ドイツの中世都市の形成史そのもののゲルリッツを俯瞰できる優れた郷土資料館
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- 旅行時期:2019/11(約6年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ゲルリッツ クチコミ:8件
ゲルリッツの歴史博物館(Kulturhistorisches Museum Görlitz)についてはガイドブックの記載がほとんどない。しかし、街のあちこちに分館があり、この街を訪れたらシレジア博物館と共に必見の博物館である。
このゲルリッツの近郊はスラブとゲルマンが拮抗していた地域で、それ故に歴史も面白く、ゲルリッツの発展はドイツの中世都市の形成史そのもの、特定の時代に偏らない網羅的な展示も好ましい。
街を訪れたら、まずは地元の歴史から巡るのが街巡りの王道である。入館料の支払でクレジットカードが使えず、非常時用として持っていたユーロ札にて支払った。ポーランドからの日帰り旅だったのでユーロの持ち合わせが少なく不安に感じたが、この後の博物館すべてにおいてクレジットカード使用不可であった。どこも現金払いくせに、ゲルリッツの街中にはATMが少なく、最後に駐車場代を支払う為にゲルリッツ駅のATMで現金を下ろすことになってしまった。
ゲルリッツ歴史博物館についてはガイドブックの記載がほとんどない。シレジア博物館やオーバーラウジッツ学術図書館の陰に隠れて取り上げられること自体が少ないようだ。しかし、訪れてみると、展示も見やすく網羅的でとても価値ある博物館だった。こういった郷土資料館的な博物館は得意分野のみを重点的に扱う博物館も多く、網羅的に郷土史を学べる展示というのは実は多くはない。しかし、こちらは懇切丁寧に時代をおって街の発展史を眺めることができる。
入館すると親切な高齢スタッフの方が館内の導線を途中まで案内してくださる。地階はゲルリッツ近辺の古代のブースで石器時代から始まり、コンパクトかつ丁寧に歴史が綴られるので素人でも楽しめる。
<古代>~<中世>~<近現代>の各フロア詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/%e3%82%b2%e3%83%ab%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%84-gorlitz-%e5%8d%9a%e7%89%a9%e9%a4%a8-%e7%be%8e%e8%a1%93%e9%a4%a8/
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/07/06
いいね!:3票
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