ロワール川左岸に建つヴァロワ王家の居城
- 4.0
- 旅行時期:2018/07(約7年前)
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by piglet2017さん(非公開)
アンボワーズ クチコミ:5件
ロワール川の川中島でくつろいでいるレオナルド・ダ・ヴィンチ像の横で、対岸にそびえる城の全貌を眺めてから、城内を見学しました。
欧州の歴史ドラマ『ボルジア欲望の系譜』で、イタリア遠征を行ったシャルル8世が生まれ育った城で、遠征でイタリア芸術に魅せられ、イタリア人職人をフランスに連れ帰って改修した部分がシャルル8世棟です。ドラマでは城に滞在していたチェーザレ・ボルジアとシャルル8世が室内テニスをし、試合後に部屋の出口の石の梁に頭をぶつけて王は亡くなります。シャルル8世棟の入口にある衛兵の間には、ルイ14世時代に、逮捕したフーケを護送するためにダルタニャンも滞在したそうです。
フランソワ1世もこの城で育ち、即位後にルネサンス様式でフランソワ1世棟を増築していますが、お得意のサラマンダーもあまり目立たず、フランソワ1世時代の気配は、手厚く庇護したレオナルド・ダ・ヴィンチの墓しか残されていませんでした。衛兵の間に展示されている見取り図を見ると、現存するのは黒で描かれたロワール川に面した部分だけで、大半は失われたようです。
お城は高台にあるので、テラスから眺めるアンボワーズの町並みも素晴らしいものでした。アンボワーズのパノラマを楽しむためにも、入場見学をおすすめします。
- 施設の満足度
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4.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2020/07/12
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