

4.0
旅行時期：2023/05（約3年前）

by arfaさん（男性）

フエクチコミ：6件

市内に300の寺院があるフエで1601年建立のティエンムー寺は最も古く美しい一番の名刹です。ティエンムー寺院を漢字で書くとティエンは「天」、ムーは「姥」を意味します。名前の由来は、広南朝までさかのぼり太祖グエン・ホアンは国を開くためにこの地を訪れた際、村民から、ある夜に赤い衣と緑色の裾を着た一人の老婆が丘の上に現れ人々に「いつかここに真の主がやって来て、霊気と龍脈をあつめ強力な国をつくるために、寺を建てるであろう」と伝承を聞いたグエン・ホアンは民衆の願いを叶えることができるように、また慶事の知らせに感謝をして、フォーン川に面する丘の上に寺を建て「天姥（ティエンムー）寺」を建立したと伝えられています。

さらに1963年6月11日ティエンムー寺のティック・クアン・ドック僧侶は南ベトナム政府の仏教へ弾圧に抗議し、サイゴン市（現ホーチミン市）まで車で行って、アメリカ大使館前で自らガソリンをかぶって焼身供養を行ないました。燃え盛る炎の中で絶命まで姿勢を崩さなかった様子は国際的に衝撃を与え世界の世論は南ベトナム批判に傾きます。