第二次大戦の戦禍から見事に復興した市民の象徴 世界遺産「Stare Miasto(ワルシャワ歴史地区)」
- 5.0
- 旅行時期:2019/03(約5年前)
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by World TraveRunnerさん(男性)
ワルシャワ クチコミ:12件
ワルシャワ市の最も古い地区です。でも第二次世界大戦後に再建された街並みです。
ポーランドは第二次世界大戦時にナチス・ドイツとソビエト連邦の両国による占領を繰り返す戦禍に見舞われ壊滅的な荒廃に見舞われた国です。ワルシャワの街は1596年にクラクフから首都が遷され発展を遂げ、その繁栄ぶりは「北のパリ」と称されるほどでした。しかし第二次世界大戦で街の8割以上が破壊され、旧市街にいたってはほとんどが瓦礫と化してしまいました。
しかし戦後、市民たちが町並みの復元に立ち上がり、18世紀の画家の風景画や、戦前から建築学校に残されていた建物の精密なスケッチを手がかりに、もともと使用されていた煉瓦は可能な限り再利用し、破片さえも元の場所にはめ込むなど、それは「レンガのひび割れ一つに至るまで」と形容されるほど丹念な修復をしたのです。この「破壊からの復元および維持への人々の営み」が評価され1980年に世界遺産に登録されました。
17~18世紀の町並みを忠実に復元したカラフルな街並みはとても美しく一見の価値ありです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2021/11/20
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