ハリュ県が一望出来ます。
- 4.0
- 旅行時期:2019/09(約6年前)
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by かるあみるくさん(男性)
タリン クチコミ:109件
タリン郊外のピリタ地区にあるテレビ塔で、高さは314m、展望台は170mの位置にあります。タリンでモスクワオリンピックの一部競技を行う為に開発が進んでいた1970年代後半に建設され、モスクワオリンピックの直前に開業しました。
その後エストニアが独立回復したあとは自由に入場できる観光スポットとして解放されています。展望台は21階と22階に造られていて、21階はガラス越しの展望台、22階はレストランと屋外バルコニーの展望台になっています。
少し遠くなりますがタリンの旧市街の名所も見えます。遠くてもアレクサンドルネフスキー大聖堂、市庁舎の塔、オレヴィステ教会、ニグリステ教会などは肉眼でもわかります。私は300ミリの望遠レンズを持ち歩いているのでカメラ越しに見えましたが、肉眼だと細かい旧市街の建物までを見るのは難しいと思います。一応望遠鏡も設置されています。
エストニアは平地の多い国で高層の建物も首都タリンの新市街のごく一部地域以外にはないことから、ハリュ県全域やフィンランド湾が見通せます。ここに来るとエストニアが森の国というのはよくわかると思います。特に北側のヴィイムシ、ハーブニーメ、ムーガ方面は森が広がっています。このあたりは肉眼でもはっきりと観察出来ます。
その他にも展望フロアでは情報端末で過去のタリンの風景のCGを見たり歴史について学ぶことも出来ます。
ちなみにこの塔は1991年8月クーデターの際にタリンでは再激戦になった場所で、テレビ塔に立てこもる職員に対し国家非常事態委員会側のソビエト軍が攻撃をしかけましたが、テレビ塔の消火装置などを武器に守りきったという歴史がありその事についてもかなりの解説がされていました。テレビ塔にはその際の銃痕があるそうです。そのほかテレビ塔の下の公園にはBTR70兵員輸送車が展示されていました。
私は月曜日の朝に訪れていてガラガラだったのですが、現地での話やクチコミでは割と混雑して入場制限、滞在時間制限なんて事もあるようです。タリンカードで無料に入場出来るほかに優先入場も可能だそうです。金額的にタリンカード買わないとちょっと高いかなって私は感じましたが、タリンカードを持っていて時間的に余裕があるのは訪れて損はないかなと・・・。
タリン旧市街だけでは発見できないタリンがここからは見えました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- ヴィルケスクスからバスで20分ほど行った場所にあります。バス停からはすぐ。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- タリンカードで無料で入場できますが、単体で買うと15ユーロと割高です。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 月曜日と言うこともあり空いていましたが、週末には結構混むそうです。
- 展示内容:
- 4.0
- タリンやハリュ県を見渡せる眺望の他、歴史や科学的な展示もあります。企画展はエストニア語だけの解説でした。
クチコミ投稿日:2020/08/31
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