15軒分
- 3.5
- 旅行時期:2019/01(約7年前)
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by 聖さん(女性)
フィレンツェ クチコミ:82件
共和国広場の大アーチ門を抜けた西側にある一区画を占めるような建物は、
銀行家フィリッポ=ストロッツィがメディチ家に対抗して街一番の邸宅を建てようとしたものです。
中世の密接した住宅事情の中で15軒分の建物を買収して用地確保しただだけに、上から見ると存在感や重量感を感じました。
1489年頃に建築が始まり2年後の1491年にフィリッポ氏死亡、
建築は1538年のストロッツィ家の亡命で終わり、政敵であったメディチ家に没収されてしまいます。
なので南側のファサードが未完。
同じくメディチ家に対抗して建てようとしたピッティ宮がストロッツィ宮より前の1457年着工、1472年ルカ・ピッティの死去により中止、
1550年頃からメディチ家の宮殿として建築再開ですから、
フィリッポさん、ピッティと同じ轍を踏んだなぁと言う印象を受けてしまいました。
ちなみにメディチ家はピッティ宮を改修する際に中庭はストロッツィ宮殿が入る大きさと言う注文をだしたそうな。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
クチコミ投稿日:2020/04/22
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