シレジア博物館の挨拶文 -波乱に満ちた歴史と多様な文化を持ち、ヨーロッパ中心の魅力的な地域にあなたを招待します
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- 旅行時期:2019/11(約6年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ゲルリッツ クチコミ:8件
シレジア博物館(Silesian Museum Schlesisches Museum zu Görlitz)はかつてビール醸造所だったらしい、Untermarkt(Lower Market Square)に面した立派な建物だ。
シレジア博物館の挨拶文にはこうある。
「波乱に満ちた歴史と多様な文化を持ち、ヨーロッパの中心の魅力的な地域にあなたを招待します。」
まさに波乱かつ多様性のある地帯であるシレジア。博物館のコンセプトとして、シレジアの伝統はドイツ人、ポーランド人、チェコ人の共通の遺産と位置づけ、シレジアの過去から未来にかけて網羅的に紹介している。そして、この地域は影響力を及ぼしていたのは、ハプスブルク家に続いてプロイセンだったので、展示品を見ているとスラブと言うよりもドイツらしさを濃く感じる。
このシレジアにに特化した博物館ながら展示内容はシレジアの中心地であったブレスラウ(ヴロツワフ)の説明が圧倒的に多い。ヴロツワフは当時芸術と科学で注目され、シレジアの首都だったのだから力点を置かれるのももっともだ。また、ドイツ人の手によって築かれた町でもあるので、ドイツ人としても思い入れが深いのだろう。博物館内にはヴロツワフ市庁舎やヴロツワフ(ブレスラウ)大学の模型までもが展示されている。
当時、シレジアを訪れる人は皆魅了されたらしい。ゲーテが1790年にシレジアに旅行した時も自然の美しさと豊かな文化にふれ感嘆したと言う。
多様性豊かで、何世紀もドイツ語が中心言語だったが、ポーランド語、モラヴィア語、チェコ語、イディッシュ語も話されていたという。ヨーロッパ内の貿易ではシレジア地方が経由地帯となり、芸術家、詩人、科学者はヨーロッパ文化に多大な影響を及ぼした。
シレジア博物館のもう一つの目玉はシレジア各地の工芸品の収蔵である。ヴロツワフの金細工、クルコノシェ山脈の切子ガラス、プルシュクフの鮮やかなファイアンス焼き、グリヴィツェの鋳物製品、ボレスワヴィエツやワルデンブルク地方の磁器などが展示されている。
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/07/08
いいね!:2票
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