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セピア色の思い出:湖水地方に鉄道を引き、同時に鉄道会社が建てた、由緒ある古城ホテル ケズウィックに2泊した。

  • 4.0
  • 旅行時期:1978/08(約47年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

ケズウィック クチコミ:2件

≪湖水地方:古城ホテルThe Keswick Hotelケズウィックホテルに2泊≫

<1978年夏の休暇・イギリス旅行>
1978年8月5日(土)~19日(土)の15日間

<湖水地方に鉄道を引き、同時に鉄道会社が建てた、由緒ある古城ホテルThe Keswick Hotelケズウィックホテルに2泊し、湖水地方を巡った>

8月10日、もう1泊したかったDroitwich Spaドロイトウィッチ・スパのThe Chateau Impney Hotelシャトー・インプネー・ホテルを10時半に発ち、Birminghamバーミンガム、Manchesterマンチェスター、Lancasterランカスターと北上して、A6・A591でLake District湖水地方の入口Kendalケンダルを経由、Windermere Lakeウィンダミア湖を左に見ながら走る。ウィンダミア、Amblesideアンブルサイト、Grasmereグラスミア湖・グラスミアの町を過ぎると、A591の終点になるKeswickケズウィック(人口5千人)に至った。
この日は凡そ311kmの長距離を走った。

こぢんまりした町にある古城風(カントリーハウス)のホテルThe Keswick Hotelケズウィックホテルに2泊して、湖水地方を廻ったのだ。
尚、Keswickケズウィックは 13世紀の記録にチーズを作る農場という意味の"Kesewic"と記されていたと云う。
天気に恵まれた、この旅は良く日焼けしたものでした。
当時の写真を見ると、写真は焼きが悪かったらしく、もう黄ばんだものになっています。ただ、残念なことに、何故かホテルの写真はなく、湖水地方を巡った写真ばかりだった。このホテルは健在かと、検索してみたら次のようにヒットした。

≪かつてはThe Keswick Hotelケズウィックホテル、現在の名前はKeswick Country House Hotelケズウィック カントリーハウス ホテル≫
Station Rd, Keswick, CA12 4NQ,
http://www.thekeswickhotel.co.uk/keswick-country-house/

この古城ホテルは*当時入手していた1973年発行のChateux Hotelsシャトーホテル(仏81、独15、オーストリア4、英11、アイルランド1、スイス1合計113の古城ホテル、マナーハウスを掲載した)案内書にあった。
そこで「19世紀の古城は美しい湖水地方の中心にある」と紹介された古城ホテルは76室あることが表示されていた。デュッセルドルフの旅行社で予約したが、1泊朝食付きで家族4人分DM100(1973年発行の案内書では一人£5~6)、従って2泊分はDM200でした。
昼食や夕食は、街中や出かけた際に適当に食べたようだ。記録に10日ケズウィックで昼£4.3、夜8.8、11日£2.5、6.3と、それぞれ書かれていた。 

現在は4星・全74室、4エーカーに及ぶ芝生と手入れの行き届いた庭園内に建つエレガントな古城風(カントリーハウス)のホテルである。
The Lonsdale Restaurantロンズデール(第5代ロンズデール伯爵・・・ホテルの歴史にある)の名前の郷土料理を主とするレストランがある。

ケズウィックの町の中心に徒歩5分の場所に位置し、Derwentwaterダーウェントウォーター湖から2.8 kmの距離にある。
ホテルの歴史に後述した様に一部の部屋はケズウィック駅の旧駅舎内にあり、当時から残るプラットフォームにもアクセスできる。

ホテルの歴史:
ケズウィックホテルは元来the Cockermouth, Keswick and Penrith Railway Companyコッカーマス・ケズウィック・およびペンリス鉄道会社により所有されていた。1865年に鉄道の開業と一致するように建設される予定だったが、ホテル自身は1869年に完成された。
ホテルに隣接する鉄道駅は1865年1月2日に開業し、1972年3月6日に閉業した。
(従って、私共が2泊した時は既に鉄道の役目を終えていたわけだ)

毎年、ケズウィックホテルには多くの有名な方々が滞在されている。
中でも、1895年8月14日に、Earl of Lonsdaleロンズデール伯爵(Hugh Cecil Lowtheヒュー・セシル・ラウザー、第5代ロンズデール伯爵のことか?)はKaiser Wilhelmヴィルヘルム皇帝陛下、Lord and Lady Churchillチャーチル夫妻(Charles Richard John Spencer-Churchillチャールズ・スペンサー=チャーチル第9代マールバラ公爵のことか?)、Marquis of Worcesterウースター侯爵(Henry Adelbert Wellington FitzRoy Somerset, 9th Duke of Beaufortヘンリー・アデルバート・ウェリントン・フィッツロイ・サマセット第9代ボーフォート公爵のことか?)などの貴賓たちとパーティーを主催した。この時の出席者のリストも展示されている。

また、1956年10月にケズウィックホテルの最大最高の訪問客であろう、Her Majesty Queen Elizabeth IIエリザベス2世女王陛下がご訪問された。その訪問時の写真がラウンジエリアに3つの大きい写真で掲示されている。
1997年には旧駅舎内に8寝室が改装設備され、個々の寝室には有名な画家の名が付けられている。
2002年にChoice Hotelsチョイスホテルズにより買収されたが、現在もケズウィックホテルは湖水地方の最もよいホテルのうちの1つであり続ける。

・・・・・・・・

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
家族旅行
観光の所要時間:
2日以上

クチコミ投稿日:2020/12/03

いいね!:6

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